野菜の花ってどんな花?野菜の花46選|花言葉・育て方のポイント

戸松敦子
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野菜にどんな花が咲くか知っていますか?野菜の花は野に咲く花のような楚々としたイメージがありますが、よく見るとそれぞれ個性的な花姿をしています。雄花と雌花で花の形が違ったり、大輪の花や華やかな色の花を咲かせるものもあります。今回、46種類の野菜の花の写真を集めてみました。野菜ごとの花言葉と育て方のポイントとともに紹介します。
目次
野菜の花の魅力
普段美味しく食べている野菜。そんな野菜にどんな花が咲くか見たことがありますか?
野菜の花は決して華やかではなく、どちらかというと目立たない自然な雰囲気なので、それほど気にしたことがない方が多いのではないでしょうか。でも実は、野菜はひとつひとつ違う花姿をしています。中には、華やかな花色をしていたり、観賞用の有名な花に似ているものもあります。
野菜の花や葉を知ると、幼い苗の状態でも何の野菜かわかるようになって面白いですよ。家庭菜園で野菜を育てると、野菜の花が咲く姿も見ることができてワクワクします。それでは、野菜の花を紹介していきます!
野菜の花|果菜類18選
果菜類とは
果菜類は、主に果実を食用にする野菜です。
ミニトマト
分類:果菜類・ナス科
原産地:南米アンデス山地
どんな花
ミニトマトは、5月~8月頃小さな黄色い花を咲かせます。
育て方のポイント
植え付けてから根づくまでは水をしっかり与え、その後の水やりは控えめにしましょう。梅雨時期は、ミニトマトが肥大しすぎたり、病気になりやすい環境です。プランターで栽培している場合は、梅雨時は雨の当たらない軒下に移動することが好ましいです。不要なわき芽を取り除き、主枝に栄養を行きわたらせて充実した実を育てましょう。
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ミニトマト
- トマトの原種は、大玉トマトではなくチェリートマト(ミニトマト)ということが植物学者たちの調査により分かっています。大玉トマトの方が突然変異として、チェリートマト(ミニトマト)よりも後に生まれました。アンデス高原に自生していたトマトの野生種は、いずれもチェリートマトの種類だったようです。 チェリートマト(ミニトマト)は原産地では多年草ですが、日本のような温帯で育てると一年草として栽培されます。 野生種のトマトは、メキシコから北米に伝わり、実際に栽培されるようになったのは19世紀に入ってからです。ヨーロッパへ伝わるには、コロンブスの新大陸発見が大きく影響し、ヨーロッパでトマトを食べるようになったのは、18世紀以降といわれています。 当初、トマトは観賞用として育てられ、食用とされることはありませんでした。というのも、新大陸からヨーロッパに伝わった時に、トマトの実がとても赤いために有毒植物と信じられていたからです。 日本に伝わったのは、17世紀の江戸時代ですが、同じように観賞用として伝わってきました。やはり「赤茄子」としての価値しか見出せず、しばらくの間観賞用としてのみ育てられていたそうです。 完熟の実にはほとんど含まれていませんが、じつはミニトマトやトマトの花・葉・茎などには、「トマチン」という有害物質が多く含まれています。そのため、ピーマンの葉は食すことはできますが、ニトマトやトマトの葉は食べることができません。 現在では、様々な品種が改良され、青臭さもなく、まるでフルーツのように甘いミニトマトもでき、人気の野菜の一つです。 ミニトマトは緑黄色野菜の1つで、クエン酸、リコピン、グルタミン酸など栄養も豊富。健康や美容に効果があることも人気の理由。サラダから、煮込み料理、ソースなど様々な料理に使えます。 ▼ミニトマトを使ったセミドライトマトの作り方はこちら 簡単!ミニトマトを使ったセミドライトマトのオイル漬け&4種のハーブクラッカー LOVEGREEN編集部のベランダで収穫したミニトマトを使って、セミドライトマトのオイル漬けと、4種のハーブ… 戸松敦子 2021.06.28 料理・レシピ
花言葉
ミニトマトの花言葉は、「完成美」「感謝」
▼ミニトマトの花言葉の由来などはこちら
きゅうり
分類:果菜類・ウリ科
原産地:インド
どんな花
きゅうりの雌花
きゅうりは6月~8月頃、一つの株に黄色い雌花と雄花がつきます。きゅうりの雌花は、花の根元に小さいミニきゅうりがついているのが目印です。
きゅうりの雄花
雄花の根元には、ミニきゅうりがついていません。
育て方のポイント
きゅうりは水を好む性質があります。日頃から乾燥させないように管理しましょう。株元に敷きわらなどを敷くと、雨のはね返りによる病害虫を予防したり、夏の乾燥を防ぐことができます。
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キュウリ(胡瓜)
- キュウリはつる性の植物で、そばにあるものに巻き付くように伸びて生長していきます。未熟果を収穫する野菜のため、関東地方では5月初旬に植えつけると、6月には収穫時期を迎え、代表的な春夏野菜の中では一番最初に収穫できる野菜です。種から育てても、収穫するまでの日数は2か月間位しかかかりません。果実の生長は著しく、1日で3cm以上も大きくなるため、採り遅れると巨大化してしまいます。 キュウリの外側の表面の白い粉のようなものは、ブルームといって乾燥や雨などからキュウリを守るために自然にできた物質です。最近のキュウリの品種は、このブルームがあまりない、艶々のキュウリが市場に多く出回っています。 キュウリの歴史は3000年ほど前と言われており、日本では1000年前から栽培されていたとされています。そんな歴史あるキュウリも、切り口が徳川家の葵の紋に似ていたことから江戸時代には大変不人気の野菜だったそうです。
花言葉
きゅうりの花言葉は、「洒落」
▼きゅうりの花言葉の由来などはこちら
なす
分類:果菜類・ナス科
原産地:インド東部
どんな花
なすは、5月~10月頃に紫色の花を咲かせます。なすの状態が良い時は、花色がきれいな濃い紫色で、花の中心にある雌しべが雄しべより長くなります。
育て方のポイント
なすは寒さに弱いので、春先の寒い日の遅霜に当たると枯れてしまいます。しっかり暖かくなってから植え付けるか、苗が小さいうちは寒冷紗の中で育てましょう。とても肥料を好む野菜のため、植え付けた2週間後から追肥を始めます。なり疲れしてきたら、枝を大きく切り戻して追肥し、勢いを回復させて秋なすを収穫します。
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ナス(茄子)
- ナスの原産はインドです。日本には奈良時代に中国から伝わり、古くから日本人に親しまれた野菜のひとつです。ナスの形は、丸や卵、中長、長形など様々な品種が栽培されています。幅広く料理にも使えるので和洋中問わず、味を楽しむことができます。 みなさんがよくご存じの縁起の良い初夢の順番「一富士、二鷹、三茄子」ですが、江戸時代の初物のナスは1個がなんと1両。そのため庶民が正月に初物のナスを食べることは、夢のまた夢…叶わぬ夢でした。初夢にナスが登場すると縁起が良いとされるのもこのことからうかがえます。 現在のようにハウス栽培がない江戸時代で、冬に高温作物のナスを作るためには、油紙障子でハウスのようなものを作り、馬糞や麻屑(あさくず)などを踏み込んだ発酵材でエコに温度を上げるなどして、手間暇かけて栽培していたそうです。
花言葉
なすの花言葉は、「希望」「つつましい幸福」
▼なすの花言葉の由来などはこちら
ピーマン
分類:果菜類・ナス科
原産地:熱帯南アメリカ
どんな花
ピーマンは6月~10月頃、白い小さな花をうつむき加減に咲かせます。
育て方のポイント
