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横山園芸さんに聞いた! クリスマスローズの色々な咲き方とおすすめ品種

クリスマスローズの様々な咲き方やおすすめ品種について、クリスマスローズの園芸農家として世界的に有名な横山園芸の代表 横山直樹さんに教えてもらいました。

クリスマスローズは、まだ寒い1月頃に色づいて花を咲かせる、キンポウゲ科の多年草。うつむきがちに咲くその美しい花は、咲き方のバリエーションが豊富で、園芸愛好家からとても人気があります。皆さんはどの咲き方が好きですか?

撮影協力/横山園芸

目次

クリスマスローズの花は散らない!?

横山園芸さん クリスマスローズ

クリスマスローズの美しい花びらに見える部分は、本当は花びらを支えて守るための「ガク片」ということを知っていますか?

クリスマスローズは花を長く楽しむことができると言われますが、その理由は「花が終わってもガク片が落ちない」ということにあるのです。

横山園芸さん クリスマスローズ

本来の花びらは蜜腺となって雄しべのまわりにあり、咲き進むと散り落ちますがガク片は残ります。蜜腺が花びらに進化するとセミダブル、ダブルとなり、蜜腺が完全に花びらになると、咲き進んでも散り落ちなくなるそうです! クリスマスローズの咲き方の世界は、知れば知るほど奥深いですね。

それでは、横山さんに色々な咲き方やおすすめ品種についてお聞きした様子をレポートします!

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一重咲き(シングル)

横山園芸さん クリスマスローズ

ストロベリームーン®

横山さん:
一重咲きは、基本的には花びらに見える部分の「ガク片」が5枚あります。シングル咲きとも呼ばれます。シンプルで清楚な花姿で、一般的に一番丈夫で育てやすいタイプです。

横山園芸さん クリスマスローズ

ストロベリームーン®

横山さん:
「ストロベリームーン®」は、横山園芸作出の大輪の一重咲きです。とにかくとても丈夫なので、初心者の方にはまずこの子を育ててもらいたいおすすめ品種です。庭に地植えすると存在感があって華やかですよ!

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セミダブル

横山園芸さん クリスマスローズ

横山さん:
セミダブルは、一重咲きと比べると、花粉のまわりにある蜜腺が大きくてフリフリの襟みたいに見えます。エリマキトカゲのような!?(笑)

八重咲き(ダブル)と一重咲き(シングル)の中間のような可愛い咲き方です。

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八重咲き(ダブル)

横山園芸さん クリスマスローズ

横山さん:
八重咲き(ダブル)は、蜜腺が完全に花びらとなり、外側のガク片の大きさに近づく咲き方です。咲き進んでも散り落ちません。花びらの枚数は15~20枚程度です。華やかでエレガントですよね。

編集部:
八重咲き(ダブル)もいいですね~。

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アネモネ咲き

横山園芸さん クリスマスローズ

横山さん:
アネモネ咲きは、ちょっと難しいんですが……

セミダブルのフリフリの襟のような蜜腺が、かなり花びら化して大きくなった咲き方です。中心部の花びらは散り落ちます。

編集部:
とても興味深いです~!

なるほど!八重咲きに似ていますが、蜜腺はまだ完全に花びら化していないので八重咲きとは違って蜜腺の部分は散り落ちるのですね。

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多弁咲き

横山園芸さん クリスマスローズ

プリマドレス®

横山さん:
八重咲き(ダブル)の中の、特に花びらが多いものを多弁咲きと呼んでいます。花びらが40枚以上になり、雄しべや雌しべが花びら化している場合もあります。

横山園芸の多弁咲きといえば、「プリマドレス®」です。多弁咲きはとても人気がありますよ。

編集部:
繊細で豪華な花姿がまるでダリアのようですね! すごくゴージャスなのに上品で素敵です~。雄しべや雌しべが花びら化することもあるんですね。驚きました!

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小輪咲き

横山園芸さん クリスマスローズ

プチドール®

横山さん:
小輪咲きといえば、横山園芸が力を入れている「プチドール®」があります。花付きが良く、コンパクトなので鉢植えでも育てやすいのがおすすめポイントです。ちっちゃい子たちが可愛いんですよ~。

山野草のような可愛い要素をクリスマスローズにも取り入れたいと思って、もっぱら小輪品種を極めようとしています。

横山園芸さん クリスマスローズ

ストロベリームーン®とプチドール®(ベビードール)

横山さん:
プチドール®の中の特に小さい子たちを「ベビードール」と呼んでいるんですが、「ベビードール」を大輪のストロベリームーン®と比べると、こんなに大きさが違うんですよ。(笑)

横山園芸さん クリスマスローズ

プチドール®(ベビードール)

横山さん:
これなんかもう、親指姫より小さい、小指姫くらいの大きさです。

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スポット、ブロッチ

横山園芸さん クリスマスローズ

写真左がスポット、右がブロッチ

横山さん:
スポットは、ガク片の内側に点々がちょんちょんと入るタイプ。

ブロッチは、点々同士がくっついてかたまりになっているタイプです。

編集部:
スポットがアクセントになったり、ブロッチが花色にコントラストをつけてとても美しい~! 二種類並ぶと、お互いを引き立て合っていてさらに可愛いですね。

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ベイン

横山園芸さん クリスマスローズ

横山さん:
ベインっていう、こんな模様もあるんですよ。模様がにじみ出ているような感じですよね。

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ピコティ(覆輪)

横山園芸さん クリスマスローズ

横山さん:
ピコティ(覆輪)は、花びらに見えるガク片に、色の縁取りがつくタイプです。ピコティ(覆輪)は、後ろから見ても縁の色が美しいんですよ。後ろ姿の美しさも楽しんでくださいね。

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星咲き

横山園芸さん クリスマスローズ

横山さん:
星咲きは、花びらに見えるガク片が尖って咲くタイプ。ころんと丸く咲くタイプもいいですが、星咲きのとんがっている子たちもすっきりとして可愛いですよ。

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横山直樹さん、ありがとうございました。

クリスマスローズの咲き方の違いやおすすめ品種をわかりやすく教えていただき、その一部始終にクリスマスローズへの深い愛情を感じました。横山園芸で育った横山園芸オリジナルのクリスマスローズをぜひ皆さんも育ててみてくださいね。

~横山直樹さんのご紹介~

横山園芸さん クリスマスローズ

横山園芸・代表。1978年生まれ。先代より親子2代に渡ってクリスマスローズ、原種シクラメンなどの育種、生産を手掛ける。近年はエディブルフラワーの生産も。全国各地で講演会を行うほか、NHK「趣味の園芸」講師、英国シクラメン協会日本支部代表、などの活動やYouTubeやインスタグラムなどのSNS発信を通じ、『お花よろこぶチカラコブ』をキャッチフレーズに植物の楽しさや魅力を伝える。【お花は必需品】をモットーに植物で人を笑顔にすることがライフワーク。

▼横山園芸 横山直樹さんのインタビュー記事はこちら

▼横山園芸さんに聞いた!クリスマスローズを上手に育てる6つのポイントはこちら

横山園芸のInstagramはこちら

横山園芸のYouTubeはこちら

横山直樹さんは著書「新版 クリスマスローズ」にて、クリスマスローズの咲き方はもちろん、クリスマスローズのあらゆることについて詳しくお話しされています。公式オンラインショップから購入すると横山さんのサイン入りだそうですよ。(^^)

横山園芸の公式オンラインショップはこちら

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