スミレの花言葉|色別の花言葉や由来、種類
更新
公開

スミレの花言葉、色別の花言葉や由来、種類をご紹介。スミレは道端にひっそりと咲き、春の訪れを教えてくれる可憐な花。
目次
スミレの花言葉
スミレの花言葉は「謙虚」「誠実」
スミレの英語の花言葉
Affection :愛情
Artistic ability :芸術的才能
Faithfulness, Fidelity, Honesty :誠実さ
Loyalty :忠誠
Modesty :慎み、謙虚さ
Think of me :私を思って
Thoughts :思い、思想
スミレの色別の花言葉
紫のスミレの花言葉は「貞節」「愛」
白いスミレの花言葉は「あどけない恋」「無邪気な恋」
黄色いスミレの花言葉は「田園の幸福」「つつましい喜び」
ピンクのスミレの花言葉は「愛」「希望」
スミレの花言葉の由来|ギリシャ神話
スミレの花言葉は、ギリシャ神話に由来します。
一人の可憐な娘が、太陽神アポロンから求愛されていました。アポロンはとても情熱的で、彼女を熱烈に追いかけます。控えめな彼女は困ってしまい、情熱的なアポロンから必死に逃げ惑います。これを見た乙女の味方である女神ディアナが、彼女の姿を小さなスミレの花に変え、草むらの中に隠して救ってあげたそうです。
スミレの花は草丈低く、草むらのなかで太陽の視線から身を隠すようにうつむいて咲きます。このことから、「謙虚」という花言葉がついたとされています。
スミレが誕生花になっている日
スミレは、1月9日の誕生花です。
スミレの花の季節と特徴
スミレとは、スミレ科スミレ属の多年草。世界の温帯に400種類が存在していると言われています。そのなかでも56種類が自生する日本はスミレ王国です。
スミレの花の季節
スミレの花が咲く季節は、3月~5月頃。まだ風の冷たい早春に早咲きのスミレが咲き始め、その後5月頃まで次々と花を咲かせ続けます。
桜の花が咲き誇り、みんなが頭上の桜に見とれている頃に、スミレの花は足元でひっそりと花を咲かせているのです。
スミレの花の特徴と名前の由来
スミレの花の特徴は、花径1~2cm程度、色は紫、薄紫、ピンク、白などで、花びらは5枚、花の後ろに距(きょ)という突起があり、この中に蜜が入っています。スミレの花を横から見ると、花の後ろが突き出したようなフォルムが印象的です。スミレという名前は、この花のフォルムが「墨入れ」という大工道具に似ていることから、転じてスミレとなったといわれています。
スミレの種類
スミレ(ホンスミレ)
- 学名:viola mandshurica
- 花色:濃い紫
日本に昔から自生しているスミレです。ニホンスミレと呼ばれることもあります。濃く深い紫色の花を咲かせます。民家に近い公園や道端から明るい山野まで自生している身近な場所で見かけるスミレです。
タチツボスミレ
- 学名:Viola grypoceras
- 花色:淡い紫
タチツボスミレは、山野や公園、道路脇など身近な場所で見かける早咲きの品種です。名前は、株元から花茎を立ち上げて咲くことに由来します。
コスミレ
- 学名:Viola japonica
- 花色:淡い紫
コスミレは、淡い紫色の花を咲かせる日本原産のスミレです。山野の落葉樹の足元など、明るい日陰を好み、ひっそりと咲いています。
アオイスミレ
- 学名:Viola hondoensis
- 花色:淡い紫
アオイスミレは、淡い紫色の花を咲かせる品種。丸みを帯びたスペード型の葉が特徴です。
オオバキスミレ
- 学名:Viola brevistipulata
- 花色:明るい黄色
オオバキスミレは、日当たりの良い森の中や山野に自生しています。葉は大きなスペード型をしています。花が明るい黄色なので、スミレだとわからないくらいです。
アメリカスミレサイシン
- 学名:Viola sororia
- 花色:白に薄紫、白
アメリカスミレサイシンは、園芸用として入ってきたものが野生化した外来種です。
スミレをたくさん楽しむコツ
種を採取するコツ
スミレは、花が咲かない時期でも種を作ります。これは閉鎖花といって、開花することなく、つぼみの中で自家受粉が行われ、結実するという不思議な仕組みです。閉鎖花の種は、他の花と交雑する心配がないので、確実に親株と同じ花を咲かせることができます。
スミレの実は、出来たばかりのときはうつむくように下を向いています。熟すにつれ上を向き始め、完全に上を向くと弾けて周囲に種を飛ばします。実が横向きから斜め上を向いているくらいで摘み取るようにすると、周囲に飛び散る前に確実に採取できます。あとは、この種を取り巻きするか、紙袋などに入れて保存しておいて、秋に土にまくようにします。
スミレの花をたくさん楽しむコツ
スミレの種を採取する予定がないのであれば、花が終わったらこまめに花がらを摘むようにしましょう。花がらを摘むことで余計な栄養を消費することがなくなり、次の花が咲きやすくなります。種は開花時期が過ぎて、閉鎖花になってからでも採取できます。
▼スミレの育て方
▼スミレの関連記事
▼前向きな花言葉一覧
▼366日誕生花一覧