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草花|植物図鑑1-10件 / 全469件

草花の一覧です。最も季節の移り変わりを感じることのできる植物です。初心者から上級者までレベルに合わせた植物を楽しむことができ、鉢植えや花壇など様々なシーンで活躍します。

草花の代表植物:コスモス、マーガレット、ガーベラ、スミレ、ジャスミンなど

シノグロッサム

  • シノグロッサムは、ムラサキ科の耐寒性一年草。初夏に透明感のある澄んだ水色の花が開花します。 秋に種をまき、冬の間はロゼット状の株を形成し、春になると株元から多くの花茎を出し枝分かれしながら初夏に開花します。主役になるような花ではありませんが、野草のような繊細な雰囲気の花はどんな花とも調和し、初夏の庭を彩ります。性質は強く、環境に合えばこぼれ種で増えることもあります。

ユキノシタ(雪の下)

  • ユキノシタ(雪の下)は、本州から四国、九州にかけての渓谷沿いの湿った斜面の岩陰に分布している山野草で、人家周辺にも庭の下草としてよく植えられる常緑の多年草です。半日陰から日陰のやや湿った環境を好みます。 ユキノシタ(雪の下)の葉は直径3cm~8cmほどで丸く、葉裏は褐茶色、葉脈上に白い斑が入ります。繁殖力が強く、株元からランナーを伸ばし、株が増えていきます。 4月~5月頃に株の中心から20cm~50cmほどの花茎が伸びて白い花が開花し、5枚の花弁のうち上に3枚ある小さな花弁には赤紫色の斑点が入る独特な形状をしています。 薬がなかった時代には民間薬として重宝され、食用としても利用されたため、どこの家の井戸周りにもある生活になじみの深い植物でした。現在でも食用のほか、化粧品の素材など、さまざまな用途に利用されています。   園芸素材としてのユキノシタ(雪の下)は、一度根付けば肥料を施すなどの手間がいらず育てやすい植物です。丈の低い植物なので、半日陰から日陰のグランドカバーとしても使われています。

ヤブコウジ(十両)

  • ヤブコウジは十両とも呼ばれる、赤い実を付けるサクラソウ科の常緑低木です。藪柑子という名前は、ミカンの一種の柑子に似て、藪に生えているのが由来です。江戸時代にはさまざまな葉の特徴の品種が作出され、斑入りなどの美しい品種は高額で取引されたこともあった古典植物です。現在でも十両という名前から万両や千両とともにお正月の縁起物として扱われています。 樹高は15cmから大きくてもせいぜい30cm程度です。自生種は山の藪のような場所に群生していることが多く、庭木としては寒さや日陰にも耐えるため、下草、庭園のグランドカバー、盆栽などに利用されています。 7月~8月にうつむきがちに白い花が開花します。大きくなっても30cm以内の樹高のため、下を見ながら歩いていないと気付かないことも。花が終わると結実し、晩秋から冬の足元を華やかに彩ります。 主に和風の庭に利用されますが、斑入り種は洋風の庭の暗くなりがちな日陰のグランドカバーとして使っても効果的な素材です。

アリッサム(スイートアリッサム)

  • アリッサムは地中海沿岸原産の多年草です。「スイートアリッサム」の名前でも親しまれています。小花がたくさん咲き、花束のようにこんもりと生い茂る姿が何とも愛らしい植物です。本来は多年草ですが、湿気に弱いため日本では一年草扱いをされていることが多いようです。環境にあえば多年草化することもあります。 アリッサムは横に広がる性質を持つので、グランドカバーの他、寄せ植えや花壇に植える花として人気があります。カスミソウのように控えめで愛らしい花で、ピンク、白、紫、オレンジと様々な色があり、自分の好みや庭、プランターの雰囲気に合わせて選ぶことができます。最近では日本の夏にも耐えられる「スーパーアリッサム」という園芸品種も登場しています。

ハボタン(葉牡丹)

  • ハボタン(葉牡丹)は、キャベツの仲間。非結球ケールから品種改良されたアブラナ科の観賞用植物で、お正月の縁起物としても親しまれています。見た目も葉にふれた感触もキャベツに似ています。その形が牡丹のようにも見えることから「葉牡丹」と名付けられました。円形状の葉が幾重にも重なっていて、ふちをギザギザや丸でかたどっています。ヨーロッパから渡来したときには食用でしたが、その後は観賞用として改良されました。 昔は大株のタイプを花壇に植えることが多かったですが、最近は小型の品種改良が進み、様々な種類が豊富に出回り、ちりめん状の葉をしたもの、まるでバラのように見えるタイプ、アンティークカラー、黒葉、葉に光沢がある品種などもあります。種類によっては丈が100cmを超すものまであります。丈夫で育てやすく寒さに強いことから、秋から春の寄せ植えやハンギングバスケット、花壇植えに使う花苗として大活躍します。ハボタン(葉牡丹)は、花が少ない冬のガーデンを華やかに彩ってくれる貴重な草花の1つです。 本来は多年草ですが、ヨーロッパ原産で日本の高温多湿が苦手なため、秋に植え付けて春に茎が伸びて花が咲いたら引き抜く一年草扱いをされることが多いです。花が咲いた茎を株元でカットして脇芽を伸ばすと踊りハボタン(葉牡丹)ができます。

ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)

  • ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)はクローバーの仲間で、4月~6月に赤い花を咲かせます。本来は多年草ですが、暑さには弱いため日本では一年草として扱われています。 名前の通りいちごを逆さにしたようなかわいらしい形で、苗もののほか、切り花としても流通しています。ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)は、花畑に使われるワイルドフラワーのミックスの種にも入っていることもあります。

パンジー、ビオラ

  • パンジー、ビオラはスミレ科の一年草。本来の開花時期は春ですが、10月ごろから苗の流通が始まります。上手に育てれば半年以上も開花し続け、冬から春のガーデニングには欠かせない草花のひとつです。 左:パンジー 右:ビオラ パンジーとビオラの違いは、見た目の大きさで判断できます。パンジーの小輪は4~5cm、中輪は5~7cm、大輪は7cm以上。中には10cm以上の超大輪種もあります。ビオラは小輪は2~3cm、中輪は3~4cm程度が多く、小指の爪サイズの極小輪種もあります。また、ビオラはパンジーに比べて多花性の特徴があります。   近年、種苗会社や個人育種家による育種が盛んで、色や咲き方が多彩で魅力的な新品種が次々と作出されています。パンジーの名前はフランス語のpensée(思考、思想)に由来し、少しうつむきがちに咲く花が物思いにふける人の顔に似ていることにちなみますが、品種改良が進み、顔に見える斑(ブロッチ)がない無地のものもあります。   ほとんどを網羅していると言われるほどカラーバリエーションが豊富なパンジーとビオラ。最近はひとつの花の中に複数の色が存在する複色カラーが多く、明るく華やかな色からシックで大人っぽいものまで、多種多様な雰囲気を演出することができます。

キンギョソウ(金魚草)

  • キンギョソウ(金魚草)は地中海沿岸地方原産の宿根草ですが、夏の暑さや蒸れに弱いため、日本では耐寒性~半耐寒性の一年草として扱われることが多い花です。近年では、夏越ししやすいように品種改良され、宿根草として翌年も楽しめるタイプも出てきています。 花穂を大きく伸ばして金魚に似た色鮮やかな花を咲かせることからキンギョソウ(金魚草)という名前がつきました。また、ドラゴンの口にも見えることから別名ではスナップドラゴンとも呼ばれます。旧分類ではゴマノハグサ科でしたが、オオバコ科に分類されるようになりました。最近ではペンステモン咲きや八重咲きの品種も人気があります。花期は主に4月~6月頃ですが、四季咲き品種もあります。 キンギョソウ(金魚草)の花色は、白、黄、桃、赤、紅紫、橙、複色など豊富にあります。また、花の色だけでなく、最近ではダークカラーの葉や斑入り葉のキンギョソウ(金魚草)も登場し、カラーリーフとしても楽しめる品種も増えています。 草丈は20cm~1mほどで品種によって異なります。切り花用の高性種や、後方に配置すれば奥行き感のある花壇を演出できる中高性種、草丈20cmほどで寄せ植えや花壇の手前に向く矮性種(わいせいしゅ)など用途に応じて使い分けます。

サルビア・アズレア

  • サルビア・アズレアは、シソ科の多年草。一年草扱いのスプレンデンスやブルーサルビアは初夏から晩秋まで長く咲き続けますが、サルビア・アズレアは晩夏から秋が開花時期です。サルビアの中では一番草丈が高くなる種類で大株になります。 学名のアズレアは空色(azurea)にちなみます。透明感のある空色の花が穂状にびっしりと咲く姿がとても美しく目を引きます。   ダークカラーの茎の色も美しく、自由奔放に茎が伸びるのでナチュラルガーデンに向いています。

ヒメツルニチニチソウ(ビンカ・ミノール)

  • ヒメツルニチニチソウは、株元から多数の茎をのばしてつる状に匍匐しながら生長する常緑多年草です。ツルニチニチソウより葉や花が一回り小さく、耐寒性に優れています。 傾斜地や常緑樹の足元などのグラウンドカバーに使われることが多く、非常に強健で植えっぱなしで管理できます。つるの性質を生かしてハンギングバスケットや釣り鉢など、高い位置からつるを垂らして空間を装飾することもできます。 ツルニチニチソウより園芸品種が多く、花の色は薄紫をはじめ、深い紫、白などがあり、八重咲き種もあります。葉も覆輪や黄金葉など、バラエティに富みます。周囲に広がっていくスピードはツルニチニチソウに比べると穏やかで、ツルニチニチソウは草丈が30~40センチになりますが、ヒメツルニチニチソウはさほど草丈が出ずに広がります。広いスペースのむき出しの土を隠すなら、緑葉や斑入り種などの多品種を混ぜて植えると緑の色合いが美しいグランドカバーになります。

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