「グリーンあふれる職場#01」【後編】これぞまさに「ボタニカルオフィス」!Showcase Gigのオフィスが植物だらけで凄い!
LOVEGREEN編集部
このライターの記事一覧
ラブグリ編集部の取材企画、記念すべき第一弾として取り上げさせて頂いた「株式会社Showcase Gig」さんの取材記事「後編」です!前回の前編をご覧になっていない方は、まずはこちらをご覧ください!
⇒【潜入取材】これぞまさに「ボタニカルオフィス」!Showcase Gigのオフィスが植物だらけで凄い!
1.株式会社Showcase Gigとは
代表の新田さんを含め、メンバーの約半数がミクシィ出身で、モバイルウォレットサービス「O:der」を運営されている会社です。
こちらが、”ちょっと先の未来を創りたい”という熱い想いを秘めた、代表取締役の新田さん。
そして、今回のオフィスの企画から内装までを担当された、「江口智行建築設計事務所」代表の江口さんにもお話を伺えました。
江口さんは、前のショーケースギグ社のオフィスの内装も手掛けており、ショーケースギグ社の創業当初からのお付き合いとのことでした。「江口智行建築設計事務所」さんとしては、オフィスや飲食店の内装、新築住宅まで幅広く手掛けているそうです。
2.オフィスのコンセプトやこだわり
—-それではまず、オフィスのコンセプトやこだわりについて教えてください。
新田:昔から、オランダの「PIET HEIN EEK(ピートヘインイーク)」の廃材加工や、ポートランドの「Ace Hotel」の世界観が好きで、「アメリカ西海岸とヨーロッパの雰囲気を足して割ったような世界観が良いんですよね~」と、3年前くらいから江口さんによく話していたので、そのあたりの方向性は江口さんには良く伝わっていたと思います。
江口:そうですね(笑)
新田:なので、時間はあまりなかったけど、すりあわせは非常に楽でしたね。
江口:新田さんから、「物件をここに決めたんだけど~」と聞いて、オフィスの窓から青山霊園の緑を開放的に見せられるよに設計したいなと思いました。
江口:あと、今回は廊下のコンセプトを「街路」というテーマで提案させて頂きました。同じフロアにもう1社の会社が同居しているので、本来であれば廊下は必要はないのですが、あえて今回は、街路というテーマを持って、路地っぽさや、街灯っぽいライトなどを提案しました。
—-ただ単にカッコイイデザインというだけではなく、ちゃんとした意味を持たせて設計されたんですね。
江口:そうですね。目の前に広がる緑が凄いので、それを活かした開放的なオフィスにしたくて、さらには会議室とオフィスをつなぐ空間は「街路」として提案しました。
新田:江口さんから、初めて「街路」という提案を受けた時、イメージも分かりやすく、中々ない発想だったので、カッコイイと思いましたね。
3.業者選定理由と費用感について
—-改めてになりますが、今回、江口さんを指名された理由と内装に掛かった費用感について教えてください。
新田:今回、建築家兼インテリアデザイナーとして、江口さんにまとめてお願いできたので、中間業者が入らなかったことがコスト的にも工数的にも大きかったと思います。
江口:最初相談を受けた時、このオフィスの大きさに対して頂いた希望予算は、「結構ヤバイな…」と思いました(笑)
新田:先日、とある大手不動産会社の人に話をしたら、「この内容でこの予算で出来たというのは凄い!」と言われました(笑) ただ、不当にケチったわけでなく、無駄なことはやらないと決めてお願いしていました。
江口:確かに、最初から天井はいじらずそのままで良いとかありましたよね。
新田:だいぶ好き放題やったように見えると思いますが、手を付けていないところは、現状復旧の費用も考慮して、手を付けていないです。当社はまだスタートアップなので。
江口:床も、元々黒いカーペットでしたが、それだけは変えたいって当初話をしていました。
新田:そうですね。最初は、本当に普通のただのオフィス用物件でしたからね…。床材を変えるだけで、だいぶ明るく印象が変わったと思います。
—-確かに、いまの床ですとだいぶ明るいイメージですよね。
新田:印象的には、8割までやりきると、10割やらなくてもそこまで目につかないと思うんですよね。残りの2割を詰めるのには、2倍くらいコストも掛かりますし。
—-そうだったんですね。全然8割でやったなんて感じないですね。
新田:入口のペイントロゴの塗装なんかは妥協してもしなくても、そこまで費用が変わらないので妥協しませんでしたね。床材は、こだわり過ぎると費用の上限が全然変わるので、そこはちゃんと考えました。
江口:ペイントはやり直しもしていただきましたよね(笑)
—-やはり、こだわるところはこだわったのですね!ちなみに、施工期間はどれくらいだったのですか?
