【植物コラム】子どもと一緒に楽しむお花のヘアアクセサリー
三原広美
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6歳の娘はヘアアレンジが大好きで、通勤前の朝などは、私の顔色をうかがうようにして「今日はヘアアレンジする時間ある?」と小さな声で聞いてきます。
お花も大好きらしく、お花屋さんに行く時は必ずついてきて、「今度は私に選ばせてほしい」と目力で訴えます。
予定のない週末は家族全員のんびりできる日なので、娘のリクエストに応えて、お花を使ったヘアアレンジにいくつかチャレンジしてみました。
ひとつめはワックスフラワー。名前が示す通り、見た目は繊細なろう細工のようで、手で触れるとワックスペーパーのような光沢と薄くても固いような感触があります。
オーストラリアの南西部に自生する野生植物で、細い枝が華奢な感じのする常緑低木です。葉に特徴があって、松葉に似た細い葉がたくさん付いています。ひとつひとつの花びらはとても小さいですが、ひと枝にたくさん咲くので、全体的には白く輝くように見えます。
針のような葉から野生の強さを感じるのと同時に、広大なオーストラリアの自然が作り出す洗練された美しさも合わせ持つ魅力的なお花で、私は大好きです。
お花の髪飾りは飾りたいお花をワイヤリングして花かんざしのように仕上げます。
ワックスフラワーは葉の部分がこぼれ落ちやすいので、お花の部分を中心に髪飾りにしてあげると 1 日中持ちます。
枝の先に小さな花が散房状に咲くので、枝の部分を2-3cm残してカットし、余分な葉は取り除いてからワイヤリングします。あえて葉も加えたい場合には、葉だけの枝をワイヤリングするといいかもしれません。
▼ワイヤリングをする道具や手順はこちらの記事をご参照ください。
お花遊びの延長で自然に髪に挿したイメージに仕上げてみました。
もうひとつは、ガーベラを使った髪飾り。最近、娘は学童保育で2カ月に一度開催される華道教室に参加しました。その日、ガーベラやカスミ草などたくさんのお花をもらって帰ってきたので、髪飾りにしてみました。お花屋さんで購入していたセダムとスプレーバラも追加しています。
ポニーテールにして、ヘアゴムを隠すようにして髪飾りを挿しています。
最近「花育」という言葉をよく目にするようになりました。調べてみると、花を通して自然とのふれあいを直接体験しながら幼児期に大切なことを植物から学ぶことを目的にした教育活動のようです。私も子どもの頃、自然の緑や花に手で触れて接することで、小さいながらも植物に感性を刺激してもらったことを思い出します。目で見て楽しむ他にも、触れたり身に付けたりすることで、豊かな感性が養えたら素敵ですね。
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