牡丹(ボタン)の花言葉|種類、特徴、色別の花言葉
LOVEGREEN編集部
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牡丹(ボタン)は多重の花びらを持つ高貴な花を咲かせる「花の王様」。牡丹(ボタン)の花言葉と花の特徴、花言葉の由来、種類についてご紹介。
目次
- 牡丹(ボタン)の花言葉
- 牡丹(ボタン)について|基本情報
- 牡丹(ボタン)の花の特徴と花言葉の由来
- 牡丹(ボタン)の種類
- 家紋に使用された牡丹
- 立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花
- 牡丹(ボタン)と芍薬(シャクヤク)の違いと見分け方
牡丹(ボタン)の花言葉
牡丹(ボタン)の花言葉は「風格」「高貴」
明確な色別の花言葉はつけられていません。
牡丹(ボタン)について|基本情報
科・属 | ボタン科・ボタン属 |
和名 | 牡丹 |
英名 | Tree peony |
学名 | Paeonia suffruticosa |
原産地 | 中国北西部 |
開花期 | 4~6月、10月~1月 |
牡丹(ボタン)の花の特徴と花言葉の由来
牡丹(ボタン)はボタン科の落葉小低木で、花期は4月~6月です。牡丹(ボタン)は芍薬(シャクヤク)と花がよく似ていますが、牡丹(ボタン)は樹木であるため落葉して枝だけの状態で越冬し、芍薬(シャクヤク)は宿根草のため、地上部が枯れた状態で越冬します。
牡丹(ボタン)は日本でも古くから「花の王様」と呼ばれ、親しまれている植物のひとつです。その貴婦人のようなたたずまいから美人の形容にもたとえられる花です。豪華な美しい花を咲かせることから「風格」「高貴」という花言葉がついたと言われています。
花名である「牡丹(ボタン)」は、中国での名前である「牡丹」の音読みからボタンと呼ばれるようになりました。原産地とされる中国では、花の豪華さが他の植物を圧倒するほどであることから「花王」や「花神」といった別称でも呼ばれます。英語では「Tree peony」と呼ばれます。
牡丹(ボタン)の種類
牡丹(ボタン)は花形は一重、八重、千重、万重、獅子咲きなどの種類が多い植物です。一般的には春咲きの春牡丹ですが、初冬に寒牡丹という春牡丹より小ぶりで、春と秋の2回咲く種類があります。冬牡丹と言われているものは寒牡丹より大きな花を咲かせる春牡丹を温度管理によって花の少ない冬に楽しむ為に人工的に咲かせたものをそう呼びます。
牡丹(ボタン)の花色は白、桃、紅、朱赤、黄、絞りや複色など種類が豊富です。中国原産の花木で奈良時代に薬用木として渡来しその後改良が進んだ結果、中国の品種とは異なる独自の品種群がつくりだされました。欧米で改良された品種群にフランスボタン、アメリカボタンがあります。
家紋に使用された牡丹
牡丹(ボタン)の花はその豪華さから百花の王とされ、関白家である近衛家がはじめて牡丹を用いたことで、他家では遠慮してその使用を控えました。しかし、九条・鷹司・難波家は同族のため、牡丹をを使用しました。その後、島津・伊達・津軽・上野矢田の松平・鍋島の五氏は、婚姻、交換、下賜などの方法でこれを手に入れました。寺院でも、興福寺・大乗院・本願寺・総持院・興正寺などは寺紋として使用しました。何らかのゆかりが公家とあったものと思われます。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花
牡丹(ボタン)は、古くから日本では美しい女性の姿を形容する言葉として「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉があります。芍薬(シャクヤク)は茎の先端に花を咲かせることから立ち姿、牡丹は枝分かれした横向きの枝に花をつけることから座り姿、百合は風に吹かれ揺れるさまから歩く姿をそれぞれ連想させ、女性はそれらと同じくらいに美しい、という例えの言葉として使われています。
牡丹(ボタン)と芍薬(シャクヤク)の違いと見分け方
華やかな大輪の花を咲かせると牡丹(ボタン)と芍薬(シャクヤク)は一見かなり似ています。ここでは見分け方のポイントを紹介します。
葉
違いが一番わかりやすいのが葉の形です。牡丹(ボタン)は葉にツヤがなく、ギザギザになっているのが特徴です。一方、芍薬(シャクヤク)の葉はツヤがあり、葉の先にギザギザはなく、全体的に丸みがあります。
つぼみ
牡丹(ボタン)の蕾は先が尖っていますが、芍薬(シャクヤク)の蕾は丸い形をしています。
植物分類|木と草
牡丹(ボタン)は樹木、芍薬(シャクヤク)は草に分類されます。牡丹(ボタン)は樹木なので、冬も枝が確認できますが、芍薬(シャクヤク)は冬になると地上部の茎葉が枯れて根の状態で休眠します。
▼牡丹(ボタン)と芍薬(シャクヤク)の違いと見分け方
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