LOVEGREEN 植物と暮らしを豊かに。

「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑941-950件 / 全1365件

LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

シラン(紫蘭)

  • シラン(紫蘭)は古くから親しまれている地生蘭で、鉢植えや路地などに植えられることもあります。寒さ暑さに強く、気温が低くなると葉を落としますが春になると新しく出た地下にある偽球茎(球根のようなもの)から再び葉を茂らせます。品種もいくつかあり、丈夫なランなので初心者の方にもおすすめです。

ニワゼキショウ

  • ニワゼキショウは、北アメリカ原産のアヤメ科の多年草です。夏の暑さに弱いため、一年草として扱われる場合もあります。ニワゼキショウの名は、石菖(セキショウ)というサトイモ科の植物に似ていることから名づけられました。日本には明治時代に渡り、野生化した帰化植物です。 日当たりの良い場所を好み芝生や道端に生え、5月~6月に剣形をした10㎝程の草丈の葉に5㎜~1㎝の赤紫色、白、ピンクの小さな花を咲かせる一日花です。花びらは6枚に分かれ紫色の細い筋が入っています。花を咲かせ終わると、さく果ができ、熟すと3つに裂けて種子が散布されます。

ソフォラ・ミクロフィラ

  • 繊細な枝振りに小さな丸い葉を茂らせるソフォラ・ミクロフィラは可愛らしい見た目で人気が高い観葉植物です。見た目が非常に似ているソフォラ・プロテスタータ(リトルベイビー)があり、よく混同されがちですが、ミクロフィラとプロテスタータは分布域に差があることと、花の色と形状が異なります。ミクロフィラが花の先端が開く黄色の花を房状に咲かせるのに対し、プロテスタータは花の先端があまり開かない山吹色の花を1~3個複数個所に咲かせます。 水が好きな割に蒸れに弱いため風通しの良い場所で管理し、水やりのときに葉水などで株全体を濡らすと良いでしょう。

ミヤマオダマキ

  • ミヤマオダマキは標高の高い山か冷涼な地域に分布しているオダマキです。一般的なオダマキよりも草丈が小さく、10~20cmほどで、青紫色~白色と花色の幅が広いことが特徴です。また、産地によって大きさや花色が変わるため、コレクション性も高い多年生の高山植物となっています。高山植物ではありますが、昔から親しまれている山野草の一つで、他の高山植物と比べて比較的育てやすく、あまりに気温が高い地域でなければ育てることが可能です。

セリバヒエンソウ

  • セリバヒエンソウはキンポウゲ科デルフィニウム属の一年草です。デルフィニウム属の野草は珍しく、セリバヒエンソウは中国からやってきた帰化植物です。帰化植物というと繁殖力が高く害草とされているものが多いのですが、このセリバヒエンソウはそこまで繁殖している姿は見かけません。 花姿が可憐で可愛らしく、そこら中に繁茂するほど逞しい野草でもないので、ファンが多い野草でもあります。一年草でこぼれ種で増えます。 森の中の落葉樹の下など、少し湿った明るい日陰を好みます。少し薄暗い森や人の手があまり入らない公園などで群生している姿を見かけます。 葉は明るく黄色味の強くないグリーンで、セリの葉のように細かく切れ込みが入っています。花はラベンダー色とも言えるような淡い青味がかった紫色で、サイズは2㎝程度、スミレの花のような小さな花を咲かせます。草丈はスミレよりも高く20~30㎝程度となります。森の中で淡い紫色の花が地面から少し浮く感じで群生していたら、スミレではなくセリバヒエンソウかもしれません。近くに行って確認してみましょう。 キンポウゲ科の植物の中には毒性のあるもの多く存在するのですが、このセリバヒエンソウも有毒植物と言われています。間違って口に入れることのないように気を付けてください。

スイカズラ(ハニーサックル)

  • スイカズラ(ハニーサックル)は英名をHoneysuckle(ハニーサックル)とも言い、春に香りの良い花を咲かせる半落葉性つる植物です。 スイカズラ(ハニーサックル)の花は、咲き始めは白、次第に黄色と変化します。色が変化するので1本の株に白花と黄花が咲いているようにみえることから、「金銀花」という別名を持ちます。また、冬も緑の葉を絶やさないので「忍冬(ニントウ)」という別名もあります。 スイカズラ(ハニーサックル)は花の蜜を吸うと甘いことから「吸葛(すいかずら)」という名前が付きました。花の形が特徴的で、上下に大きく分かれた花びらの真ん中から雌しべと雄しべが飛び出すように付いています。日本原産の植物ですがヨーロッパで品種改良され、香りの良さから人気が出た植物です。非常に繁殖力が強いため、一部の国では害草として指定されています。 丸みを帯びた卵型の葉が茎に対し二枚両側に付き、葉の付け根から花が咲きます。花後2つの小さな実が付きます。夏の間は濃いグリーンをしていて、熟すと光沢のある黒に変化します。

