植物イベント『BOTANICAL GARDEN』 in 代官山T-SITEに行ってきました!
LOVEGREEN編集部
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秋の風が爽やかにそよぐこの季節、素敵なイベントに足を運んでみました。
場所は東京、代官山駅から徒歩5分、「代官山T-SITE」の中庭に厳選された植物達と出店者さんが一同に集まり、植物好きにはたまらないイベント「BOTANICAL GARDEN」が行われました。
日程は9月21~23日の3日間の予定でしたが、初日の21日(金)は雨天延期となった為、ギュッと集中した2日間に多くの植物好きな皆様が集まり賑わいを見せていました。
このイベントはLOVEGREENも協力しています。
今回は、個性溢れる出店者さん達を取材し、ご紹介をさせて頂きたいと思います。
目次
■第3回「BOTANICAL GARDEN」in 代官山T-SITEに行ってきました
第3回「BOTANICAL GARDEN」in代官山T-SITEに行ってきました
東京都渋谷区にある、代官山という古くからカルチャーを生み出す発信地の街で、思わず空を見上げ深呼吸したくなるリラックスした空間「代官山T-SITE」の中庭で厳選された植物達と感性溢れる出店者さんがずらりと一同に集まり、9月21~23日の3日間、第3回BOTANICAL GARDENが開催されました。
季節に寄り添った生花やドライフラワー、観葉植物、盆栽、ガーデニング用品等を扱う、特別なイベントでしかお会いできない人気のお店が勢ぞろいし、沢山のお客様と笑顔溢れる一期一会の空間が居心地の良いイベントとなりました。
出店者のご紹介
ハナと枝
西新宿の「ハナミドリ」さんと、西荻窪の「枝屋」さんの二つのお花屋さんが融合しているのが「ハナと枝」さん。今回はイベントということもあって、鉢植えメインの品揃えでした。
普段から、お花屋さんだけど、お庭を作るお仕事もされているそうで、「続くもの、生長するものの良さも伝えたい」という気持ちから鉢植えを持ってこられたそうです。
大小たくさんの鉢植えと、これからが楽しみな秋植え球根も並んでいました。そのなかでも特にお店の方のお気に入りは、ブラッドオレンジのトピアリー仕立て。すっとスマートなトピアリーに仕立てられたブラッドオレンジの樹に、まだグリーンの実がいくつか下がっています。「これから実が熟して色づいていけば、また可愛さが増していく」と、楽しそうにお話していただきました。
西新宿と西荻窪のショップでは、普段は生花も扱っているそうです。植物好きが選ぶお花たちが並ぶお花屋さん、覗いてみたくなります。
草原舎
▼LOVEGREENでもご紹介しています!
秋の風情の山野草がずらりと並ぶ中に、多肉植物やさらに古道具もちらちら見える独特の雰囲気のブース。
オーナー本人も「自然な趣の山野草が好き」とお話してくださったように、山野草への愛が伝わってくるような魅力的な品揃えでした。見たこともないような珍しい植物がいっぱい並んでいて、植物好きにはたまりません。
特に気になったのがダイモンジソウの「針竜」。多肉植物のように変化した葉に、さらにトゲが生えています。
ランの仲間で「バルボフィラム」というものも初めて見ました。ぷつぷつとしたグリーンのボールから葉が出ています。
他にも秋咲きスノーフレークが、足元で並んで秋の風に揺れていました。
所狭しと山野草のポットが置かれている中で、とても自然にそこに馴染むように時計の部品が置かれていたりと、本当に素敵な雰囲気のお店でした。藤沢市鵠沼にあるお店では切り花の取り扱いもあるそうです。
グレナ トレド
横須賀線田浦駅前にアトリエを構えている、グレナ トレドさんです。グリーンコーディネートやデザイン、ワークショップをされています。
今回のイベントブースもコーディネートがとっても素敵でした。最近人気のディスキディアをメインに、多肉植物やエアプランツが所狭しと垂れ下がっていたり、小物と一緒に足元にも並んでいました。
