ポトスの育て方|植物図鑑

植物名
ポトス
学名
Epipremnum aureum
英名
Pothos
科名
サトイモ科
属名
ハブカズラ属
原産地
東南アジア熱帯雨林地帯など

ポトスの特徴

ポトスといえば、定番の観葉植物ですよね。初心者でも育てやすく、どんどん品種が増えて、新しい魅力的な品種も開発されているので、ベテランの園芸家も楽しめる植物です。

仕立て方も、ハンギングで上から垂らしたり、逆にヘゴ仕立てなどで上に這わせていくなど、変化も楽しめますし、切って水に挿しておけば簡単に発根するといった楽しみもあります。

もっとも飽きのこない観葉植物と言っていいでしょう。

日本で販売されているポトスのほとんどは幼株で、葉が小さいですが、自生地などに生えている本来のポトスは葉の大きさが1m近くになる大型の観葉植物です。

また、大きくなった葉はモンステラの様に縁から切れ込みが入ります。斑がマーブル模様に入った大きな葉に切れ込みが入っている姿は非常に美しく、今まで持っていたポトスのイメージを覆すものだと思います。

一般家庭でそこまで大きくするのは至難の業ですが、温暖な環境下でへゴ支柱や庭木に這わせるようにすれば大きくなることがあるそうです。

 

ポトスの詳細情報

園芸分類 観葉植物
耐寒性 品種によりますが、やや弱い
耐暑性 強い
花色 白色など
開花時期 不定期

ポトスの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
肥料

ポトスの栽培環境

日当たり・置き場所

日光
ポトスは日光を好みますが直射日光に弱く、耐陰性があるため半日陰で管理してください。
【屋外】
春~秋にかけて屋外で管理することができますが、直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、30%~50%の遮光をしてください。遮光率はそれぞれの環境に合わせて調整してください。
気温が高ければ高いほど葉焼けは起きやすくなるので、40℃を超える場合は日陰に移すことをおすすめします。
遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。

【屋内】
耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。しかし、日光がよく当たった方が健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。
室内だからと言って直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。

【置き場所】
耐陰性もあるため、室内の日光が入る場所なら大丈夫です。 ただし、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動してください。

温度

高温には強い植物ですが、低温には弱いので、8℃以下にならない様に気をつけましょう。
ベランダ等で育てられている方は、外の気温が15℃ぐらいから室内に取り込んで下さい。
気温が10℃前後になると成長が緩慢になります。

用土

ポトスは高温多湿を好みますが、水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。
そのため、出来るだけ水はけの良い土を使うのをおすすめします。
自分でブレンドする場合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合でブレンドし、生育環境に合わせて微調整してください。
また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。

ポトスの育て方のポイント

水やり

ポトスは寒さに弱いので季節や気温(室温)によって水やりのタイミングを変える必要があります。
【気温が10℃以上のとき】
主に春~秋の成長期では土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えるようにします。

【気温が10℃以下のとき】
ポトスは気温が10℃前後を切ってくると成長が緩慢になってきます。そのため、水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らします。具体的には、表面の土が乾燥してから2~3日経ってから水やりをしてください。
ポトスを乾燥させて樹液の濃度を高めることで耐寒性を上げる事が出来ます。

【葉水】
葉水は乾燥を防ぐだけでなくハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので、毎日1回は霧吹きなどでするようにしましょう。
ポトスは葉にホコリが積もりやすいので、葉水のときに濡らしたティッシュペーパーか、ハンディモップを使って拭いて下さい。

肥料

基本的に肥料は無くても良いのですが、与えた方が成長がはやくなります。
冬場の成長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の成長期に与えるようにします。
肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。
有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

病害虫

【ハダニ】
黄緑や赤い体色をした0.5mmほどの小さな害虫です。葉の裏側に潜み吸汁します。ハダニに吸汁された箇所は白い斑点状になるのですぐ分かります。そのまま放置しておくと最悪の場合枯れてしまいます。

【アブラムシ】 アブラムシは2~4mmほどの小さな害虫です。幼虫、成虫ともに葉や蕾を吸汁します。群生していることが多く、早めに対処しないと手遅れになる場合があります。
アブラムシはスス病などのウイルス病の媒介者で、吸汁されてしまうとそこからウイルスがポトスの中に侵入し、病気を発症させます。
また、小さな株は発症しなくても吸汁されたことで体力がなくなり、そのまま枯れてしまう場合があります。

【カイガラムシ】
3mmほどの小さな虫で、白い綿毛のようなものを背負っています。吸汁して生長していくと、身体からワックスなどを分泌し、身体を守ろうとします。
カイガラムシに吸汁されると株が弱ってしまい、そのまま枯れてしまうことがあります。

【ナメクジ】
葉や花芽など、食べれる場所ならどこでも食害する性質の悪い害虫です。
外に出していると寄ってくる場合があるので、注意してください。
大食漢でもあるので、梅雨時などナメクジが発生しやすい時期は夜に見回りをしてください。
少し食害された程度なら生長に問題はありませんが、小さい株の場合は葉の大半を食害されたり、生長点を食害されると枯れてしまう可能性があります。

【ダンゴムシ】
柔らかい花芽や新葉、根、発芽したての株を食害します。ナメクジより食害される可能性は低いですが、外で管理しており地面の近くにポトスを置いている場合は注意が必要です。

【バッタ】
イナゴなどのバッタは葉の硬さに関係なく食害します。また、食害する量も多いので気付かないでいると手遅れになっていることがあります。
割り箸などで見つけ次第捕殺してください。防虫ネットも有効です。

ポトスの詳しい育て方

選び方

ポトスを買う時は必ず病害虫に注意してください。
ハダニやアブラムシ等が付着している株を買ってしまうと後々ポトスが弱ってしまったり、最悪の場合他の植物へ付着してしまう可能性があります。
ポトスは美しい葉が特徴なので、出来るだけ葉が健康的で多く付いており、枝ぶりの良いものを選んでください。

