編集部のこぼれ種#27「宮城県名取市閖上に行ってきました!桜・松・せり鍋」
とまつあつこ
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植物と一緒に暮らしているLOVEGREEN編集部の、何気ない出来事や発見、雑談などなど……日々の一部をふらっとのぞいてみてください。今日は、宮城県で植物を愛でてきたお話です。
先日、宮城県名取市閖上(ゆりあげ)を訪れる機会があり、名取市震災メモリアル公園、名取市震災復興伝承館、ゆりあげ港朝市、メイプル館、かわまちてらす閖上などに行くことができました。
「震災復興伝承館」から「かわまちてらす閖上」に向かう川沿いの道を歩いていたとき、等間隔に植えられている細い木が気になって近付いてみると、桜でした!植えてからまだ数年と思われるその桜の木は、ふっくらとした蕾をたくさんつけていて、これからたくさん咲く様子。幹も枝もまだ細いのですが、咲いている姿が本当に可愛くて、気付けてよかったなと思いました。
後で名取市観光物産協会さんのサイトを見て知ったのですが、閖上地区で津波をかぶりながらも震災後に花を咲かせた桜の木から芽をとって、苗木を育てる「復興桜プロジェクト」が行われているそうです。もしかしたらその桜を見れたのかなと思いました。今はまだ小さな桜ですが、たくさんの人の愛に守られて少しずつ幹や枝が太くなって立派な木に育つのですね。
名取川沿いの道は、広い空が近くて本当に気持ちが良い場所です。かわまちてらす閖上には、多彩なお店がずらりと並んでいます。テラスでのんびり食事も楽しめます。
野菜好きの目に飛び込んできたのは、「仙台せり鍋」の文字。絶対食べたいと思いました!ものすごく新鮮でシャキシャキした食感で、セリ科特有の爽やかな香りがやみつきになります。根っこまで食べられるんですよ。名取のせりは、なんと約400年の歴史があり、全国屈指の生産量を誇るそうです。ゆり唐あげと一緒にいただきました。(^^)
震災メモリアル公園の道向かいにある日和山の大きな松の姿にも心が引き付けられました。言葉では言い表せないものすごい力と神々しさを感じました。日和山の上や階段脇には、スイセンの花が可愛く咲いていました。
閖上は新海誠監督の「君の名は。」の起点となった場所であるとは聞いて知っていたのですが、監督は震災直後に閖上の日和山のスケッチを描いていたそうですね。
植物好きは、どこでも植物に目が行きます。閖上では、桜、松、せり鍋に心がぐっとつかまれました。お豆が材料のずんだ餅やずんだシェイクも美味しくいただきましたし、タンポポ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、クローバーも愛でました。ゆりあげ港朝市の花苗や切り花、新鮮野菜もとても魅力的でした。また何度も行きたいです。
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