多肉植物の育て方が書かれたプリントも用意されている丁寧ぶりに、オーナーの新井さんの人柄が伝わってきます。植物を育ててほしい、自宅にグリーンを増やす楽しみを伝えたい、という気持ちからプリントを作ったそうです。心地が良くて、いつまでもいたくなるようなブースでした。
田浦駅前のアトリエは多忙の為、お留守にされていることも多いそうです。訪問の際はご連絡をしてからにしたほうが良いそうです。
品々
自由が丘の路地にひっそりと佇む、景色盆栽が人気の品品さん。ファンも多いお店です。この日接客してくださったのは、エンジョイボタニカルライフ推進部の氏井さん。
今回のイベントにもたくさんの景色盆栽やテラリウムが並んでいました。景色盆栽のいいところは、その小さな盆栽の中でトータルコーディネートが出来上がっているところだそうです。
さらに大きくしないで管理するので、都市生活に馴染み易く、その楽しみ方は観葉植物にも応用が活かせるといいます。
苔テラリウムも可愛く並んでいました。
自由が丘のショップでは、景色盆栽教室も行われています。興味のある方は訪れてみてはいかがでしょうか。
hanauta(ハナウタ)
ふわっと風が抜けるような空間に、ナチュラルなテイストの草花が並んでいました。
全体的に秋のニュアンスカラーなのに、寂しくならず、明るいお陽様を思わせるようなお花ばかり。ドライフラワーに出来るものには、花瓶にそう書いてある丁寧さでも素敵でした。
心がほっとするような優しい印象のお花が揃っているのも、そのはず。ハナウタの水野さんは、「花は癒し」をテーマにワークショップやセッションを行っているそうです。店舗は無く、アトリエで活動されているので、ワークショップやセッションに興味のある方は、直接お問い合わせください。
Green Scape(グリーンスケープ)
中目黒の川沿いにある盆栽のお店です。盆栽の他に季節のインテリア商品も取り扱いがあります。
今回は苔玉がずらりと並んだブースとなっていました。苔玉は小さなものはΦ5㎝くらいから、大きなものはΦ10㎝くらいまで。お店で一から作成されているそうです。
スタッフの方から伺った苔玉の魅力は、「小さな苔玉は、都会の限られたスペースでもたくさん並べられるから、それだけで景色を作ることが出来る」という点だそうです。そんな魅力をもっとたくさんの人に伝えたい、という気持ちで用意された苔玉たちは、素敵な秋の風情を醸し出していました。
irotoiro(イロトイロ)
駒沢通り沿いにある色彩豊かなお花屋さんです。今回のイベントブースも、お店をそのままコンパクトにして再現したような雰囲気。
テーブルの上から足元までガラスの花瓶に入った生花がずらりと並び、サイドテーブルにはドライフラワーで出来た小物たち、上からはドライフラワーのスワッグがたくさんぶら下がり、その中にさり気なくフレッシュのカラスウリの実が下げてあるところも、irotoiroさんならではの遊び心がいっぱいです。
イベントブースとは思えない品揃えの多さ。まるで色彩に溺れるようで、見ているだけでワクワクするショップでした。
取材中も「可愛いー!」という声がたくさん聞こえ、写真を撮っていく方が何人もいました。この日担当をしていたスタッフの石井さんも「お客様が、可愛いと言ってくれるような空間を作りたかった」と言っていたように、可愛い空間でした。
実店舗も、遊び心いっぱいのテンションが上がるような可愛いショップです。贈り物のお花やブライダルのお花、ちょっと他とは差を付けたいというときにおすすめのお花屋さんです。
Tumbler & Flowers
インスタグラムにて「現場でどんがらバランスを取っている人間がいたらそれ、わたしです。」と宣言してありましたが、商品もお店の方も落ち着いて立っていた、Tumbler & Flowersさん。
周囲に生花やグリーンが並ぶ中、流木やツゲボールが上から下げられてディスプレイされているブースは人目を引きます。
生け花で使用する流木(捨朴)を中心に、知人の山で取ってきたという枝やドライフラワーなど、そのままでオブジェになるものが並びます。山で取った枝は、焼いていぶすことで防虫対策も行われています。