植え付け

植え付けは5月~9月の暖かい時期に行ってください。 7月以降に植え付けを行う場合は猛暑日は避けるようにします。
根が出ていない場合は、根が出るまで常に土が湿っているようにしてください。

剪定・切り戻し

ポトスは春~秋が成長期にあたるので、春~秋の間に剪定します。
古くなってきた葉や邪魔な葉などが、風通しを悪くしている場合は、思い切って剪定してしまうことをおすすめします。切れ味のいいハサミやナイフを使って剪定してください。
ポトスを始めとしたサトイモ科の樹液には人体にあまり良くない成分が含まれており、触れてしまうと体質によっては皮膚がかぶれてしまうことがあります。
そのため、グローブやゴム手袋などをして触れないようにしてください。また、触れてしまった場合は流水でよく流してください。
剪定した葉は花瓶などに生けたりすると、葉が美しいためインテリアとしても抜群の存在感を出してくれるのではないでしょうか。

植え替え・鉢替え

ポトスは植え替えをしないでいると鉢が根でパンパンになってしまい根詰まりを起こしてしまいます。
そのため、環境にもよりますが1~2年に1度1回り大きい鉢に植え替えをする必要があります。
水はけの良い土を使って植え替え、鉢底にはしっかりと鉢底石を入れてください。
植え替え時期は5~6月頃が最適です。

サトイモ科の植物は花が特徴的で、肉穂花序とよばれる円筒状の部分が花の本体で、周りの白や赤と言った襟のような部分は仏炎苞と呼ばれています。
肉穂花序よりも仏炎苞の方が派手なため、アンスリウムなどは様々な色の仏炎苞を持つ品種が作られています。ちなみに、ポトスの仏炎苞の色は白色です。

夏越し

屋外で、気温が40℃以上になった場合は日陰に移動してください。30~50%程度の遮光をすると葉焼けを防止することが出来ます。
水やりは土の表面が乾いたら夕方~夜にたっぷり与えてください。
午前中に行うと暑くなり煮えてしまいます。 活力剤を1000倍に希釈して水やりの2~3回に1度のペースで行うと夏バテを防止できます。

冬越し

気温が10℃以下になったら生長が緩慢になるので、水やりを土の表面が乾燥してから2~3日後に行うようにしてください。
気温が8℃を切ると枯れてきてしまうので、切らないように15℃前後になったら室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。
ファンヒーターなど暖房器具を使う場合は火事に注意してください。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

切り戻した蔓を一部切り取って挿し木にすれば簡単に殖やせます。葉を2枚か3枚残して、川砂などに挿しましょう。水挿しにしても発根します。
ポトスは、挿し木や水挿しで増やすことができます!挿し木の場合、葉を一枚残して茎部分を土に埋めておきましょう。
水挿しの場合、水に挿しておくと発根し、どんどん増えていきます。ポトスの入れている水は、きれいに保ちましょう!ビンを並べて置いとくだけでもお洒落!直射日光の当たらない明るい部屋で管理しましょう。
1ヶ月ほどして、根が十分に伸びてきたポトスはハイドロカルチャーや土に植え替えましょう。土で生育した方が、状態良く育つと思います。

病害虫の駆除

ハダニアブラムシナメクジカイガラムシダンゴムシはLOVEGREEN内の記事で詳しく紹介されているのでご覧ください!

バッタは見つけ次第割りばしなどを使い捕殺するか、防虫ネットをお使いください。

伸びすぎたポトスの活用法

1.壁に這わせる

壁に横に這わせてガーランドのように飾ったり、または上に伸ばしてツルを色んな方向に広げて這わせると、壁一面ポトスの森。これはなかなか挑戦しにくいかもしれませんが、エアコンの上に這わせて垂らしたり、カーテンレールの上に這わせたりは簡単にできそうです。

2.切る

思い切って切ってしまいます。植物を育てるのが初心者の方は切ってしまうのがちょっと怖いかもしれませんが、ポトスはとても強いので切ったところでなんの問題もありません。むしろ切ったところから健康な葉がまた生えてきます。切った後は身ぐるみはがされたような姿になってしまうかと思いますが、2週間もすればこんもりしてきます。

3.水耕栽培にする

切った後の葉は、そのまま捨ててしまうのはとてももったいない!。最近はお花屋さんでもよく見かける、水を入れた瓶に切った葉をそのまま挿す、という方法があります。成長が早く強いポトスは簡単にでき、水を2日に1回かえてしばらくすると根も生えてきます。色んな形の瓶に挿して並べて飾ってもよし、お風呂場やトイレのミニグリーンにしてもよし、いくらでも増やせます。

 

ポトスの植え替え

用意するもの

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・ポトス
・鉢
・用土
・軽石

 

1.鉢底に軽石を

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鉢底に軽石を入れます。水はけが良いようにします。    

 

2.ポットから出して、根の整理

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結構、根を張っていました。やさしく手で古い土を払いましょう。

 

3.多かったら株分け

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今回のポトスは葉っぱが多いので株分けします。株分けしたものは他の鉢で育てたり、友人にあげるのもいいと思います。

 

4.土を入れる

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ポトスの株もとがグラつかないよう、まわりに土を入れます。用土は赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂(もしくはピートモス)1の割合。もしくは、市販の観葉植物用の培養土を使用します。今回は赤玉土と観葉植物の土をミックスしました。

 

5.たっぷりお水を!

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植え替えたら、鉢底からお水が出るくらいに、たっぷりとあげましょう!その時に葉水もお忘れなく。

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株が余ったら水耕栽培にするのもおすすめ。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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