きのこ狩りのピクルス|勝手に”ムーミン谷の料理”を作ってみた#8
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「ムーミン」の小説に出てくる美味しそうな料理を、勝手ながらイメージして楽しく作ってみよう! という企画の第8回目。
「ムーミン」作品ゆかりの地・フィンランドでは、森は暮らしの一部とされていて、秋のきのこ狩りは誰もが楽しめる日常的なレジャーなんだそうです。「ムーミン」の小説にも「きのこ狩り」や「きのこ」にまつわる描写がよく登場します。今回は、そんなきのこをたっぷり使って、きのこのピクルスを作ってみました。
目次
フィンランドでは自然はみんなのもの

フィンランドでは、誰にでも自然を享受する権利があるとされていて、森で慎重に行動し、荒らしたりしなければ、みんながきのこやベリーなどの森の恵みを自由に楽しむことができるそうです。さすが、森が生活の一部となっているフィンランド。毒きのこには注意が必要ですが、森の中を歩いて心癒されながら、家族や仲間ときのこ狩りやベリー摘みに行くのが日常だなんて、穏やかで健康的で……何よりその考え方がとても素敵ですね。

ムーミン・コミックス「ふしぎなごっこ遊び」より
ムーミン・コミックス「ふしぎなごっこ遊び」の中で、ムーミンパパがきのこ狩りをしている描写を見つけました。きのこ狩り用のナイフも持っています!
別の北欧の洋書には、「ムーミンママの きのこ事典」という、トーベ・ヤンソンさんの美しい絵を眺めているだけワクワクして楽しそうな本もあったようです。きのこは、フィンランドの生活や文化に深く根付いているのですね。
ムーミン一家のきのこ狩り
小説『ムーミン谷の仲間たち』の「目に見えない子」の冒頭シーンでは、雨の降る薄暗い夕方に、ムーミン一家のみんながベランダのテーブルを囲んで座って、その日に取ってきたきのこをきれいにしています。トゥーティッキが「目に見えない子(ニンニ)」をムーミンやしきに連れてくる直前の場面です。
「ミイったら、またベニタケを取ったね。去年はテングダケを取ったっけな」
ムーミンパパがいうと、ムーミンママもつづけました。
「来年の秋は、アンズタケあたりであってほしいわね。でなけりゃ、すくなくともそれほど、毒でないのをさ」
「いつも希望を胸に生きるって、いいことよね」
こういってちびのミイは、くすくす笑いました。

小説『ムーミン谷の仲間たち』より
「いつも希望を胸に生きるって、いいことよね」
というちびのミイの言葉は、いたずら好きのミイらしい皮肉っぽい言葉ですが、最悪の事態も考えつつ、何事も前向きにとらえる、良い言葉だと思います。
きのこのピクルスを作ってみた!
ムーミンママなら、きのこ狩りで取ってきたきのこを使ってピクルスを作るのでは?と想像して作ってみることにしました。

材料
- きのこ 400g(今回はホワイトマッシュルーム、ブラウンマッシュルーム、生しいたけ、しめじ)
- タマネギ 半分
- パプリカ 半分
- ニンニク 1片
マリネ液用
- オリーブオイル 大さじ4
- 穀物酢 大さじ12
- 砂糖 大さじ4
- 塩 小さじ1/4
- ローリエの葉 1枚
炒め用
- オリーブオイル 大さじ3
- 塩 少々
- こしょう 少々
作り方

1.きのこの石づきを取り、食べやすいようにカットして400g用意します。
2.タマネギは、くし形に切ります。
3.パプリカは、細切りにします。
4.ニンニクは、薄切りにします。

5.マリネ液用の穀物酢に砂糖と塩を合わせてよく混ぜます。砂糖と塩がおおよそ溶けてから、オリーブオイルを加えて混ぜます。
※お好みで、クローブの粉末スパイスを加えても美味しいです。

6.フライパンに、炒め用のオリーブオイル大さじ3とニンニクを入れて熱し、香りが立ったらきのこを加えて炒めます。
7.全体にしんなりしたら、塩、こしょうをふり、タマネギとパプリカを加えてさっと炒め、保存容器に移します。

8.温かいうちに、きのこがひたるくらいにマリネ液を注いで、ローリエの葉もひたします。そのまま1時間以上おいてから食べると美味しいです。

レタスの上にきのこをマリネ液ごとのせると、ドレッシングいらずでサラダができます。
※記事中の画像/引用文出典元:『ムーミン全集[新版]6 ムーミン谷の仲間たち』著:トーベ・ヤンソン 訳:山室 静 講談社
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