家の顔「玄関」を観葉植物でおしゃれに!暗くても置けるおすすめ種類と注意点

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小野寺葉月

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玄関は家の顔でもあり、気が出入りする場所でもあります。明るく清潔な玄関は、なんだかいい気を運んでくれそうですよね。ここでは玄関をより素敵にするおすすめの観葉植物と飾る時の注意点をお伝えします。

目次

玄関に観葉植物がおすすめな理由

玄関はお客様が一番最初に訪れる場所です。玄関がきれいだとお家の印象がぐっとアップします。  自分も家族も玄関が綺麗であれば、朝すがすがしい気持ちで家を出ることができますし、帰ってきた時も気持ちが良く、家で過ごす時間が楽しみになりますよね。家で過ごす時間の質が上がると、一日の満足度が全く変わってきます。

玄関はお客様が一番最初に訪れる場所。グリーンがあるだけで、空間に色が入り明るい雰囲気になります。また、お気に入りの観葉植物があれば、こまめに掃除して整えたくなるはず。第一印象もぐっと良くなりそうですね。

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日当たりが悪い玄関に観葉植物は置ける?

玄関をおしゃれにしたいけれど、どうしたら良いのかわからない…雑貨を置けばいい?それとも写真?そんな方は、まず植物を取り入れてみるのがおすすめです。  植物を置くとガラッとイメージが変わります。植物があると雰囲気が明るくなりますし、帰ってきたときに植物があるだけでリラックスできる空間をつくることができます。

玄関が北向きだったり、窓がなかったり。どうしても日当たりが悪い場合は正直植物にとって好ましい環境とは言えません。

暗めの玄関ならば耐陰性のある観葉植物を選ぶとよいでしょう。耐陰性があるとは言えど、日光に当てた方が健やかに育ちます。週に数回は日当たりの良いところに置いたり、家を開ける時に日当たりの良い場所に移動させて日に当てるだけでも違います。または、生花を生けることもおすすめです。玄関に季節の花があるのは、とてもおしゃれで四季を感じられます。

日当たりの悪い玄関におすすめの観葉植物

耐陰性があり、比較的暗めの場所でも育てることができる観葉植物です。暗めと言っても、真っ暗な環境、全く日が入らない場合は植物も弱ります。ある程度光があることを前提にしてください。

サンスベリア

トラノオという別名もあるサンスベリアは力強いフォルムで男っぽいテイストとよく合います。  アイアンや木製のものでも暗い色味の家具などと相性が良いでしょう。  サンスベリアは空気清浄効果があるとされており、その効果はNASAも認めているんです!  オフィスや公共の場でも植栽として人気です。

トラノオという別名もあるサンスベリアは力強いフォルムで男っぽいテイストとよく合います。アイアンや木製のものでも暗い色味の家具などと相性がよいでしょう。

サンスベリアは空気清浄効果があるとされており、その効果はNASAも認めているんです!オフィスや公共の場でも植栽として人気です。

サンスベリア・トリファスキアタ・ローレンティ

  • サンスベリア(サンセベリア)はキジカクシ科サンスベリア属に分類される熱帯アフリカが原産の観葉植物です。 和名はチトセランで、トリファスキアタ・ローレンティは覆輪斑であるためフクリンチトセランとも呼ばれています。しかし、ローレンティもフクリンチトセランもあまり一般的ではないようで、流通する場合はサンスベリアやトラノオ(虎の尾)という名前が多いようです。 トラノオはそのままの意味で、見た目が虎の尾に似ているからそう呼ばれるようになったそうです。 サンスベリアは空気清浄能力が高く、さらには金運をアップさせる開運植物として売られることもあります。 葉に水分を蓄えることが出来るため、乾燥に強く、逆に蒸れに弱いです。

 

シェフレラ(カポック

バッサイア(ブラッサイア)等の仲間で、世界の温帯~熱帯に約600品種あると言われています。  一般的に流通しているシェフレラはホンコンと呼ばれる品種で、霜が降りなければ氷点下近くになっても耐える事が出来ます。

シェフレラは中国南部~台湾が原産の観葉植物です。カポックという名前でも呼ばれています。日本でも温暖な地域であれば屋外で越冬もできるほど非常に強く、育てやすいです。

一般的に流通しているシェフレラはホンコンと呼ばれる品種で、霜が降りなければ氷点下近くになっても耐えることができます。

 

斑入り品種もあり、ハッピーイエローという名で流通していることがあります。  シンプルな草姿をしているため、何にでも合いそうですね!