ピーマンは寒さに弱く、苗が小さいうちに低温にあうと育ちが悪くなります。植え付けは暖かくなってから行うか、植え付け当初は寒冷紗の中で育てましょう。茎が細いので風に弱く、実がたくさん付くと枝が折れやすいので支柱を立ててしっかり誘引します。実がいっせいになりすぎて株が弱ったときは、実が小さいうちに収穫して株を回復させましょう。
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花言葉
ピーマンの花言葉は、「海の恵み」「海の利益」
▼ピーマンの花言葉の由来などはこちら
バプリカ
分類:果菜類・ナス科
原産地:熱帯南アメリカ
どんな花
パプリカは、6月~10月頃にピーマンに似た白い小さな花を咲かせます。
育て方のポイント
ピーマンは緑色の未熟果を収穫しますが、パプリカは完熟した果実を収穫します。パプリカには、オオタバコガ・タバコガの害虫がつくことがあります。その被害を防ぐため、パプリカの実が完熟するまでの期間、果実に台所用の排水溝ネットなどをかぶせて防除する方法もおすすめです。
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パプリカ
- パプリカは、果実の色がグリーンからレッド、オレンジ、黄色などに変化し、どの段階で食しても甘みがあり、見た目も鮮やかでとても美しいナス科の野菜です。(色の変化は品種によります) 果肉が厚くジューシーな食感で苦味や青臭さがないので、生のままでもおいしく食べられるのが特徴で、サラダはもちろん、炒め物やマリネにも用いられます。 初夏に植え付けると、6月頃からピーマンの花とよく似た小さな白い花を咲かせます。花後に果実ができ、例えば赤いパプリカは、果実の色がライムグリーンからオレンジ、レッドへと変化していきます。収穫できるサイズになってから完熟していくまでに、平均して3週間ほどかかりますが、グリーンの未熟な状態でも食べることができます。
花言葉
パプリカの花言葉は、「君を忘れない」
▼パプリカの花言葉の由来などはこちら
唐辛子
分類:果菜類(香辛野菜)・ナス科
原産地:熱帯アメリカ
どんな花
唐辛子は、6月~10月頃ピーマンに似た白い小さな花を咲かせます。
育て方のポイント
唐辛子は、一番花のすぐ下から出る強い枝を2~3本残して、それより下のわき芽は摘み取ります。その後は、あまりにも枝が込み入って風通しが悪い場合、枝切りをして風通しを良くしましょう。葉や実が地面についたままの状態だと病気になりやすくなります。地面に付いてしまう枝葉は取り除きましょう。
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唐辛子(トウガラシ)
- 唐辛子(トウガラシ)は、ナス科トウガラシ属の中南米原産の一年草。唐辛子(トウガラシ)はとても辛く、野菜というよりも主に香辛料として利用されています。 唐辛子(トウガラシ)の実は、代表的な赤や緑色以外にも黄色や紫の品種もあります。食用以外に、園芸として観賞用の唐辛子(トウガラシ)もあります。 唐辛子(トウガラシ)の幼苗は、ピーマン、パプリカと葉の形、枝の付き方、花なども見分けがつかないほどよく似ています。濃い緑色の卵形の葉がつき、いくつも枝分かれしたところに、上向きに5cmくらいの赤い実がなります。比較的病害虫にも強く、プランターでも育てることができるので、ベランダや庭で育てやすい野菜の1つです。
花言葉
唐辛子の花言葉は、観賞用唐辛子と同じ「旧友」「嫉妬」「雅味」「生命力」「悪夢がさめた」
▼観賞用唐辛子の花言葉の由来などはこちら
ゴーヤ
分類:果菜類・ウリ科
原産地:東アジア・熱帯アジア
どんな花
ゴーヤの雌花
ゴーヤは、7月~9月頃に5枚の花びらを持つ小さな黄色い花を咲かせます。
ゴーヤの雌花
ゴーヤには雌花と雄花があります。雌花の中心部は黄緑色で、雌花の下には小さなゴーヤがついています。
ゴーヤの雄花
雄花の中心部は黄色です。花は細い花茎とつながっていて、ゴーヤの赤ちゃんはついていません。
育て方のポイント
細いつるが数メートルにも伸びるので、支柱を立てたりフェンスを使って誘引します。巻きひげを伸ばしてよく巻き付くため、初期に1回~2回縛り、その後はおおまかに方向づければ大丈夫です。基本的に人工授粉しなくても実をつけますが、マンションなどでなかなか虫がやってこない環境の場合は、人工授粉に挑戦してみましょう。晴れた日の午前中早いうちに、雌花にその日に咲いた新鮮な雄花を受粉させます。
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ゴーヤ
- ゴーヤの正式和名は「ツルレイシ」といいますが、沖縄本島では「ゴーヤー」、宮古島では「ゴーラー」、八重山地方(石垣島や西表島など)では「ゴーヤ」、九州では「レイシ」「ニガゴリ、ニガゴイ」などと呼ばれており、本州などでは「ニガウリ」とも呼ばれています。 テレビ番組をきっかけに全国的に普及し、ゴーヤという名前で親しまれるようになりました。独特な苦味のあるゴーヤは、暑い地域の夏バテ解消のメニューとしても全国的に有名です。 ゴーヤのグリーンカーテン 家庭菜園としてゴーヤを育てる以外にも、つる性植物の特性を利用して夏の緑のカーテンとしても人気のゴーヤです。 ネットに絡ませてカーテンやシェード風に仕立てるゴーヤのグリーンカーテンは、緑の森の中にいるような気分を味わえるだけでなく、室温を下げる効果もあり、暑い夏を乗り切るための人気のガーデニングアイテムになります。
花言葉
ゴーヤの花言葉は、「強壮」
▼ゴーヤの花言葉の由来などはこちら
オクラ
分類:果菜類・アオイ科
原産地:アフリカ北東部
どんな花
オクラは7月~9月頃、ハイビスカスやフヨウに似た美しい花を咲かせます。花は一日花で、咲いた花は一日でしぼんで落ちてしまうので、オクラの花が咲いている姿を見ることができたらとてもラッキーです。
育て方のポイント
オクラは、苗が小さい頃は寒さに弱い性質があります。しっかり暖かくなってから植えるか、植えたての時は寒冷紗の中で育てましょう。実が大きくなりすぎるとすじができて固くなってしまうので、大きくなりすぎないうちに収穫し、収穫した実から下の葉はカットして風通し良く管理します。
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花言葉
オクラの花言葉は、「恋で身が細る」
▼オクラの花言葉の由来などはこちら
ズッキーニ
分類:果菜類・ウリ科
原産地:アメリカ南部・メキシコ北部
どんな花
ズッキーニは5月~8月頃、6cm~8cmくらいの大きさの黄色い花を咲かせます。雌花と雄花があり、雌花には小さなズッキーニの赤ちゃんがついています。花ズッキーニ料理に使われるのは小さな実がついた雌花が多いですが、雄花も同じように食べられます。花を料理に使う際は、開花前に収穫します。
育て方のポイント
ズッキーニは、多湿を嫌うので排水の良い土壌で育てます。葉が大きいため、風に振り回されて茎が反転したり折れることがあります。折れたところから病気になることがあるので、折れないように必ず短い支柱を立てて固定して育てましょう。開花後の生長が早いため、取り遅れないように注意します。
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ズッキーニ
- ズッキーニは、見た目はきゅうりのようですが「ペポかぼちゃ」の変種です。原産地は北アメリカ南部~中南米ではないかと考えられています。16世紀頃にヨーロッパに伝わり、19世紀後半にイタリアで改良されたものの中からズッキーニが誕生したと言われています。 別名「つるなしカボチャ」といわれ、分枝が発達することはなく、親づるがどんどん生長します。整枝といって、ズッキーニの実の下の葉を処理したり、支柱などでぐらつく株元を支えながら管理しながら栽培します。 ズッキーニは日本ではまだ歴史が浅く、普及し始めたのは1980年頃からですが、家庭菜園ではお洒落で人気の野菜のひとつです。花がついたままの未熟な果実も食用にするため、エディブルフラワーとしての一面もあります。 緑色の他、黄色、まだら模様、ツートンカラーなど、品種が豊富です。一般的なズッキーニの形のほか、丸型やUFOのような形のものなどユニークなものもあります。