並んでいるドライの枝や流木たちは、何に使ったらいいのかわからないようで、自分次第で何にでも姿を変えてくれる可能性を持つものばかり。枯れた枝にイマジネーションを刺激されます。
オーナーの渡来さんの「山のものを無駄にしない」という言葉に含まれたメッセージも素敵でした。
Tumbler & Flowersさんでは、いけばなレッスンも行っています。器と花のバランスの取り方、イマジネーションを刺激する方法、興味のある方はお問合せください。
f plus(エフ プラス)
花教室、展示会装花、オリジナルワイヤー花器の制作など、幅広く活動中のフラワースタイリスト増田由希子氏のショップ。
今回の出店のコンセプトは秋という季節の中で「カーキ&ブラック」を色のテーマとして、フラワースタイリストの増田由希子さんとスタッフの女性のお二人もシックで落ち着いたカーキ&ブラックのスタイリングで植物と調和したファッショに身を包み、ブース全体の雰囲気をシックに秋色でまとめ上げ、美意識の高さが際立つf plusさん。
今回お取り扱いの植物で一番のポイントは?とお伺いした所、秋色でシックである植物をご用意したという事と、すべてドライフラワーとして長く楽しむ事が出来る生花にこだわり、今回の秋の出店を楽しんでいらっしゃいました。オリジナルの花器なども制作中、シンプルながらセンスと個性が光る植物を引き立てる花器も魅力です。
新作の秋のコサージュ。一つ一つのお花をワイヤリングという方法を使ってデザインし、刺しゅうで使う道具の刺繍枠をリースに見立てて一緒に壁飾りにしたり、白樺や個性的な枝をカットした所に取り付けてナチュラルな壁飾りにしたりと、色々なアレンジで楽しむ事が出来る素敵なコサージュです。
こちらの花器はfplusさんオリジナルの商品「メリーゴーランド」(価格は¥4,104)
一輪挿しが丸く集まるシンプルでロマンティックなデザインはお花を入れてゆらゆら揺れる可愛いデザインです。
こちらの花器もf plusさんオリジナルの商品「ファイブピース」(価格¥2918)
5つの一輪挿しが手をつないだようにつながり、輪にして飾ったり、ジグザグに飾ったり、飾る場所によって色々なアレンジを楽しめる素敵な花器でした。
花器は雑貨店等でもお取り扱っておりますが、詳しくはwebページにてお問合せ下さいませ。
Royal Gardener’s Club
Royal Gardener‘s Clubさんは園芸散水用品を作られているメーカーさんです。日本国内だけではなく、世界中から高い評価があるガーデン用品は、暮らしに馴染むぬくもりがある、ものづくりにこだわり、都内では東京、自由ヶ丘にあるショールームで商品に触れ、道具の扱い方なども丁寧に教えていただけます。ショールームでは季節に合わせたワークショップ等も開催しています。今回の「BOTANICAL GARDEN」での出店では、秋らしいスワッグと、秋風にそよぐカゴ等を販売。機能的で洗練されたホースリールは細めで扱いやすく、ジョーロはつい手に取って毎日のお水やりが楽しくなりそうなアイテムです。
詳しくはwebページでご確認下さい。
Royal Gardener‘s Clubさん 公式ホームページはこちらです
「ノズルファイブ」用途に合わせた5種類の水の撒き方で散水出来る優れたガーデンアイテムです。洗練されたデザインと扱いやすいノズルと細いホースはオシャレでガーデニングがもっと楽しくなりそうですね。
ガーデンジョーロは4ℓと6ℓのサイズがあり、水を入れる口に蓋が着いています。外へ置いておいても、木の葉や砂や土が入らず、お手入れも簡単。また、ジョーロの底にはこの写真の通りフックが着いていて、水を切り壁にかけて保管する事が出来る優れものです。
秋の季節に合わせたスワッグも販売していました。
青空の下でのイベントは最高でした。
次回も開催予定だそうです!楽しみですね!
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