斑入り品種もあり、ハッピーイエローという名で流通していることがあります。シンプルな草姿をしているため、何にでも合いそうですね!

カポック(シェフレラ)

  • ホームセンターなどでもよく売られているカポック(シェフレラ)は、中国南部~台湾が原産の観葉植物です。カポック(シェフレラ)とは本来パンヤノキのことを指しますが、シェフレラ・アルボリコラの葉がパンヤノキに似ていることからカポック(シェフレラ)という流通名がついています。斑入り品種のホンコンカポックやドワーフなど複数の品種が作られています。 日本でも暖かい地域であれば屋外越冬可能で、ビルの2階程度の高さまで育っているものもあります。観葉植物の中でも育てやすいので、観葉植物の入門種としても最適です。

 

ベゴニア

ベゴニアは優しく、柔らかい光を好みます。そのため多少薄暗い環境でも育てることができます。葉の形、模様も個性的で花が咲く種類もあります。

 

冬の玄関は冷えるので寒さに強い種類を選ぶのもあり。キャサリンメイヤーは、寒さに強いベゴニアです。

 

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観葉植物でおしゃれな玄関づくり

ここからは玄関に飾るのにおすすめの観葉植物をご紹介します。

ゴムノキ

フィカス属の総称 ゴムの木

フィカス属の総称です。インドゴムノキやカシワバゴムノキなど、インテリアとして人気のゴムノキはフィカス属の観葉植物で、古くは樹液がゴムの原料として利用されていました。現在では観葉植物としての用途の方が主で、幅広い種類が親しまれています。

耐寒性は10℃ほどでそこまで寒さに強いわけではないので、冬場、玄関だと気温が下がりすぎてしまう場合は場所を移動したほうがよいでしょう。

インドゴムノキ

  • インドゴムノキは主にインドが原産の常緑高木で、観葉植物のゴムの木類の中でもメジャーな種になります。20~30cm程度の大きな楕円形の葉をつけます。インドゴムノキを基本として多くの園芸品種が作り出されています。最近では本来のインドゴムノキはあまり流通しておらず、インドゴムノキの枝変わりであるデコラゴムノキ(Ficus elastoca ‘Decora’)がインドゴムノキとして主に流通しています。 インドゴムノキとデコラゴムノキは葉の形やつけかたから見分けることができます。インドゴムノキが縦長な楕円形の葉を垂らすようにつけるのに対し、デコラゴムノキは丸みのある楕円形で全体的に葉が立つようにつけます。 ※画像はインドゴムノキの園芸品種メラニーです。

 

ガジュマル

ガジュマル

ガジュマルは沖縄ではキジムナーといわれる、子供の精霊(樹木の精霊や火の精霊など諸説あります)が宿るといわれています。

光が好きな木なので定期的に日光に当てることができれば、玄関での管理も可能です。

耐寒性はやや弱い(5℃以上)なので、冬場気温が下がってしまう場合はゴムノキ同様場所を移動したほうがよいでしょう。

気温低下や乾燥、日照不足によって落葉してしまうことがあります。そんな時は家の中でも暖かい場所に移動して、日の当たる窓辺など強すぎない日光に当てることで、来春に新芽が出て葉が茂ってきます。

ガジュマル

  • ガジュマルは人気の観葉植物です。沖縄地方では「キジムナー」と呼ばれる精霊が宿るといわれています。ガジュマルは熱帯~亜熱帯地方に分布する常緑高木なので暖かくて日光のある場所を好みます。日光にあてること、水のやり方には気を配る必要がありますが、基本的には育てやすい観葉植物です。 また、ガジュマルは、幹の途中から気根という根を出しています。気根が地中に付くと太くなり、ガジュマルの木を支える支柱根となります。地植えにされているガジュマルはこの気根が多く、風に揺れる気根は不思議な雰囲気を醸し出しています。 ガジュマルのその太い幹とまるく厚みがある濃い緑色をしている葉は生命力を感じさせ、独特な形をしているので人気があります。鹿児島県沖永良部島の国頭小学校の校庭には樹齢100年を超える日本一のガジュマルが植えられています。 ガジュマルには尖閣ガジュマルやパンダガジュマルなどの種類があり、葉の形などが違います。

 