花言葉
ズッキーニの花言葉は、「ほのかな恋」
▼ズッキーニの花言葉の由来などはこちら
かぼちゃ
分類:果菜類・ウリ科
原産地:アメリカ大陸
どんな花
かぼちゃは5月~8月頃、黄色い雌花と雄花を咲かせます。雌花には小さなかぼちゃの赤ちゃんがついています。雄花にはついていません。
育て方のポイント
かぼちゃは湿気が多いと病気が発生しやすくなるので、排水良く育てるように注意しましょう。開花後45日~50日たって果実が熟し、爪がたてにくいくらいに固くなったら収穫します。
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カボチャ(南瓜)
- カボチャ(南瓜)の葉は大きて丸く、つるは土を這うように伸びて生長します。カボチャ(南瓜)の雌花は、下が膨らんだ形をしており、雄花と受粉することで実がなります。 日本カボチャは、割ると見た目が菊の花のような形をしており、表面はごつごつしています。 カボチャ(南瓜)の関東での収穫時期といえば夏が旬ですが、冬至にカボチャ(南瓜)を食べる風習があります。夏とは正反対の冬至の時期にカボチャ(南瓜)を食べる習慣となったのは、カボチャ(南瓜)の優れた保存性のおかげです。夏に収穫したカボチャ(南瓜)を、冬まで保存しておくことが可能だったため、緑黄色野菜が無くなる冬の時期にカボチャ(南瓜)を食す文化ができたというわけです。 ▼冬至のカボチャ(南瓜)についてはこちらをどうぞ 冬至とは|2023年はいつ? なぜ冬至にかぼちゃとゆず湯なの? 2023年の冬至(とうじ)は12月22日。 夕方になるとあっという間に真っ暗になって日が短くなったなぁと感じ… 持永久美子 2022.11.25 ボタニカルライフ
花言葉
かぼちゃの花言葉は、「広大」
▼かぼちゃの花言葉の由来などはこちら
とうもろこし
分類:果菜類・イネ科
原産地:メキシコからアメリカ北部
どんな花
とうもろこしは6月~7月頃、先端にススキの穂に似た雄穂、葉の付け根に雌穂ができます。
育て方のポイント
とうもろこしのひげは雌しべにあたり、ひとつひとつのとうもろこしの粒からひげが伸びています。受粉して雌しべが茶色に色づくと、とうもろこしの粒が充実して収穫時期の合図になります。1列に植えるよりは数列に植える方が花粉がよくついて実入りが良くなります。
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トウモロコシ(とうもろこし)
- トウモロコシは世界三大穀物の1つで食用、飼料、油、バイオエタノールの材料にもなります。 まっすぐに伸びた太い茎と大きく広がる葉が特徴です。150cmの品種のものから、大きい品種で2mを超える草丈になり、先端にススキの穂に似た雄穂、葉の付け根に雌穂ができます。 トウモロコシのひげは雌しべにあたり、ひとつひとつのトウモロコシの粒からひげが伸びています。雌しべが茶色に色づく頃トウモロコシの粒が充実し収穫時期の合図になります。 日本には、1579年に長崎や四国にポルトガル人から固粒種のフリントコーンが伝えられました。明治初期には、スイートコーン、ハニーバンダム、ピーターコーンなどがアメリカからもたらされ北海道で、試験的な農業作物として作られ、のちに全国に広がりました。
花言葉
とうもろこしの花言葉は、「財宝」「豊富」「洗練」
▼とうもろこしの花言葉の由来などはこちら
さやえんどう
分類:果菜類・マメ科
原産地:中央アジア・中近東
どんな花
さやえんどうは4月~6月頃、マメ科特有の形の可愛い花が咲きます。花色は白、紅色です。
育て方のポイント
さやえんどうは酸性土壌に弱いので、石灰をまいて酸度を調整します。マメ科の植物は、根粒菌といって根に共生する根粒菌が窒素分を作ります。そのため、追肥等は控えめにします。肥料が多いと枝葉ばかりが大きくなり、実がつきづらくなるので注意しましょう。
▼さやえんどうの詳しい育て方はこちら
サヤエンドウ(絹さや)
- サヤエンドウ(絹さや)は、エンドウの未熟な莢を食用とする場合の呼び方です。エンドウは大きく分けて、若い莢(さや)を食用とする「サヤエンドウ」と、未熟な豆を利用するグリーンピースのような「実エンドウ」完熟した豆を乾燥させて利用する「エンドウ豆」があります。最近リボベジとしても人気なスプラウトの一種「豆苗(とうみょう)」も、エンドウの若芽です。 エンドウ豆は歴史が古く、紀元前7000年頃から南西アジアで栽培されていました。エジプトの有名なツタンカーメンの墓から出土するなど古代ローマやギリシャで栽培されるほど、歴史的にも大変古く重要な作物だったようです。後にインドから中国へ伝わり、日本へ入ったのは8~10世紀頃と言われていますが、日本でエンドウが食べられるようになったのは江戸時代。関東地方では「絹さや」関西で「サヤエンドウ」と呼ばれることが多いようです。その他にも呼び名が色々とあり、ぶんこ、さやまめ、さんどまめ……など、地域によって様々な呼び方があります。 サヤエンドウ(絹さや)を大きく2つに分けると、草丈200cmほどのつるあり種、草丈40~100cmほどのつるなし種があります。支柱を立てるときの目安となるので、種袋の裏などで品種の確認をしましょう。
花言葉
さやえんどうの花言葉は、えんどう豆と同じく「いつまでも続く楽しみ」「必ずくる幸福」「約束」
▼えんどう豆の花言葉の由来などはこちら
グリーンピース
分類:果菜類・マメ科
原産地:中央アジア・中近東
どんな花
グリーンピースは4月~6月頃、マメ科特有の形の可愛い花が咲きます。花色は白、紅色で、さやえんどうの花とそっくりです。その理由は、さやえんどうとグリーンピースは同じエンドウ豆の仲間で、若い莢を食べるのがさやえんどう、未成熟の実を食べるのがグリーンピースと呼ばれているからです。
育て方のポイント
育て方は、さやえんどうと同じです。グリーンピースは、実が育って莢がふくれたら収穫しましょう。
▼えんどう豆の詳しい育て方はこちら
エンドウ(えんどう豆)
- エンドウ(えんどう豆)は大きく分けて、若い莢(さや)を食用とする「サヤエンドウ」と、未熟な豆を利用するグリーンピースのような「実エンドウ」、そして完熟した豆を乾燥させて利用する「エンドウ豆」とがあります。 エンドウ(えんどう豆)は歴史が古く、紀元前7000年頃から南西アジアで栽培されていました。エジプトの有名なツタンカーメンの墓から出土するなど古代ローマやギリシャで栽培されるほど、歴史的にも大変古く重要な作物だったようです。後にインドから中国へ伝わり、日本へ入ったのは8~10世紀頃と言われていますが、日本でエンドウ(えんどう豆)が食べられるようになったのは江戸時代以降。 エンドウ(えんどう豆)は早い時代からヨーロッパ系とアジア系に分かれて発展していきましたが、大豆があったためにアジアではあまり広がらなかったようです。 エンドウ(えんどう豆)は、生物を習った方ならご存知の遺伝子学で有名な「メンデルの法則」の実験に用いられた植物です。 エンドウ(えんどう豆)の種類 エンドウ(えんどう豆)は莢(さや)の硬さで硬莢種(こうきょうしゅ)と軟莢種(なんきょうしゅ)に分かれます。 硬莢種(こうきょうしゅ) ・赤エンドウ豆(成熟豆)…みつまめやゆで豆 ・青エンドウ豆(成熟豆)…煎り豆、煮豆、餡(鶯餡) 軟莢種(なんきょうしゅ) ・サヤエンドウ ・グリーンピース(未成熟豆) 最近リボベジとしても人気なスプラウトの一種「豆苗(とうみょう)」も、エンドウ(えんどう豆)の若芽です。
花言葉
グリーンピースの花言葉は、えんどう豆と同じく「いつまでも続く楽しみ」「必ずくる幸福」「約束」
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そら豆
分類:果菜類・マメ科
原産地:アフリカ北部
どんな花
