葉っぱに白い線!ハモグリバエ(エカキムシ)の予防・駆除方法は?
LOVEGREEN編集部
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元気にすくすく育っていた植物にある日気が付いたら、葉っぱに白い線が入っていた。何か虫が這った跡のようにも見える。周りを見ても虫らしいものは見当たらないし。きっともう通っていたのかな…。と、そのままにしておくと翌日にはさらに線が増えている…。そんな経験ありませんか?
実はその白い線、「ハモグリバエ(エカキムシ)」という虫の仕業なのです。では、ハモグリバエ(エカキムシ)ってどんな虫なのでしょうか?
今回はハモグリバエ(エカキムシ)の発生と予防と駆除についてご紹介します!
目次
ハモグリバエ(エカキムシ)とは
野菜につきやすいがハーブも要注意
ハモグリバエ(エカキムシ)は、ハエの幼虫です。成虫の体長は1~2mmのハエです。卵はさらに小さく、葉肉に産卵します。
ハモグリバエ(エカキムシ)の幼虫は、葉の中に潜り込み内部を食い進んでいきます。春は4月くらいから秋の11月くらいまで、長期間にわたり発生します。
卵は気温の上がる3月くらいから孵化しはじめ、4月くらいに、葉に白い線が出てきます。
ハモグリバエ(エカキムシ)の種類は、トマトハモグリバエ、ナスハモグリバエ、マメハモグリバエなどの種類がいます。
発生しやすい植物は、ナス、トマト、カボチャ、エンドウ、キュウリ、レタス、キャベツなどの野菜、ハーブではミント、ナスタチウム、バジルなど多種多様の植物につきます。
ハモグリバエ(エカキムシ)はどこから発生?
ハモグリバエ(エカキムシ)は発生期間中(春~秋)に飛来して葉に産卵します。
また、苗からの持ち込みも原因のひとつです。成虫のハエは飛来するためベランダなどにもやってきます。そのため、どこでも発生してしまうのです。
ハモグリバエ(エカキムシ)による被害
ハモグリバエ(エカキムシ)が発生すると、葉に幅1~2mmくらいの白い筋が残ります。くねくねと、まるで葉に絵を描いたように食害跡を残すため、別名「エカキムシ」とも呼ばれています。早めに駆除をしないと、次から次へと葉をを食べられてしまいます。見た目は悪くなり、葉の変形、落葉、植物の生育不良の原因になります。
ハモグリバエ(エカキムシ)の被害にあった植物を放っておくと
大量発生したりすると、葉は真っ白になるほど食害されて、最終的には枯れていきます。
ハモグリバエ(エカキムシ)の予防
防虫用にネットをかけよう
春先に葉が小さいうちからネットをかけておくほうが予防できるでしょう。ハモグリバエ(エカキムシ)の成虫が飛来して産卵しないようにネットをかけてガードをしましょう。ベランダ栽培などのプランターや、鉢の場合でも支柱をたてて、ネットをかけることで予防になります。
黄色の粘着トラップで捕殺!
ハモグリバエ(エカキムシ)は黄色に引き寄せられる習性があります。それを利用した黄色い粘着トラップを仕掛けます。粘着トラップは市販されています。
ハモグリバエ(エカキムシ)の駆除方法
ハモグリバエ(エカキムシ)の幼虫は白い筋の先端にいます。見つけたらすぐ手やピンセットを使って潰しましょう。
被害が大きい場合は葉ごと切り取って処分したほうがよいでしょう。葉がどれも被害にあっていて、全て切り取ってしまったら成長に影響が出そうな場合は、地道にひとつひとつ手やピンセットで潰していきましょう。
発生する前から予防するために早めの段階でネットをかけたり粘着トラップを仕掛けたりして予防しましょう。
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