GREEN MARKET 2025秋 取材レポート@神戸東遊園地
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2025年10月25日に神戸市の東遊園地で「GREEN MARKET」が開催され、LOVEGREENも協賛・取材して参りました!今回6回目となる本イベントの開催を記念して、Instagram上で「植物のある暮らし」フォトコンテンストも実施され、当日は入賞者の結果発表もありました。たくさんの素敵な応募写真の中から、LOVEGREEN賞も選ばせていただきました。こだわりのお店がならび、ワークショップなども体験できる、ワクワクが止まらないマーケットの様子をレポートします。
目次
GREEN MARKETについて
会場はどこ?

会場となる東遊園地は、神戸三宮駅から歩いて10分ほどの、まさに神戸の中心部に位置する都市公園です。多年草や宿根草を組み合わせた自然味あふれるナチュラルな植栽が印象的で、市民ガーデナーと共に植栽づくりをするボランティアガーデンや、寝ころんで日向ぼっこしたくなるような芝生広場もあります。
Living Nature Kobe 自然と共に暮らす都市・神戸

「Living Nature Kobe」は、人と自然が共にいきる豊かさを大切にして、神戸らしいみどりと花のまちづくりを進めるムーブメント。2021年から神戸市が推進している「自然の景」を創出する取り組みです。
GREEN MARKETはそんな素敵な神戸の街で行われる、心の奥にぽっと光がともるようなイベントです。
今回のGREEN MARKETのテーマは「循環」

つくる人とつかう人、自然と街、日々の暮らしと未来。そのつながりはめぐりめぐって、日常に小さな豊かさをもたらし、次の世代に受け継がれていきます。種や苗が育ち、やがてまた次の種となるように。落ち葉や野菜くずが土に還り、新しい花を育む力になるように。植物を分け合い、暮らしのアイデアを交換しながら、人と人ともつながっていくように。
みどり豊かな東遊園地で開催されるGREEN MARKETに訪れたらきっと、自然とともにめぐる暮らしの心地よさを感じられるのでは。
個性豊かな出店者さんたちのご紹介

Valon tilaさんとVESTITAさんの2つの生花店がコラボした、イベント当日限りのスペシャルなフラワーショップ「EAST PARK FLOWERS」。楽しそうに切り花を選ぶ姿を見ていると、こちらまでウキウキしてきました。

朝10時からオープンしたばかりのマーケットに人が集まっているので、何を売っているお店か気になり近づいてみると……
テラゲンファームさんの国産ハチミツでした!伊丹の農家さんが畑で作った天然のハチミツだそうです。

パンエリアも朝から大盛況。こちらは、天然酵母のパンを販売しているRAGIさんです。GREEN MARKETの出店に合わせて、お目当てのパンを買いに来られた方も多そうですね。

オーガニックコットンロープをはじめ、カポックロープなどの環境にやさしい素材でマクラメアイテムを制作しているFUJIKOさん。
手編みのマクラメハンギングや、ふわふわのコースターなどが人気です。素敵なマクラメアイテムと植物を組み合わせて飾ったら、部屋が一気におしゃれな空間になりますね。

「バナナの茎」「ココナッツウォーター」「コルク樫の樹皮」から作られた財布やバッグなどのエシカルファッションアイテムをてがけるAashaさん。
アイテムの色は、藍やアカネ、カッチ、炭、クミンなどで染色しています。地球環境を守りたい。人にも動物にもやさしくありたい。クオリティとデザインにもこだわりたい。そんな想いから生まれたブランドです。

米粉とおからのお菓子のよなよなドーナッツさん。
お昼頃にお店に行ったところ、米粉おからドーナッツは売り切れてしまっていて、ドーナッツに会うこともできず残念。いつもよりたくさん持って来ていたそうですよ。次回こそは!