そら豆の花は3月~4月頃、同じマメ科のスイートピーに似た美しい花を咲かせます。花色は紫と白の複色で、花びらがひらひらしていてまるで蝶々が羽を広げているようです。
育て方のポイント
アブラムシがつきやすいので、よく見て早期に発見して対策を行いましょう。そら豆は、さやが空に向かって上に伸びるのですが、そら豆の実が充実して収穫時期になるとさやがふくらみ、重くなって下を向いて垂れてきます。
▼そら豆の詳しい育て方はこちら
そら豆(ソラマメ)
- そら豆は、10月中旬~下旬にかけて種をまくと、幼い苗の状態で冬越しして、3月~4月頃に同じマメ科のスイートピーに似たとても美しい花を咲かせます。花色は紫と白の複色で、花びらがひらひらして、まるで蝶々が羽を広げているようです。野菜の花は全体的に楚々とした小花が多く、色も黄色や白のイメージが強いですが、そら豆の花は野菜の花の中ではとても華やかで、畑に咲いていると目を引きます。 そら豆は花後に緑色のさやをつけ、そのさやは空に向かって上に伸びます。空を向いた豆の姿から、そら豆という名が付きました。また、さやが蚕の繭に似ていることから蚕豆とも呼ばれています。そら豆は5月~6月頃に収穫します。収穫時期が近づいて実がふっくら育ってくると、さやが重くなって下向きに垂れてきます。 さやの中にはふかふかのお布団のようなワタがあり、さやを開けるとワタの上にそら豆の実が2~4個乗っています。実にはさらに薄皮があり、薄皮は食べられるので好みによっては薄皮をむかずにそのまま食べます。若いうちに収穫したものは薄皮が柔らかくてしっとりしていて、熟してから収穫したものは薄皮が固く、薄皮をむいて食べるとホクホクとして濃い味がします。 日本では、主に完熟前の実をさっと火を通して食べます。ビールのお供として人気の野菜です。海外では、完熟したものを乾燥させ、煮豆などに利用されています。
花言葉
そら豆の花言葉は、「永遠の楽しみ」「憧れ」
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枝豆
分類:果菜類・マメ科
原産地:中国
どんな花
枝豆は6月~8月頃、白や紫色の小さな花を次々と咲かせます。
葉の下に隠れてとても小さい花が咲くので、咲いているのを見逃してしまうことが多いかもしれません。
育て方のポイント
枝豆の種は、大豆。大豆に水をかけて発芽させるので、鳥にとっては最高のごちそうです。そのままにしておくと発芽する前に鳥に全て食べられてしまいます。種をまいたら必ず寒冷紗や不燃布をかけて、鳥から守りましょう。
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枝豆(エダマメ)
- エダマメは大豆を未成熟の時期に収穫したものをさします。主茎と分枝に分かれ、それぞにエダマメの実がなります。エダマメの花は白や紫色で、房から3~4つほどの花が咲きます。分類としてはエダマメは野菜類とされ、大豆になると穀類(穀物)になります。エダマメのさやにはうぶ毛が生えており、2~3粒ほどの実が入っています。 大豆は一般的には、中国原産とはいわれていますが、日本に自生する野生のツルマメとよく似ており、そのツルマメから栽培されたとも考えられ、中国・日本それぞれの地域で栽培化されたという説もあります。 エダマメは古くは奈良、平安時代から食べられていました。江戸時代には枝がついたまま茹でて売られ、食べ歩くという光景が見られたことからエダマメという名がついたとされています。 外国人観光客が、日本料理で好きなものといえば「お寿司、ラーメン、刺身、天ぷら…」は、もはや常識といってもおかしくないような日本のおもてなしメニューですが、数年前に海外のインターネット検索で日本食についての検索ランキング上位に、エダマメが浮上しました。美味しさだけでなく、健康食としてエダマメが海外セレブ達に注目されたのがきっかけといわれています。 しかも、英語の「Soybeans」ではなく、「EDAMAME」という名で浸透しています。エダマメは、今や国際語といっても過言ではない存在になっています。
花言葉
枝豆の花言葉は、「必ず来る幸せ」「可能性は無限大」「親睦」
▼枝豆の花言葉の由来などはこちら
スイカ
分類:果菜類・ウリ科
原産地:南アフリカ
どんな花
スイカは、1株に雌花と雄花が存在する雌雄異花(しゆういか)の植物です。6月~7月に黄色い花を咲かせます。写真は雌花で、雌花には花粉がありません。雌花の花の下にはスイカの赤ちゃんのような小さなふくらみがあります。
写真は雄花で、雄花の中には雄しべがあり、黄色い花粉がたっぷりついています。
育て方のポイント
スイカは多湿を嫌うので、水のやりすぎに注意しましょう。地植えの際は、降雨のみで十分育ちます。雨が多すぎると、急に実が大きくなって割れてしまうことがあります。一般的に大玉スイカは40~50日くらいで収穫ができるようになるため、人工授粉した時は日付をラベルに書いておくと収穫時期がわかりやすいです。
▼スイカの詳しい育て方はこちら
スイカ(西瓜)
- スイカはつる性の植物で、葉は大きく切れ込みが入った形をしています。他のウリ科の野菜と同じように、1株に雌花と雄花が存在する雌雄異花(しゆういか)の植物です。スイカは高温と乾燥を好むため、多湿に弱い性質があります。家庭菜園でスイカを育てるときは、くれぐれも水の与えすぎには注意しましょう。 スイカの形は日本では球形が主流ですが、海外では楕円形が主に流通しています。 スイカは紀元前5000年にはすでに南アフリカで栽培されており、3000年前のエジプトでも栽培が行われていたといわれています。その後中国に伝わり、中国から日本へ渡来しました。 中国語では水分が多く、西域から伝わったため、「西瓜」と呼ばれるようになりました。日本でも漢字で西瓜と書きます。 南アフリカ中央のカラハリ砂漠から、サバンナ地帯で野生種が見つかっているため、アフリカが起源とされています。あんなにも水分を含むスイカの原産地が、砂漠というのはとても意外です。
花言葉
スイカの花言葉は「どっしりしたもの」「かさばるもの」
▼スイカの花言葉の由来などはこちら
いちご
分類:果菜類・バラ科
原産地:南アメリカ・北アメリカ
どんな花
いちごは3月~4月頃、白や赤の花を咲かせます。
育て方のポイント
いちごは、気温の低下とともに休眠期に入ります。冬の水やりは、暖かい日の午前中に行うなど配慮しましょう。上の方の葉が伸び始めたら、枯れた下葉は取ります。腐った実や変形果も早めに取り除きましょう。
▼いちごの詳しい育て方はこちら
イチゴ(苺)
- 甘くて美味しいフルーツとして人気のあるイチゴですが、じつは野菜の仲間です。「野菜とは草本性の植物」という意味で、イチゴはスイカやメロンと同様に苗を植えて一年で収穫することから一般的な野菜と同じ草本性として分類されています。 ハウス栽培が盛んで、夏の一時期を除いてほぼ一年中出回っていますが、春から初夏にかけてが本来のイチゴの旬です。 イチゴは、軸に近い部分より先端の方が糖度が高く、果肉の中心よりも表面の方が甘いとされています。ビタミンCや葉酸が多く含まれます。 イチゴの実と思って食べている部分は、花托(かたく)又は花床(かしょう)といって花の付け根の部分が発達して食用部となったものです。 イチゴの本当の実の部分はイチゴの「粒々(実)部分」です。ちなみに、イチゴを縦に切って、断面図を見てみるとこの粒々(実)部分に1本1本の筋が水分や栄養を送っているのが分かります。この粒々の中に種がありますので、種をまくときはこの粒々部分を土にまきます。 イチゴは、親株からランナーを伸ばし、子株、孫株と株を増やし、越冬して実を付ける多年草です。この親株から伸びたランナーの向きと反対方向にイチゴの花房が出るので、苗を購入して植え付けるときは、ランナーを北側に向けると花や実によく日が当たります。また、ランナーを通路側とは反対方向に向けて植え付けると、イチゴが収穫しやすいように工夫することができます。 イチゴの苗は、通常植え付けてから実がなるまで半年ほどの長い期間を必要とします。最近では、春と秋や、春、夏、秋の長い期間収穫できる二季なりや四季なり品種も流通しています。また、花色も白だけでなく、赤いミニバラのような花を楽しめる品種も出てきました。 現在食べられているイチゴは、近年の品種改良によるものですが、野生のイチゴは、はるか昔から世界的に食べられていました。 野イチゴの種類も豊富で、クサイチゴ、クマイチゴ、バライチゴ、モミジイチゴ、ナワシロイチゴなど。同じバラ科ですが、これらの野イチゴは全てキイチゴ属です。私たちが現在食べているイチゴは、オランダイチゴ属といいます。野生のイチゴとは違い、栽培された大粒のイチゴが江戸時代にオランダより持ち込まれました。