ナスタチウム(キンレンカ)

  • 初夏から晩秋にかけて花が咲くナスタチウム。ペルーで発見されたこの植物ですが、日本にナスタチウムが輸入されたのは江戸時代。以来観賞用として親しまれてきています。 ナスタチウムの葉は丸い形をしています。この葉が蓮に似ていることから、蓮の漢字を使い金蓮花(キンレンカ)との別名がついています。 ナスタチウムの花の色は鮮やかな暖色。オレンジ、黄色、赤と鮮やかな色合いが中心です。観賞用として楽しまれているナスタチウムですが、近年は食用としても利用されていて流通もしています。葉や花を食せるエディブルフラワーとしても重宝されています。

ティランジア・カルミネア(類似種)

  • ティランジア・カルミネア(Tillandsia carminea)に類似している恐らく新種であろうと思われる未同定種です。2018年にブラジルで野生採取された株がティランジア・カルミネアとして日本に入ってきましたが、類似しているのは岩着生である点と一方に湾曲するという点だけで、本来のティランジア・カルミネアよりもトリコームが濃く、別種であることが伺えます。 異様に発達したトリコームが生えていることから、おそらく標高が高く、かなり乾燥しているブラジル内陸部に自生しているとは思いますが詳細なデータはありません。インターネットに開花画像が投稿されていましたが、その花もティランジア・カルミネアとは違うものでした。 とは言え、本種が非常に魅力的なティランジアであることは変わりなく、肉厚で湾曲したフォルムに水を弾くかのようなベッタリとしたトリコームは美しく、大きさも小型でファンが多いティランジアです。 求める日光量が多いらしく、光量不足と蒸れに弱い印象があります。雨ざらしなどは避けて風通しと日当たりの良い場所で管理すると良いでしょう。

ティランジア・イキシオイデス

  • 濃い黄色の花を咲かせる美しいティランジアです。分厚く硬い葉でトリコームが生えている草姿はいかにもボリビアのティランジアという雰囲気です。ティランジア・ジュクンダ(Tillandsia jucunda)などに近縁の種になり、花の形がイキシア属(Ixia)に似ているためイキシオイデスと呼ばれています(〇〇oidesは〇〇もどきという意味)。 性質は非常に強健で寒さ暑さに強く、花も綺麗なため初心者向けのティランジアですが、マイナー種なのは否定できず、入手も難しくないのですが生長があまり早くないからか日の目を見ることの少ないティランジアでもあります。しかしながら黄色花のティランジアは珍しく、美しいためティランジア好きの人にはぜひ一度は育てて頂きたい品種です。 生長速度はあまり早くないですが、日光が好きなため日当たりの良い場所で管理すると良いでしょう。

ティランジア・レクリナータ

  • ブラジルが原産の小型ティランジアです。ティランジア・カウツキー(Tillandsia kautskyi)やティランジア・スプレンゲリアナ(Tillandsia sprengeliana)など、ブラジル原産の赤い花を咲かせるティランジアを総称した「ブラジル赤花」の1種になります(ブラジル赤花はドイツブロメリア協会が発行している「The Red-Flowered Tillandsias From Brazil」で紹介されているティランジアのこと)。 ティランジア・レクリナータはほぼ垂直の断崖絶壁に着生している岩着生種で、生長点を下に向けて下垂するように生長していきます。これまではその自生している環境から研究者たちの間で栽培されていた希少種で、類似種であるティランジア・グラジエラエ(Tillandsia grazielae)と同じくほとんど世に出回ることのないティランジアでしたが、2018年からブラジルの野生採取された株が僅かではありますが日本に入ってくるようになりました。 性質は弱く、特に蒸れを嫌う傾向にあるので風通しに気を付けます。標高の高い位置に自生しているため夏の暑さも避けた方が無難でしょう。ただし過湿を嫌う一方で水は大好きという我がままなティランジアで、実際に扇風機などで風通しを良くして水やりの頻度を多めにしたところ動き出しました。とは言え、決して栽培が簡単なティランジアではないので慎重に栽培するに越したことはありません。

LOVEGREEN 公式アカウントをフォロー!

  • Instagram
  • Facebook
  • LINE
  • Twitter

関連サービス

LOVEGREEN(ラブグリーン)メールマガジン会員募集中!

植物の悩みならLOVEGREEN(ラブグリーン)のQ&A