モンステラ

サトイモ科 モンステラ

サトイモ科の植物であるモンステラは大きな葉に切れ込みがきれいです。南国のイメージがあり観葉植物の中でも人気があります。

茎と葉が横に広がるので大きい鉢を置く場合は広いスペースが必要になりますが、収納や棚の上に置く場合は小さい鉢でも、葉が広がるので寂しくありません。

モンステラの茎葉は、切ると白い液体が出てきます。「シュウ酸カルシウム」と言い、目に入ったりすると危険です。体質によっては素手で触ると手がかぶれてしまう場合があります。また、犬や猫などペットがかじったりしないように注意が必要です。

モンステラ

  • 大人気の観葉植物モンステラ。こんな風に生えている自生地へ行ってみたいと思うほど、迫力があります。モンステラは熱帯アメリカに分布するつる性(または半つる性)の植物で、20~40種類あると言われています。葉は生長するにつれ、縁から切れ込みが入ったり穴があき、独特な面白い姿になります。 モンステラは水が好きな植物ですが、大きな株になれば乾燥にも比較的強くなる強健な観葉植物です。モンステラは葉の縁に水孔(すいこう)と呼ばれる排水器官があり、朝方モンステラを見てみると葉の縁に水滴が付いていることがあります。全ての植物に水孔がついている訳ではないので、初めはビックリしてしまうかもしれませんが、モンステラの状態が悪くなっている訳では無く、むしろ健康な証拠なので気にしなくて大丈夫です。

 

テーブルヤシ

テーブルヤシ

テーブルヤシはヤシ科の観葉植物の中でもテーブルの上で管理できるほど手軽で小型な品種です。

テーブルヤシを棚の上などに置いてもよいでしょう。風通しが良くないとハダニが発生する場合があります。ハダニはホコリと乾燥が好きなので、霧吹きなどで葉水をかけて管理しましょう。合わせやすい素材としてはラタンや木製です。

明るい色味と相性が良いので、アジアンテイストやナチュラルテイストによく合います。

テーブルヤシ

  • テーブルヤシは中南米原産の比較的小型なヤシのグループです。一般的にテーブルヤシとして流通しているのはエレガンス(Chamaedorea elegans)という種類です。テーブルヤシはヤシ科であるものの、耐陰性が高く室内で育てても徒長しにくいです。また、生長がそこまで早くはないためインテリア性も高いです。

 

アスプレニウム

アスプレニウムは、アスプレニウム属に分類されているシダの総称です。有名な品種ではタニワタリやオオタニワタリがあります。よくエメラルドウェーブという葉が波打っているアスプレニウムが流通しています。
タニワタリなどは樹木に着生している着生シダなので、流木などにあしらっても良さそうですね。

アスプレニウムは、アスプレニウム属に分類されているシダの総称です。有名な品種ではタニワタリやオオタニワタリがあります。よくエメラルドウェーブという葉が波打っているアスプレニウムが流通しています。

タニワタリなどは樹木に着生している着生シダなので、流木などにあしらっても良さそうですね。

アスプレニウム

  • アスプレニウムは主に熱帯~亜熱帯地域に多く分布しているシダ植物で、約700種存在すると言われています。日本ではオオタニワタリなどが沖縄などに分布しています。その他園芸品種として良く流通するものとしてエメラルドウェーブやアビスというものがあります。いずれも基本的には常緑のシダ植物で、半日陰~日陰を好みます。また、オオタニワタリなど一部のアスプレニウムは新芽を食用とする場合があります。

 

ブルースター

フレボディウム・ブルースターは人気のシダ植物になります。  シルバーがかった葉が美しく、人気があります。  また、とても大きくなり、しっかり育成すれば立派な株へと成長します。  白や黒の鉢と合わせると合いそうですね!  大きい鉢を置きたいときは、それに合わせてキャスター付きの花台などを鉢の下に置くと移動がしやすくなります。  キャスター付きの花台はホームセンターなどで売っているほか、インターネットでも購入可能です。

フレボディウム・ブルースターは人気のシダ植物になります。シルバーがかった葉が美しく、人気があります。また、とても大きくなり、しっかり育成すれば立派な株へと生長します。白や黒の鉢と合わせると合いそうですね!