花言葉
いちごの花言葉は、「幸福な家庭」「尊情と愛情」
▼いちごの花言葉の由来などはこちら
食用ほおずき
分類:果菜類・ナス科
原産地:北アメリカなど
どんな花
食用ほおずきは、6月~8月頃に小さな黄色い花(内側が茶色)を咲かせます。
育て方のポイント
食用ほおずきは枝葉を広げながら生長するので、支柱を四方に立てて組んで枝を誘引しましょう。中の実が熟してくると、外側の袋が茶色くなり、それが収穫の合図となります。
▼食用ほおずきの詳しい育て方はこちら
食用ほおずき
- ほおずきには、大きく分けて観賞用と食用があります。 ほおずきと言えば浅草のほおずき市がとても有名ですが、ほおずき市で販売されている鉢仕立てのものは観賞用です。観賞用のほおずきは、アルカロイドなどの毒を含むため食べることができません。必ず観賞用として楽しみましょう。 一方、食用ほおずきは中の丸い実を食べるために栽培されます。ヨーロッパでは食用の方が一般的で、独特な甘酸っぱさがあり古くから料理やデザートに用いられています。日本で栽培され始めたのは平成に入った頃からと言われており、分類によってはイチゴと同じように野菜とされています。そのおしゃれな見た目と、美容・健康に効果的なところが注目され、スーパーフード呼ばれて人気が出ています。 食用ほおずきの実を包む袋は、観賞用ほおずきのようにオレンジ色ではなく、収穫時は枯れたような茶色で乾燥しています。中にミニトマトに似たオレンジ色の丸い実が入っていて、その皮はミニトマトより柔らかく、ベリー類やマンゴーのような何とも言えないフルーティーな味がします。チョコレートをコーティングしたり、ジャムなどに加工しても美味しくいただけます。
花言葉
ほおずきの花言葉は、「自然美」「心の平安」
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野菜の花|葉茎菜類16選
葉茎菜類とは
葉茎菜類は、主に葉と茎を食用にする野菜です。
ブロッコリー
分類:葉茎菜類・アブラナ科
原産地:地中海東部沿岸
どんな花
ブロッコリーは3月頃、小さい黄色の花を咲かせます。
育て方のポイント
ブロッコリーの根は過湿に弱いため、根腐れしてしまわないように排水良く育てましょう。収穫は、真ん中の頂花蕾を包丁で切り取ります。その時に追肥し、今度は側花蕾を育てて収穫します。
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ブロッコリー
- ブロッコリーはアブラナ科のケールの仲間です。そのため、ケールやその仲間であるカリフラワーなどと、幼苗の形がとても良く似ています。 このケールから、突然変異や品種改良を経て、花の蕾を食用に改良したのがブロッコリーや茎ブロッコリー、カリフラワーになります。 ブロッコリーは野菜ではありますが、花蕾(からい)を食べるため「エディブルフラワー」ということもできます。 ブロッコリーの花蕾(からい)は、モコモコとした濃い緑色をしています。花蕾のため収穫をせずに育て続けると、黄色やクリーム色の花をたくさんつけます。 ブロッコリーは古代ローマ時代から親しまれていた野菜ですが、15世紀くらいになってようやく栽培されるようになりました。日本に来たのは明治の初期で、第二次世界大戦後に本格的に栽培されはじめ、1980年頃から普及しました。
花言葉
ブロッコリーの花言葉は、「小さな幸せ」
▼ブロッコリーの花言葉の由来などはこちら
黒キャベツ
分類:葉茎菜類・アブラナ科
原産地:地中海・大西洋沿岸地方
どんな花
黒キャベツは3月頃、小さな黄色い花を咲かせます。
育て方のポイント
黒キャベツは、比較的肥料を好みます。植え付けて2週間後から追肥を始めましょう。外葉から順にカットして長い間収穫できるので、肥料切れには注意します。キャベツに比べると害虫の被害は少ないですが、葉が虫に食べられている時は、ヨトウムシが土の中1cm程の深さにいないか苗の周りを探してみましょう。
▼黒キャベツの詳しい育て方はこちら
花言葉
黒キャベツの花言葉は特にありません。黒キャベツと同じ仲間のケールの花言葉は、「愛を包む」
▼ケールの花言葉の由来などはこちら
ネギ
分類:葉茎菜類・ユリ科
原産地:中国
どんな花
ネギは4~5月頃、丸い形の白い花を咲かせます。ネギ類の花のことを葱坊主と言います。
育て方のポイント
生長するたびに株元に追肥して、葉の分岐部分のすぐ下まで土を寄せます。葱坊主ができてしまうとネギの味が落ちるので、見つけたら摘み取りましょう。葱坊主は、咲かないうちに早めに取って、天ぷらなどにして食べることもできます。
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ネギ(葱)
- ネギ属は数多く種類が存在し、ネギ(葱)以外にも玉ねぎ・ニラ・ニンニク・分葱(ワケギ)・浅葱(アサツキ)・ラッキョウなどたくさんの種類があります。 ネギ(葱)を形態的、生態的特性からみて大きく分けると加賀群、千住群、九条群の3つに大別することができます。 加賀「夏ネギ型」 冬になると地上部が枯れて休眠する品種です。耐寒性が強く東北、北陸など寒い地域で多く栽培されている品種です。白い部分が多い下仁田ネギのような特徴のネギ(葱)です。 千住「冬ネギ型」 冬期に休眠せずにゆっくり生長を続ける品種です。耐寒性があまり強くないため、主に関東地方を中心に栽培されています。 スーパーで売っているネギ(白ネギ)のほとんどは、この千住群の品種です。 九条ネギ「冬ネギ型」 九条ネギは千住ネギと同じように冬ネギ型ですが、土寄せをする白ネギとは違い、主に緑色の葉の部分が多い葉ネギの品種です。
花言葉
ネギの花言葉は、「笑顔」「ほほえみ」「愛嬌」「挫けない心」
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アーティチョーク
分類:葉茎菜類・キク科
原産地:イタリア
どんな花
アーティチョークは7月~8月頃、紫色の花を咲かせます。
育て方のポイント
アーティチョークは、春になると急に生長が進みます。その頃にアブラムシが付きやすいので、よく見て見つけたらすぐに対処しましょう。6月頃に蕾が大きく膨らんだ時、首の部分からカットして収穫します。
▼アーティチョークの詳しい育て方はこちら
花言葉
アーティチョークの花言葉は、「警告」 「独立独歩」 「傷つく心」 「傷つく恋」 「そばにおいて」 「孤独」 「厳格」
▼アーティチョークの花言葉の由来などはこちら
菜の花
分類:葉茎菜類・アブラナ科
原産地:地中海沿岸・北ヨーロッパ・中央アジア
どんな花
菜の花は2月~3月頃、黄色い花を咲かせます。
育て方のポイント
菜の花は肥料を好むので、肥料切れしないように注意しましょう。蕾が大きく膨らんで、開花直前になった頃が収穫時期です。花が咲いてしまうと食味が落ちるので、蕾の段階で収穫しましょう。害虫はアブラムシ、コナガ、アオムシ、ヨトウムシなどが発生します。見つけたらすぐに対処します。
▼菜の花の詳しい育て方はこちら
菜の花(菜花)
