ガマズミの花言葉|種類、花と実の特徴、名前の由来
LOVEGREEN編集部
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ガマズミの花言葉と種類、花と実の特徴、名前の由来についてご紹介。ガマズミは初夏の白い花と秋の赤い実、どちらも魅力的で楽しめる花木。
目次
ガマズミの花言葉
「ガマズミ」の花言葉は「愛は死より強し」「結合」
ガマズミについて|基本情報
科・属 | レンプクソウ科・ガマズミ属 |
和名 | 莢蒾 |
英名 | Linden viburnum |
学名 | Viburnum dilatatum |
原産地 | 日本、中国、朝鮮半島 |
開花期 | 5月~6月頃 |
ガマズミとは|花と実の特徴と名前の由来
ガマズミはスイカズラ科の落葉低木で、日本の山野でよく見かけます。樹高は2~3m程度で、晩春から初夏にかけて先が5つにわかれた白い小さな花がかたまって咲き、晩夏から秋に3~5mm程度の赤色の実をつけます。青森県南地方では「ジョミ」または「ゾミ」とも言われます。
ガマズミの名前の由来は諸説あり、ガマズミの実は噛むと酸味がある実なのでそこから「噛み酢実」が「ガマズミ」に訛っていったという説と、枝が鍬の柄に使用されていたので鎌の柄から「ガマ」、実を染料にしたことから染めが「ズミ」になった説、山の神から授かった「神の実」で「神ヅ実(カミヅミ)」が訛った、などの説があります。
ガマズミの種類
ミヤマガマズミ
Adobe Stock
ガマズミよりも花も実も少し大きめの近縁種です。高さも大きなものだと5mくらいになります。
ビバーナム・ティナス(トキワガマズミ)
「トキワ(常盤)」と名につくように、常緑のガマズミです。春には毬のような白い花を咲かせ、秋から冬には光沢のある黒い果実をつけます。切り花として人気の花材です。春先に「ガマズミ」の名前で花屋さんの店頭に並ぶピンク色の蕾が付いた枝物は、ビバーナム・ティナスです。
ビバーナム・コンパクタ(ビバーナム・オプルス‘コンパクツム’)
ビバーナム・コンパクタは、ヨウシュカンボクの園芸品種。葉がカエデに似た形をしています。春から初夏に白い花が咲いたあとに実る果実は、グリーンから徐々に赤く色づきます。夏にはグリーン、晩夏からは赤い実つきの切り花として人気があります。
オトコヨウゾメ
春の白い小花と秋に赤く熟した果実が、ガマズミによく似ていて美しい樹木です。生長しても2~3m程度にしかならないので、庭木としても人気があります。株立ちのものをシンボルツリーとして植えると華奢で涼やかな印象になります。
オオカメノキ(ムシカリ)
ガクアジサイのような花が特徴的なガマズミの仲間。葉が害虫の被害にあいやすいことから、「ムシカリ」の別名で呼ばれるようになりました。
ガマズミの実
ガマズミの実は、赤く、独特の酸味があり、種類によっては甘みのあるものもあるようです。ガマズミの実は完熟しても木から落ちてしまうことはなく、真っ赤に熟します。
ガマズミは9月~10月頃には実が熟して赤くなりますが、そのころはまだ甘くはなく、初冬くらいになるとだんだんと甘くなってくるようです。青森県などの東北地方では昔から、山中で食べるものがなくなった狩人たちがガマズミを探して食べていたと言われています。これによりガマズミは山の神からの授かった「神の実」として大切にされてきたようです。
ガマズミの実は、このようにそのまま食べるのはもちろんのこと、果実酒に利用したり、染料としても用いることができるようです。また、ガマズミは霜に当たると甘くなるとも言われており、栽培には東北地方が向いているようですが、全国の山野で見ることができます。ガマズミの実には、天然のクエン酸であるリンゴ酸が含まれていて、その他にもポリフェノールやビタミンCを多く含んでいます。
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