ユウゼンギク(友禅菊)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ユウゼンギク(友禅菊)
- 学名
Symphyotrichum novi-belgii
- 英名
- New York aster, Michaelmas daisy
- 和名
- 友禅菊
- 別名・流通名
- 宿根アスター、ユウゼンノギク(友禅野菊)
- 科名
- キク科
- 属名
- シムフィヨトリクム属
- 原産地
- 日本
ユウゼンギク(友禅菊)の特徴
ユウゼンギク(友禅菊)は、キク科シムフィヨトリクム属の多年草。楚々とした野菊のような風情ですが、北アメリカ原産で明治時代に日本に渡来した帰化植物です。花を茎の先端に密に咲かせる姿が優美で、庭植えや切り花として愛されてきました。園芸品種が多いのもユウゼンギク(友禅菊)の特徴です。
ユウゼンギク(友禅菊)の花色は紫が多く、ほかにピンクや白があります。花の最盛期は秋ですが、早生種は6月から咲き始め11月頃まで楽しめます。また、草丈1m以上になる高性種と45cm以下の矮性種があります。耐寒性があり、冬は地上部が枯れたようになりますが、地際に冬至芽を作って翌春に備えています。
ユウゼンギク(友禅菊)の詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 20~120cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 紫、ピンク、白 |
開花時期 | 6月~11月 |
ユウゼンギク(友禅菊)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け |
ユウゼンギク(友禅菊)の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所を好みます。
用土
水はけの良い土壌を好みます。
鉢植えのユウゼンギク(友禅菊)は、市販の園芸用培養土で問題なく育ちます。
ユウゼンギク(友禅菊)の育て方のポイント
水やり
根付くまでは水やりを行い、根付いてからは降雨に任せて問題ありません。しおれたときや乾燥が続くようなときは様子を見て控え目にしてください。
鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。
肥料
過肥を好みません。庭植えは植え付け時に腐葉土やたい肥などを施します。鉢植えは元肥を混ぜておけば十分です。あとは生育の様子を見て、緩効性肥料を少しずつ施します。
病害虫
ユウゼンギク(友禅菊)は丈夫であまり病害虫の被害はありませんが、たまに根こぶ病や白絹病になることがあります。掘り上げた根にこぶのようなものが付いていたら根こぶ病、白い糸状のものが付いていたら白絹病です。どちらも掘り上げて廃棄しましょう。
ユウゼンギク(友禅菊)の詳しい育て方
選び方
株元が太く、花芽の多いもの、葉が黄ばんでいないものを選びましょう。
植え付け
4月~5月、9月~10月が植え付け適期です。春に植えたものはその年の秋から花を楽しめます。秋植えは翌年の初夏から秋に花を楽しむことができます。
仕立て方
草丈が高くなったら倒れないように支柱をしましょう。1本ずつではなく、株全体をまとめるようにして支柱を立てると効率よく作業できます。
剪定・切り戻し
春から夏まで放っておくと、草丈が高くなりすぎて倒れやすくなります。4月~5月に思い切って1/3程度まで切り詰めます。
花が終わったあとの花茎は、根元まで切り戻します。
植え替え・鉢替え
年に1度、春か秋に1回り大きな鉢に植え替えます。
花
花の最盛期は秋ですが、早生種は6月から咲き始め11月頃まで楽しめます。
収穫
ユウゼンギク(友禅菊)の花がたくさん咲いたら、切り花にして室内で楽しみましょう。
花が咲いているあまり太くない茎を選んで切ります。新聞紙で巻いてから茎の根元を叩いて潰し、数時間水に浸けて水あげをします。水を吸い上げてしゃっきりしたら、好きな花器に生けて飾りましょう。
冬越し
冬は地上部が枯れたようになって越冬します。特に必要な冬越し作業はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
ユウゼンギク(友禅菊)は、株分けで増やせます。