トゥデイズプランツ4日目 | 恋花火

レウィシア・恋花火

これは「恋」と「花火」の物語。

誰しもが一度は夢見る “ボーイミーツガール” な甘酸っぱい青春の記憶―――などではない。断じて。出オチもよいところである。

では何の話なんだと言いますと、まるで「打ち上げ花火のような花を咲かせる植物」についてでございます。

どこにでもいる普通の会社員が、ふらりと立ち寄った園芸店。そこで出会ったとある植物。それが「恋花火」。

正しくはスベリヒユ科 レウィシア属 ‘恋花火’ である。

この恋花火、花が咲いていなければそこらの路上に生えていそうな見た目をしているのだが、ひとたび花を咲かせればそれはもう見事なもの。下から見ても、横から見ても素晴らしい。

そんな最高な恋花火に、一つだけ欠点が……。

それは花色が多いこと。ピンクに白にオレンジ、黄色、さらにはそれらの中間色のようなものまである次第。

まさに恋と同じで十人十色、いや、十株十色。売り場にザザッと並べられた日には、アレもいいコレもいい、いややっぱりコッチか……と手に取っては戻し、取っては戻しの繰り返し。

あなたはしばらく怪しい動きを繰り返した後に、あなただけの恋花火を連れ帰ることでしょう……。

育て方はわりと簡単で、水はけの良い土に植え、日当たり・風通しの良い所に置き、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出る位たっぷりと水やりをする。基本はこれだけ。あとは育てながら覚えればOK！

とにもかくにも、いちど実際に恋花火を見てみては。

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