新田:施工期間は、約1ヶ月しかなく、結構やばいスケジュールでしたね…。
江口:オーダー制作も含めてなので、結構時間なかったですね。
新田:超特急だと思いますよ(笑)
江口:しかも、色々詳しいメンバーも多かったので、妥協もできず妙な緊張感がありました(笑)
—-それは、しびれますね(笑)
江口:ただ、新田さんのお好きなテイストはある程度分かっていたので、その点はやりやすかったですね。
新田:施主側としても丸投げではなく、「これはやる。これはやらない。」をはっきり言ったつもりなので、そのあたりは意識していましたね。
江口:ちなみにこの会議室のサッシも特注で作ったものです。
新田:最初は透明のガラスだったのですが、会議中に外を通る人と目が合わないように、すりガラスのフィルムを貼ってもらいました。
新田:こういったやりとりも比較的スムーズにやって頂いたので、こちらとしてもやりやすかったです。
4.オフィスがもたらした良い影響などがあれば教えてください。
—-実際にこのオフィスで働いてみて感じた、良い影響などがあれば教えてください。
新田:メンバーからは、エンジニアも含めて働きやすいし、グリーンも多いので癒されるという声がありましたね。
↓人の顔の大きさと比べると大きさが分かると思います。※インタビュワーの編集長
新田:あと、以前のオフィスでは、仕切りもないMTGスペースで打ち合わせしていたので、今回はきちんと会議室を作ったので、その点はすごく良い反響を頂いております。
新田:最近は、定例MTGも弊社の会議室で行いたいという要望が増えたので、とても嬉しいです。
5.さらなる今後のオフィス環境の展望があれば教えてください。
—-今後のオフィス環境について、展望などがあれば教えてください。
新田:実は広そうに見えて、「遊びのエリア」はそれほどないので、「くつろげたり寝そべったりできる場所や、全然違うテーマの空間とかは作ってみたいですね。今回、金属やメタルとかは使わなかったので、そういった素材を使ってみたいなと思います。ピートヘンイークのように、廃材とステンレスにチャレンジしたいですね。あとタイル(笑)
—-もはや、インテリアが本業の方みたいですね(笑)
新田:「サブウェイセラミック」のタイルを使ってみたいと思っているんですよねー。
江口:良い値段しますよ…(笑) ※サブウェイセラミックのタイルとはNYの地下鉄の構内で使われているタイル
新田:この先の当社のステージが上がったら、ぜひ次回はチャレンジしたいですね!(笑)
6.普段、移転祝い等のギフトで利用するフラワーショップなどがあれば教えてください。
—-お二人が普段ギフトなどで利用されるショップなどがあれば教えてください。
新田さん:江口さんから教えて頂いた、渋谷の「NEO GREEN」さんはよく利用しますね。
江口さん:そうですね、僕も自宅・贈り物どちらもよく「NEO GREEN」さんをよく利用します。あとは、中目黒の「farver」さんは、仲良くさせてもらっているのでよく利用します。以前、和食屋さんのオープンで仕立てをお願いした時には、まさかの芽キャベツを入れた仕立てを作ってくれましたよ。
一同:キャベツ!?それは凄い!!笑
江口:あとは、「THE LITTLE SHOP OF FLOWERS」という明治神宮前にあるお店もおすすめですね。
新田:僕はあと、「MIHO FLOWERS」さんですかね。オフィスのドライフラワーやグリーンもお願いしています。
↓受付に飾られていたドライフラワーも「MIHO FLOWERS」さんにお願いしたものだそうです。
7.ギフトで送る際に意識している点や気を付けている点があれば教えてください。
—-ギフトで送る際に、何か意識されたり気を付けている点などはありますか?
新田さん:贈るときは、植物を送ることが多いですが、枯れる枯れないや生育環境などを考慮して贈るようにしていますね。
江口さん:僕もやはり、生育環境を気にして選んでますね。
新田:なので、枯れにくいものを頂いた時は嬉しいですよね。なくらないもので大きいのが特に嬉しいです(笑)
—-これを読んだ方は、今後新田さんに贈る際はすごく悩まさせる事になりそうですね(笑)
新田:いやいや(笑)。ちなみに、意外と苦手なイメージがあるのがパキラで、枯らしたこともあるんですよね。。圧倒的に丈夫だなと思うのが、モンステラがヤバいですね(笑) あれは本当に強いです。
—-なるほど(笑)。江口さんはいかがでしょうか?
江口:僕は、なんでももらえたら嬉しいですね!
新田:それ言ったら、僕も頂けるのであれば何でも嬉しいですよ(笑)
—-一同爆笑
新田:あと贈るときは値段と活きの良さも重要視しますね。
8.会社や自宅で育てている植物などがあれば教えてください。
—-会社やご自宅で育てている植物があれば教えてください。
江口:いまは以前より少し減らしましたが、自宅では約100鉢ほどありますね。なので、水やりに凄い時間掛かります…(笑)
—-え、100鉢ですか!?
江口:あと事務所でも大きいのが10鉢くらいと、あとは細々したのがたくさんありますね。
↓江口さんのご自宅のベランダの様子
↓こちらは事務所の様子
—-新田さんはいかがですか?
新田:自宅は、モンステラなどの大鉢が6個くらい、風も日当たりも良いので良く育ってますね。
—-やはり自宅でもお2人ともたくさん育てられているのですね。
本日はお忙しい中、いろいろとお話お伺いさせて頂きましてありがとうございました!!
インタビュー編いかがでしたか?
やはりこのような素敵なボタニカルオフィスを造った2人の、知識と熱意を凄く感じることができるインタビューとなったのではないかと思います。また素敵なオフィスがあれば突撃取材をしたいと思っておりますので、また次回をお楽しみに~。
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「「グリーンあふれる職場#01」【後編】これぞまさに「ボタニカルオフィス」!Showcase Gigのオフィスが植物だらけで凄い!」の記事をみんなにも教えてあげよう♪