「パーマカルチャー菜園」関連のレアな雑誌や、花・植物がらみのジャケットを集めてきたレコードたち、綿から糸をつむぐキットなど、ひとつひとつにストーリーがあって興味深い商品ばかりでした。

神戸元町にお店がある、古本と雑貨のhoneycombBOOKS*さん。
絵本や作家さんによるハンドメイドの雑貨、かわいいイラストが描かれたメッセージカードなどの紙雑貨が人気でにぎわっていました。

「食べられる庭」moromorogardenn(龍仙造園)さんは、造園業やハーブの自然栽培をてがけていますが、今までに日本、ヨーロッパ、各地の庭や公園・自然菜園を自転車で巡り、その土地のハーブや果樹などの食べられる植物を体感しながら学んできたんですって。驚いて「自転車で!?」と聞きなおしてしまいました。
すぐ料理に使える様々なフレッシュハーブやハーブ苗が並んでいて、ナチュラルなハーブブーケも人気です。ご自宅などでも楽しいハーブ教室を開催されています。

この可愛いトートバッグは、日本の職人さんの手仕事で縫製されている、環境にやさしくて丈夫な地球Laboさんのコンポスト。
生ごみや野菜クズから堆肥をつくり、野菜を育てて食べて、種をとり、蒔いて……。そんな小さな循環生活を各家庭ですることが普通になったら楽しそうですね。
ワークショップやGREEN STAGE、LESSON
ワークショップ

HERB SHOPさんでは、ルーツポーチに植え込み済みのおしゃれなハーブたちがお出迎え。買って帰れば、そのまま家で育てられますね。

HERB SHOPさんのワークショップでは、アロマスプレーづくりが行われていました。
そして、ワークショップのテーブルに設置された銀色の蒸留器からは、また別の良い香りが……
これは、GREEN COMMONS × HERB SHOPの取り組みで、東遊園地にあるGREEN COMMONSの学びの庭であるボランティアガーデンの植物を蒸留していたんだそうです。

GREEN COMMONSさんの「たたき染めでオリジナルのエコバッグをつくるワークショップ」では、ちょうど葉っぱをはがしている瞬間を見せてもらえました。美しい葉の形がしっかりとプリントできて、歓声があがっていました~。
GREEN STAGE

GREEN STAGEでは、hervaさんによる「季節のハーブの寄せ植え」のデモンストレーションが行われていたり……

ひょうごの在来種保存会 田中秀樹さん×聞き手:伊藤友美さん(ハーバリスト)による「種のおはなし」を聞いた後は、みんなでF1品種ではない自家採種の種を持ち寄った、楽しそうな種の交換会がスタート。
LESSON

落ち着いたおしゃれな空間で行われていた、大久保たえ(アトリエ・レピス)さんに教わる「食べるハーブラー油をつくろう」のLESSONものぞかせていただきました。
季節のハーブ、しそやフェンネルを使ったザクザクラー油が作れるんですって。
フォトコンテストLOVEGREEN賞の発表

開催6回目のGREEN MARKETを記念して行われたフォトコンテストの入賞者が、イベント当日に発表されていました~。

LOVEGREEN賞は、つなぐ つむぐさんのこちらのお写真に決定しました。おめでとうございます!
昨年の秋に蒔いたニゲラの種がいつのまにか発芽して、成長を見守っていたら、蕾をつけて春に開花したそうです。種の収穫までの経験をさせてもらった大好きなニゲラを、出かける前に撮影したんですって。
植物と暮らす心地よさと愉しさが、ありのままに伝わってきました。
水やりの水がこぼれたのかな?と思われる地面の跡も、バジルの葉や双葉の形に見えてほっこりしてしまいました。

その他の賞を受賞された皆さまも、おめでとうございます!!!
GREEN MARKETのInstagramでも発表されています。

出店者さんやワークショップ、GREEN STAGE、LESSONのひとつひとつにそれぞれの想いやストーリーがあり、お話を聞いてみると新しい発見があったり素敵さに感動したり。今回はお昼過ぎまでしかいられなかったので、全部回れなかったのですが、一日公園にいてゆっくりゆったり楽しみたいと思うとても素敵なイベントでした。
来春のGREEN MARKETが今から楽しみですね。ぜひ、スケジュールを合わせて足をお運びください!
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