ウスネオイデスって簡単に育てられる?TILLANDSIA START GUIDE vol.2
LOVEGREEN編集部
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ティランジアの育て方監修
PROFILE
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SPECIES NURSERY 藤川史雄さん
1968年生まれ。大学卒業後、建築関連会社に就職した数年ののち、 幼少の頃から植物好きだった特色を生かしたいと園芸店へ転職 。店舗企画、店長などを経て、2001年SPECIES NURSERY(スピーシーズナーサリー)を設立。ティランジア・多肉植物。その他個性の強い植物を取り扱い、その普及に努める。『ティランジア栽培図鑑』(エムピー・ジェー)など、書籍や雑誌の記事監修、協力多数。
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ウスネオイデスって簡単に育てられる?
ふわふわ、もしゃもしゃの姿でティランジア(エアプランツ)の中でも人気のウスネオイデス。吊るすだけおしゃれな雰囲気がプラスされたりと空間を明るく彩ってくれます。でも、室内の日が当たらない場所だったり、環境が整っていない場所では水をやっても上手に育てるのは難しい場合もあります。ウスネオイデスの育て方の大切なポイントを紹介。
WHAT’S TILLANDSIA(エアプランツ)
ティランジア(エアプランツ)ってどんな植物?
ブロメリア科(パイナップルの仲間)の中の主にティランジア属。葉から水を吸うことに特化した植物で、北米南部から中米、南米まで幅広く分布し、生えているところは砂漠などの乾燥地帯から熱帯雨林まで様々な環境です。主に樹木に着生という形態で生えています。ティランジアの原種は700種近くあります。
ウスネオイデス(tillandsia usneoides)
ウスネオイデスは湿度が好きな植物。原産地は北米の南部〜南米まで。木に着生して生息しています。垂れさがるように育つ植物で、葉っぱが根の役割をし、養分を吸収しています。
ウスネオイデスの育て方
水やりはしているのに、気がついたら枯れていた!など、ウスネオイデスを枯らしたことがある人も多いのでは。水やりや置き場などを見直してみよう。
<水やり>
ジョウロなどでたっぷりと水やりします。霧吹きの場合はたっぷりと全体が濡れるようにしないと水をやったことにはなりません。
春〜秋は最低週2回は行ってください。できれば毎日の方が良いです。冬場は1週間に1回くらいの頻度です。
<日あたり・置き場>
5度までは屋外でも大丈夫。夏の直射日光は避けてください。春〜秋は室内よりベランダで育てる方が育てやすいです。冬場は室内に取り込んでください。室内では暗いところは避けて、日あたりのよい窓辺で管理します。日がまんべんなく当たるよう、たまに向けを変えると良いでしょう。
ウスネオイデスの花。小さく可愛らしい花。
花の後には実をつけることもあリます。
<ティランジアQ&A>
ウスネオイデスを含む、ティランジアのこれってどうすればよい?藤川さんに教えてもらいました。
Q.ウスネオイデスの茶色くなった部分は切って大丈夫ですか?
切って大丈夫です。新しく束ねる時に、たくさんの量をきつく束ねると中心部の風通しが悪くなり、枯れ込みやすいので、優しく束ねてください。
Q.葉が折れてしまった!切ってしまってよい?
A.折れてしまったら仕方ないので、見栄えを考え切って整えても大丈夫です。葉先が枯れこんで茶色い場合も切って大丈夫です。斜めにハサミを入れると他の葉に馴染みやすいです。
Q.冬場に水やりの回数を控えめにしていたら、枯れました。
A.株を持った時にスカスカの場合は日光不足で芯が腐ったと思われます。葉先が枯れこんできたり外葉がカリカリの場合は水不足ですので水やりをしてくだい。暖房の効いた室内の場合、様子を見て1週間に1回は水やりをし、日光によく当ててください。
Q.部屋の中で育てたいです。室内でも健やかに育てるコツは?!
A.窓辺で育てると良いでしょう。水やり後は窓を開けたり、サーキュレーターを回すなどして風通しを良くしてください。直射日光が強すぎる窓辺はレースカーテン越しがおすすめです。
Q.花をたくさん咲かせることはできますか?
A.ティランジアの花を咲かせるには日光が必要です。特に冬から春にかけてよく日に当てるようにすると良いでしょう。
Q.ティランジアって種ができるの?
A.綿毛のような種ができます。種から手のひらサイズに育つまでは約5年はかかります。
COLUMN
ウスネオイデスはバリエーションも豊富!
お店で見かけるもの以外にも実はタイプが色々あります。1本ずつ並べてみるとその違いがわかります。
<左より>
・葉茎が長いタイプ/アメリカのジョン・アーデンさんがコレクションしていたもの。
・太葉タイプ/白さが際立ち美しい。太いだけに丈夫。最近流通が増えてきている。
・カーリー/クルンクルンにカールしているタイプ。非常に成長が遅い。
・スタンダードタイプ/一般的なタイプで花付きが良い。
・細葉タイプ(ファイン)/乾燥に弱く、干からびやすい。
・細葉で小さいタイプ/乾燥に非常に弱く、干からびやすい。
いかがでしたでしょうか?
これをきっかけに、ティランジア、ウスネオイデスに興味を持って育ててみてくださいね。
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