- 菜の花(菜花)は、つぼみや花茎、若葉の部分を食する、ほろ苦い味が特徴的なアブラナ科の野菜です。 菜の花は、「菜花」「花菜」と呼ばれることもあります。というのも、アブラナ科の黄色い花を一般的に菜の花といいますが、菜の花と呼ばれるもののなかには観賞用、菜種油の原料となるナタネ、食用の菜の花などがあり、品種がそれぞれ異なります。 菜の花(菜花)は、開花する前のつぼみの状態で収穫するほうが苦味が少なく、柔らかいため美味しく食べることができますが、採り遅れて花が咲いてしまっても、黄色い菜の花(菜花)は観賞用としても十分楽しむことができます。 菜の花(菜花)は大変耐寒性に優れています。日当たりの良い環境で育てることで、冬も枯れずに生育します。
花言葉
菜の花の花言葉は、「快活」「明るさ」
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ルッコラ
分類:葉茎菜類・アブラナ科
原産地:地中海沿岸地方
どんな花
ルッコラは4月~7月頃、小さな白い花を咲かせます。
育て方のポイント
ルッコラは耐寒性はありますが、暑さに弱いため、夏は遮光して育てた方が葉の状態がよく育ちます。葉茎が弱くて折れやすいので、強風が当たらないように注意しましょう。アオムシやヨトウムシの食害を受けやすいため、見つけたらすぐに対処します。
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花言葉
ルッコラの花言葉は、「競争」「私に振り向いて」
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ニラ
分類:葉茎菜類・ヒガンバナ科
原産地:東アジア
どんな花
ニラは8月~10月頃、小さな白い花を咲かせます。
育て方のポイント
花を咲かせると株が弱るので、蕾のうちに摘み取りましょう。摘み取った花茎は花ニラと呼ばれ、食用にできます。
同じ読み仮名で、分類的にまったく違う「ハナニラ(イフェイオン)」という植物があります。葉はニラの香りがしますが、観賞用のため食用にはできません。
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ニラ
- ニラは独特の香りが料理を引き立て、炒め物や鍋物、餃子の具などに使われる野菜です。栄養面でも、カロテン、ビタミンB2、ビタミンC、カリウム、カルシウムなどを含み栄養豊富です。 東アジア原産で、日本でも古事記や万葉集にも名前が出てくるなど古くから親しまれていました。古くはミラ「美辣」と呼ばれており、これは美味しいという意味で、野菜の種類が少なかった昔に大変重宝がられた野菜でした。 ニラは別名懶人草(らんじんそう)とも呼ばれます。懶人(らんじん)とは怠け者のことで、次々収穫できるニラは、畑や庭の隅に何株か植えるだけで誰にでも簡単に育てられる野菜という意味合いでつけられたようです。 多年草で一度植え付けると同じ株から数年収穫することができ、数年経過した後は株分けをするとさらに長く収穫することができます。畑だけでなくプランター栽培もできるので、家庭菜園向きの野菜のひとつです。
花言葉
ニラの花言葉は、「多幸」「星への願い」
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スイスチャード
分類:葉茎菜類・アカザ科(ヒユ科)
原産地:地中海沿岸
どんな花
スイスチャードは5月頃、小さな花を咲かせます。
育て方のポイント
春の初めのうちはまだ朝晩冷えることがあるので、不織布をかけて育てると生育が良くなります。また、虫よけにもなるため葉がきれいに育ちます。スイスチャードは、柄の部分が太く長く育ちすぎると葉が固くなってしまいます。あまり大きくならないうちに間引き菜をどんどん料理に使いましょう。
▼スイスチャードの詳しい育て方はこちら
スイスチャード
- スイスチャードの和名である不断草(ふだんそう)という名は、真冬には生育は鈍りますが、ほぼ1年を通して育て収穫できることから名前が付いたといわれています。暑さ寒さに強いスイスチャードは、とても育てやすい野菜です。 スイスチャードの葉の軸は、赤・白・黄色・紫・オレンジなどカラフルな色合いがあり、サラダなどの彩りにもよく使われます。お洒落な野菜として、家庭菜園でも人気となっています。 日本では、まだ馴染みが薄い野菜かもしれませんが、最近では野菜として育てる以外にも、葉色の美しさからガーデニングのカラーリーフとしても育てられ、人気が出ています。 同じアカザ科のほうれん草が少なくなる真夏の時期にも収穫でき、淡白な味わいから、様々な葉物野菜の代用として料理に使われます。また、スイスチャードが小さいうちは、カラフルなベビーリーフとしても重宝します。
花言葉
スイスチャードの花言葉は、「丈夫」
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チンゲンサイ
分類:葉茎菜類・アブラナ科
原産地:中国
どんな花
チンゲンサイは5月頃、小さな黄色い花を咲かせます。
育て方のポイント
チンゲンサイは、青虫などの害を受けやすいので不織布をかけて育てるとよいです。不織布の中で虫が成長してしまうこともあるので、数日ごとに中をチェックして虫をみつけたら駆除しましょう。春先や秋冬の寒い時期の対策としても不織布がおすすめです。
▼チンゲンサイの詳しい育て方はこちら
チンゲンサイ(青梗菜・チンゲン菜)
- 1年のうち3/4以上の種まき期間があるチンゲンサイは、非常に育てやすいため家庭菜園でも定番の野菜です。夏の暑さにも強いですが、生育適温が20℃位なので、春か秋に種をまいて育てると状態良く育ちます。 種をまいてから収穫まで50日ほどで収穫できますが、チンゲンサイは株ごと収穫するだけでなく、外葉からも順次収穫できるので長い間収穫を楽しめます。 原産地である中国では、結球しない菜類を「小白菜」といいます。チンゲンサイは「小白菜」の一種で、中でも葉柄部(軸)が緑色になっていることから「緑白菜」ともいわれ、「小白菜」と区別されています。 アブラナ科の野菜のため、冬の寒さで春にとう立ちし黄色い花を咲かせます。花が咲くころには葉の筋が硬くなるため食味は落ちます。葉の柔らかいうちに収穫しましょう。
花言葉
チンゲンサイの花言葉は、「小さな幸せ」「元気いっぱい」
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シュンギク
分類:葉茎菜類・キク科
原産地:地中海沿岸
どんな花
シュンギクは4月~6月頃、黄色い花を咲かせます。
育て方のポイント
春まきのシュンギクはとう立ちしやすいので、株ごと抜いて収穫します。秋まきのシュンギクは、摘芯するとその後にわき芽が伸びてきて何度も収穫することができます。
▼シュンギクの詳しい育て方はこちら
春菊(シュンギク)
- 春菊(シュンギク)は原産地が地中海沿岸地域のキク科植物で、独特の香りがあり、鍋料理によく利用される緑黄色野菜です。 原産地のヨーロッパでは食用ではなく、主に観賞用として栽培されるほど、春に咲く黄色い花は美しく、春菊(シュンギク)という名前がぴったりです。ほうれん草に匹敵するほど栄養価が高く、アクも少ないので加熱はもちろん生でも食べられます。 四国や九州では葉に切れ込みの少ない大葉品種、それ以外の地域では切れ込みのある中葉品種が栽培されています。関西では菊菜とも呼ばれます。 春菊(シュンギク)は葉の切れ込みの程度によって大葉種、中葉種、小葉種に分類されます。中葉種がもっとも多く栽培されていますが、その中でもあまり分枝せず茎が伸びやすい品種と、株元からよく分枝する品種に分かれます。育てやすいものとしては、きわめ中葉春菊、菊次郎、株張り中葉春菊などがあります。 株ごと収穫せずに順次わき芽を収穫できる摘み取り型の春菊(シュンギク)の方が、長い期間楽しめるため家庭菜園に向いています。
花言葉
シュンギクの花言葉は、「とっておき」「豊富」
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ミツバ
分類:葉茎菜類(香辛野菜)・セリ科
原産地:日本
どんな花