ポトス

ポトスは観葉植物初心者でも育てやすく、様々な品種があるため葉色を選んでコーディネートもしやすいです。吊り下げるスペースがあれば吊り下げてもいいかもしれません。

ポトスは観葉植物初心者でも育てやすく、様々な品種があるため葉色を選んでコーディネートもしやすいです。吊り下げるスペースがあれば吊り下げてもよいかもしれません。

ポトスは垂れ下がるイメージのある植物ですが、登坂する性質を持っているため、支柱を立てておくと上に向かって誘引することができます。時間はかかりますが、そうして大鉢に仕立てることも可能です。

ポトス

  • ポトスは熱帯地域原産のツル性観葉植物で、モンステラなどと同じ定番の観葉植物です。日本では葉が小さくハンギング用の鉢に植えられていることが多いですが、ヘゴ棒などで上へ向かうように仕立てると葉が大きくなり、モンステラのような切れ込みが入るようになります。逆に、ポトスを下垂させるようにすると葉は小さくなり、よく見かける形状のものになります。 ポトスの名前で一般的に流通しているのはEpipremnum aureum という種類で、多くの園芸品種が作られています。また、沖縄を含む世界の亜熱帯~熱帯に帰化・定着している例が見られます。  

 

フィロデンドロン・セローム

セロームはモンステラと同じくサトイモ科に分類されている観葉植物で、葉の縁が波打っているのが特徴です。  大きな葉を展開させるのが特徴で、モンステラの様に茎を横に長く伸ばさないため飾りやすいと思います。  葉が印象的なので、カラフルなテラコッタの鉢などに植え込んでも映えそうですね。

セロームはモンステラと同じくサトイモ科に分類されている観葉植物で、葉の縁が波打っているのが特徴です。大きな葉を展開させるのが特徴で、モンステラの様に茎を横に長く伸ばさないため飾りやすいと思います。葉が印象的なので、カラフルなテラコッタの鉢などに植え込んでも映えそうですね。

フィロデンドロン・セローム

  • セロームは直立性のフィロデンドロンで、切れ込みが入った大きい葉と突起の生えた幹が魅力的な観葉植物です。また、幹の途中から気根を出す場合があります。樹液にはシュウ酸カルシウムが含まれているため口に入らないよう注意しましょう。

 

入り口にハンギンググリーンをプラス

吊るす観葉植物 アイビー へデラ

玄関は中だけではありません。そう、外もあります。屋内、屋外どちらも栽培可能な植物を飾ってみませんか。

おすすめはアイビー。つる性なので吊るして飾っても映えます。

季節の花をプラス

migiwa フラワーベース 花瓶

季節に合わせて旬の生花を一緒に飾れば、四季を感じる玄関に。庭で育てた花を生けてもよいですね。

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暗い玄関に置ける観葉植物まとめ

◆玄関は家の顔!綺麗に保つことで日常の満足度をあげることができる  ◆玄関に窓がない場合は耐陰性の植物を選ぶこと  ◆観葉植物は週に何度かカーテン越しの光で日光浴をしよう

玄関に観葉植物を飾る時の注意点

ポイントを押さえておけば、植物も健やかに育ちます。大事なポイントをまとめました。

日当たりがイマイチならば、移動を

購入した時から、育ってはいるけれどなんかひょろっとしている。明らかに形が崩れた場合は徒長(とちょう)と言い、日光が不足していることも原因の一つです。日光が足りていないサインなので、日当たりの良い場所に移動することが望ましいです。週に2〜3回や、午前中だけは日当たりの良い場所に置くなど調整してみるのもよいでしょう。

キャスター付きの花台などを鉢の下に置くと移動がしやすくなります。

 

こもった空気は苦手。風通し良く

モワッとした空気。私たち人間も苦手だと思います。風通しの悪い環境は病害虫の原因になりかねません。適宜換気をして新鮮な風に当ててください。

 

鉢底皿に水を溜めない

水やり後にありがちなのが、鉢底皿が水浸し。水が溜まったままだと虫の発生や、過度の湿度で根腐れや病気の発生などにつながります。

 

自分も家族も玄関が綺麗であれば、朝すがすがしい気持ちで家を出ることができますし、帰ってきた時も気持ちが良く、家で過ごす時間が楽しみになりますよね。家で過ごす時間の質が上がると、一日の満足度が全く変わってきます。お気に入りの植物や花を飾ってみてください。 

 

 

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小野寺葉月

中高短で美術を学び、卒業後観葉植物も扱う雑貨店で店長、バイヤーを担当。産後LOVEGREEN編集部で季節や庭木、虫の記事担当しつつ、説明や挿絵などで再び絵を描き始める。Botapiiでもエディブルガーデン他のイラストを担当。縁あって現在はフィリピンのセブ在住。ダイビングリゾートで広報も担当している為、海の中やマクロダイビングの世界に夢中。魚より珊瑚やホヤ、海藻など植物寄りの世界が好き。勘と勢いで生きている。

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