目指すのは見て美しい食べておいしい世界一の農場 [淡路島] GREEN’S FARMS

 今回は淡路島の大自然に囲まれ農場体験もできる宿泊施設GREEN’S FARMS[グリーンズファームス] の農場長 藤田 毅さんに、いろいろとお話を伺ってきました。

現在、日本の食料自給率も低く、問題視されています。そんな中、一次産業を盛り上げなければと、いつかは淡路島で農場を作りたいという想いがあった神戸の園芸店Green Guerrilla[グリーンゲリラ]の藤田 毅さんと、ビジネスパートナーでもあるSOLSOの代表である齊藤 太一さんとで淡路島のこの地を見つけ出し、2016年夏に開業したのがGREEN’S FARMS[グリーンファームス]です。

GREEN’S FARMS NURSERY 取締役｜FARMER　藤田 毅さん

もともと農家だった5,000坪の土地を購入し、メインは野菜やハーブ、植物を育てる畑にし、湖や遊具が置かれた広場、テントやティピー（インディアンが使用していたテント）、トレーラーハウスなど、宿泊ができる農場に作り変えたとのこと。

FARM MAP

丘の上のティピー

丘にある畑

ブランコや砂場などの遊び場

なぜ淡路島で農業を始めたのか？

「淡路島が瀬戸内の温暖で穏やかな空気に包まれ、作りたい植物たちがのびのびと育つ気候だからです。また淡路島の対岸にある、神戸の舞子・塩屋で育ち、淡路島の海や山を、子供の頃から感じていたからです」

淡路島と神戸の舞子を結ぶ明石海峡大橋

農場で作っているものとは

「南半球を原生地とする植物や、ハーブ、たまねぎ、葉物に根菜、いろんな果実など、野菜は無農薬、無肥料の有機農法です。宿泊施設では、季節のオーガニック野菜の提供をしながら、神戸や尼崎にある園芸店では生産した植物の販売も行っています」

農場内の道しるべ

寄せ植え

山羊ハウス

なぜ園芸店ではなく宿泊施設なのか？

「単に園芸店で植物を見てもらうだけでなく、朝は日の出とともに目を覚まし、昼は淡路のいきいきとした植物の色や香りを楽しみ、夜は広大な星空の下、自然のありがたみを感じながら、収穫した野菜を食す。背伸びをしない自然をそのまま感じていただきたい思いがあります」

FARM SHOP　FARMER’S SUITE

トレーラーハウス

TOILET　SHOWER

今後の展望を聞かせてください

「見て美しい食べておいしい世界一の農場にする為に、コンパニオンプランツを用いた新しいスタイルのエディブルガーデンに挑戦しています」

その場で収穫する新鮮な野菜

「コンパニオンプランツとは、違う種類の植物を混植することで、病害虫を抑えたり、成長を助けたりと、お互いが良い影響を与える植物のことを指します。

代表的な例だと、トマトとバジルなどがコンパニオンプランツの関係にあたります。バジルには虫除けの効果がある為、トマトに嫌な害虫がつくのを予防する効果が期待できます。また、トマトは加湿を嫌いますが、バジルをトマトの株元に植えることで、バジルが余分な水分を吸い上げてくれます。

また、ただ畑に真っ直ぐうねを作るだけでなく、斜めに交互にうねを作る事で、よりコンパニオンプランツの効果が出やすくなるのではないかと挑戦中です。なんといっても見た目も美しいので、こだわっています」

コンパニオンプランツに挑戦中の畑

「また、宿泊してくれた方へは、より農業を理解していただく為に、ワークショップのような事も開催したりしています。例えば、去年採取した種を、プラ鉢に植える所から体験していただき、テレビショッピングのように１週間後にはこうなりますとか（笑）。

そして無農薬、無肥料の有機農法をきちんと理解してほしいですからね」

藤田さんのデスク

農具や工具

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藤田さん、ありがとうございました！

とても楽しそうに農場について説明される藤田さんが印象的でした。

GREEN’S FARMSは、誰もが自然体で自然を全身で感じることのできる場所でした。

宿泊予約はこちらから　GREEN’S FARMS

皆さんも、淡路で農業体験ステイをしてみてはいかがでしょうか？

▼今回紹介した施設

GREEN’S FARMS[グリーンズファームス]

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