ミツバは5月頃、とても小さな白い花を咲かせます。
育て方のポイント
ミツバは、涼しい気候を好み暑さと乾燥を嫌います。半日陰で湿気が多い所での栽培が向いています。多年草なので冬を越せば同じ株から春に芽吹きますが、株が古くなってくるとだんだん葉茎が固くなり香りも落ちるため、毎年種まきする方がおすすめです。
▼ミツバの詳しい育て方はこちら
三つ葉(ミツバ)
- 三つ葉(ミツバ)は日本原産のセリ科の香味野菜で、全国各地に自生し、葉が3つに分かれることから三つ葉(ミツバ)と呼ばれています。栽培方法によって茎を青くした青ミツバ、茎を軟白にした根ミツバがあり、家庭菜園では青ミツバの栽培が一般的です。そのさわやかな風味と香りは茶碗蒸しやお吸い物などの和食に欠かせない素材で、お正月のお雑煮の材料としての流通も多い野菜です。 生育適温が15度~23度と涼しい気候を好み、暑さと乾燥を嫌います。半日陰で湿気が多い所での栽培が向いています。プランターに種を直にまいても簡単に育ちます。また、お店で購入した根つきの三つ葉(ミツバ)を植えてもよく育ちます。水栽培にも向いているので、リボベジ(再生野菜)やキッチンガーデンとしても取り入れやすい野菜です。 三つ葉(ミツバ)は多年草で冬を越せば同じ株から春に芽吹きますが、株が古くなってくると、だんだん葉や茎が固くなり香りも落ちるため、毎年種まきした方がよいかもしれません。こぼれ種でも発芽するほど繁殖力が強いため、雑草化することもあります。
シソ
分類:葉茎菜類(香辛野菜)・シソ科
原産地:中国、インド、東南アジア
どんな花
シソは6月~9月頃、小さな白い花を咲かせます。
育て方のポイント
シソは日当たりの良い場所から半日陰まで栽培可能ですが、光が足りないと徒長したり、葉の色や香りが悪くなります。また、日差しが強すぎると葉が固くなって美味しくなくなります。
▼シソの詳しい育て方はこちら
シソ(大葉)
- シソ(大葉)は草丈約70~80cm位の日本に昔から生育している植物です。シソ(大葉)の葉は柔らかく、とてもさわやかでよい香りが特徴的です。 シソ(大葉)は一度育つとたくさんの葉が茂り、収穫してもわき芽から次々と葉が生えてきます。こぼれ種でも発芽し、まいた記憶もない場所から生えてきたりもします。 青紫蘇は別名大葉とよばれています。その他に赤紫の赤紫蘇があります。赤紫蘇は梅干しの色付けなどに利用されたり、シソジュースの材料としても使用され鮮やかな赤色が魅力的です。 シソ(大葉)は、中国、ベトナム北部、韓国、日本に分布しています。日本では縄文時代の遺跡からも発掘されていることから、古くからシソ(大葉)が生育していたことが分かります。中国後漢末期の名医「華佗」が食中毒の治療に使ったことから、蘇りの薬草として世に広められたといわれています。そのことから紫蘇と名付けられたとも伝えられています。
花言葉
シソの花言葉は、「力が蘇る」「善良な家風」
▼シソの花言葉の由来などはこちら
リーフレタス
分類:葉茎菜類・キク科
原産地:地中海沿岸
どんな花
リーフレタスは6月~7月頃、淡い黄色の花を咲かせます。
育て方のポイント
リーフレタスの種は、光に当たらないと発芽しないという「好光性種子」の性質を持っているため、種をまくときは土を被せすぎないように注意します。収穫は外葉から順に収穫していくと長い間楽しめます。
▼リーフレタスの詳しい育て方はこちら
花言葉
レタスの花言葉は、「冷淡な心」「冷たい人」
▼レタスの花言葉の由来などはこちら
ツルムラサキ
分類:葉茎菜類・ツルムラサキ科
原産地:東南アジア
どんな花
ツルムラサキは、7月~10月頃に淡い紅色の花を咲かせます。
育て方のポイント
狭い場所で育てる時は、つるを支柱やネットに這わせます。こまめに収穫すれば、支柱無しでも育てられます。葉の大きさが10~15cmになったら、葉だけを収穫したり、脇芽を収穫します。茎や花も食べることが出来ます。
▼ツルムラサキの詳しい育て方はこちら
つるむらさき(ツルムラサキ)
- つるむらさき(ツルムラサキ)はつる性の一年草です。原種はつるが赤紫色をしていますが、市場では緑色のタイプが多く出回っています。 葉は丸く、つやがあり、やや厚みがあります。葉と茎をさっとゆでてお浸しや和え物、油炒めや天ぷらなどにして食します。火を通すとモロヘイヤに似たぬめりが出ます。味はホウレンソウに似ていて、別名ではインドホウレンソウやセイロンホウレンソウと呼ばれています。 栄養成分としては、ビタミンA、Cやカルシウム、鉄分を多く含み、食べると疲労回復や免疫力向上などの効果があると言われています。ー通年流通していますが、本来の収穫期は6月~8月頃で夏野菜とされています。 狭い場所で育てる時は、つるを支柱やネットに這わせます。こまめに収穫すれば、支柱無しでも育てられます。7月~10月頃に淡い紅色の花を咲かせ、花も食べることができます。花姿が美しいので、観賞用として栽培されることもあります。
花言葉
ツルムラサキの花言葉は、「頼りにします」「頼りすぎ」
▼ツルムラサキの花言葉の由来などについてはこちら
モロヘイヤ
分類:葉茎菜類・シナノキ科
原産地:中近東
どんな花
モロヘイヤは、9月頃に小さな黄色い花を咲かせます。
育て方のポイント
草丈が高くなりすぎたら、上の方の枝葉を切り取ります。放っておくとグングン生長し続けるので、草丈が70~80cm以上にならないように管理しましょう。大きく育てて一気に収穫というよりも、こまめに収穫してやわらかい葉の部分を食べるのがおすすめです。
秋になると黄色い花が咲き、その後に莢(さや)をつけます。モロヘイヤの莢(さや)や種にはストロファンチジンという有毒物質が含まれいるので、絶対に食べないように気を付けて下さい。
収穫期の葉とやわらかい茎の部分のみ食用とし、花や蕾、種、莢は食べないように注意しましょう。
▼モロヘイヤの栄養と食べ方はこちら
花言葉
モロヘイヤの花言葉は、「体力回復」
▼モロヘイヤの花言葉の由来などはこちら
うど(独活)
分類:葉茎菜類(山菜)・ウコギ科
原産地:日本
どんな花
うど(独活)の花は、7月~9月頃小さな花が球形に集まって伸びやかに咲きます。ひとつひとつの粒が蕾で、そこからはじけるように白い花が開きます。花や蕾の部分を天ぷらにすると、ぷつぷつした食感でうどの味がしてとても美味しいです。
育て方のポイント
山うど(山独活)は、17~18℃くらいの涼しい環境を好み、山野の日当たりの良い場所や、半日陰の水気のある斜面や崖などに自生している山菜。旬は5月~6月頃です。山うど(山独活)は、栽培ものより香りも歯ごたえも強く、野性味に富んでいます。栽培物は、完全に遮光して育てる「軟白うど」と、ある程度日光に当てながら育てる「山うど」があります。
▼うど(独活)の美味しい食べ方はこちら
花言葉
うど(独活)の花言葉は、「おおらか」「淡泊」「忘れてしまった思い出」
▼うど(独活)の花言葉の由来などについてはこちら
野菜の花|根菜類3選
根菜類とは
根菜類は、主に根茎・球根を食用にする野菜です。
じゃがいも
分類:根菜類・ナス科
原産地:中央アジア
どんな花
じゃがいもは、春植えの場合は5月~6月頃、秋植えの場合は10月~11月頃に、ナスの花に似た白や薄紫色の花を咲かせます。
育て方のポイント
種いもが大きすぎる場合は、切ってから植え付けます。芽の数が均等になるように切り分け、切った種いもが腐らないように切り口に草木灰を付けてから植えましょう。じゃがいもは光に当たると緑色になり、有毒物質(ソラニン)が発生して食用に適さなくなります。種いもの上に伸びた根茎の先端にいもができるので、土寄せして光が当たらないようにしましょう。
▼じゃがいもの詳しい育て方はこちら
ジャガイモ(馬鈴薯)
- 主な春夏野菜の栽培の植え付けのトップバッターといえば「ジャガイモ」です。 ジャガイモはサツマイモに比べて先端が丸く、表面もツルツルとしています。サツマイモのような根の部分とは違い、ジャガイモは地下茎の先端が肥大したものです。その証拠に、ジャガイモが日に当たると緑色に変色します。緑色に変色したものや小ぶりなものは毒性が強いので食べないようにしましょう。 ジャガイモの芽にはソラニンという毒性の成分があるため、調理前に取り除く必要があります。包丁の角でえぐるように取ると簡単に取れます。 ジャガイモの栄養価はカリウムや、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンCなどでビタミンがでんぷんによって調理の熱から守られているため、効果的に栄養を体内に取り入れることができます。比較的乾燥した地域でも生育し、一年中栽培されるため世界中で好まれて食されています。 見た目がふっくらとしてしわがなく重量感があるものがおいしいとされています。新じゃがはみずみずしく皮が薄いのが特徴です。春、秋、冬作と一年中収穫されており、収穫したあと乾燥させて保存すれば長く保存できます。
花言葉
じゃがいもの花言葉は、「恩恵」「慈愛」「情け深い」
▼じゃがいもの花言葉の由来などはこちら
カブ
分類:根菜類・アブラナ科
原産地:中央アジアおよびヨーロッパ西南部
どんな花
カブは、3月~5月頃に菜の花に似た黄色い花を咲かせます。
育て方のポイント
カブは直根性のため、種からの栽培になります。また、カブは好光性種子のため、光が当たりやすいように覆土の量は少なめを心がけましょう。収穫が遅れると、「す」が入ったりひび割れをおこしたりするので早めに採ります。
▼カブの詳しい育て方はこちら
カブ(蕪)
- カブはアブラナ科の大根と並ぶ代表的な一年草の根菜で、日本書紀(日本の歴史書)にも記録されているほど、栽培の歴史が古い野菜です。地方に応じた独特の品種が多数栽培されています。 カブの葉=すずなと言われ、鈴菜、菘(すずな)と書きます。これは丸くて白い根の形を鈴に見立てたものです。すずなは春の七草にも数えられていて、大根とは異なり、葉がついた状態で販売されることが多いです。 収穫適期になると、カブは土の上にその姿のほとんどをさらしています。普段食べているのは、じつは胚軸という部分で、根は土の中のヒゲ状のものをさします。 丸い胚軸の大部分は水分ですが、ビタミンCやカリウム、消化酵素のジアスターゼが含まれています。それよりも栄養価が高いのが葉の部分で、カロテン、ビタミンC、カルシウムなどが豊富に含まれています。
花言葉
カブの花言葉は、「晴れ晴れと」
▼カブの花言葉の由来などはこちら
ダイコン
分類:根菜類・アブラナ科
原産地:地中海沿岸・中央アジア
どんな花
ダイコンは、3月~5月頃に白い花を咲かせます。土手などに群生するハマダイコンの花によく似ています。
育て方のポイント
ダイコンは冷涼な気候を好み、耐寒性が強い野菜です。強健でかなりのやせ地でも栽培できます。間引きをするときは、子葉の形が良いものを残すと真っすぐな形のダイコンができやすいです。
▼ダイコンの詳しい育て方はこちら
ダイコン(大根)
- ダイコン(大根)はアブラナ科の主に肥大した根の部分を食用とする野菜で、古くから栽培されてきたために、地域ごとに在来品種が多く存在します。 また、昔から品種改良がおこなわれてきたので、長いものや丸いものなどバリエーションが豊富で、ダイコン(大根)の品種は少なくとも200種類以上はあるともいわれています。辛みが特徴の辛み大根や、中国大根とよばれる内部が鮮やかな紅色や緑色のダイコン(大根)もあります。土地の名前が付いた品種も多く、その土地の食文化とも結びついています。 ダイコン(大根)の原種は、ほとんど根が太らないもので、いまでもヨーロッパでは大根と言えば二十日大根のように小さいものをイメージされます。それが日本に渡った後に、長い年月をかけて品種改良が重ねられ、今では世界一の重さを誇る「桜島大根」や、世界一長い「守口大根」が作られるようになりました。日本のダイコン(大根)の品種数や味のレベル、バリエーション、生産量、消費量は世界一です。 「ダイコン(大根)は根の部分を食べている」と、ほとんどの人が思っていますが、厳密にいえば胚軸と根が合わさった部分を食べています。その証拠に、ダイコン(大根)の下の方は根の付いていた痕跡のひげ根がありますが、上の方は表面がつるんとしています。畑でもダイコン(大根)の上の方は、土の上にはみだしているのが分かります。ダイコン(大根)の新芽である、かいわれ大根をよく観察すると、双葉の下に長く伸びた白い部分があります。これが胚軸部分です。 ダイコン(大根)の栽培時期は、厳寒地以外は春まきと秋まき、どちらも栽培できるので、時期に合った品種を選ぶことが大切です。プランターで栽培する場合は、できるだけ深さのあるプランターを選び、培養土は粒子の細かいものを選びましょう。培養土の袋やペットボトルを使って栽培することもできます。
花言葉
ダイコンの花言葉は、「潔白」「適応力」
▼ダイコンの花言葉の由来などはこちら
野菜の花|香辛野菜・ハーブ9選
香辛野菜・ハーブとは
香辛野菜は、料理に香気や辛味を添える野菜のこと。例えば、唐辛子、ミツバ、シソなどがあります。一方ハーブは「暮らしに役立つ香りのある植物」の総称で、料理、お茶、クラフト、アロマ、ハーブバスなどのリラクゼーションや美容などにも利用されます。
バジル
分類:香辛野菜・シソ科
原産地:インド・熱帯アジア
どんな花
バジルは7月~9月頃、シソ科特有の花穂をつけ、白や紫色の花を咲かせます。
育て方のポイント
バジルは寒さに弱い性質があります。4月は気温が急に下がる日もあるので、地植えの定植は5月以降の方が安全です。バジルは花が可愛いハーブですが、葉を収穫するために育てている場合、花は咲かさずにカットしましょう。茎の先を次々と摘芯して脇芽を出させると、たくさんの葉を収穫することができます。
▼バジルの詳しい育て方はこちら
バジル
- バジルはシソ科の爽やかな香りのするハーブ。原産地では多年草として扱われている種類もありますが、耐寒性がないため、日本では一年草として扱われていることが一般的です。 バジルの薬草としての主な効用は胃腸の機能の促進として使われます。料理の中でのバジルは、イタリア料理には欠かせないハーブの一つ。フランスでは L’Herbe Royale、ハーブの王様とも呼ばれています。人気のタイのガパオライスのガパオは、本来はホーリーバジルのことですが、日本ではスイートバジルが使われることが多いようです。 日本でも年々バジルの流通量は増え、最近は八百屋さんやスーパーでも葉もの野菜として販売されています。爽やかな香りが食欲をそそり、肉や魚料理の風味付け、サラダ、パスタ、ピザの彩り、バジルを使ったソース、ジェノベーゼソースなど様々な料理に活用されています バジルにはたくさんの種類があり、新品種も続々と登場しています。最も一般的な品種、スイートバジルをはじめ、葉がダークカラーなものや小葉の品種、斑入り種などもあります。最近の新品種では、シナモンバジルなど、本来のバジルの香り以外の香りがするものもあります。
花言葉
バジルの花言葉は「神聖」「好意」「好感」「何という幸運」
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チャイブ
分類:香辛野菜・ヒガンバナ科
原産地:ユーラシア大陸・温帯北部
どんな花
チャイブは5月~7月頃、ネギ坊主のような形をした紫色の花を咲かせます。
育て方のポイント
チャイブは、強すぎる日差しに当たると葉が固くなります。真夏は半日陰くらいの場所の方が適しています。また、花を咲かせると一般的なハーブ類と同じく葉が固くなります。花は可愛いのですが、葉を美味しい状態で収穫したい場合は花を咲かせないようにしましょう。
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花言葉
チャイブの花言葉は「素直」「柔軟性」「忠実」
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フェンネル
分類:香辛野菜・セリ科
原産地:ヨーロッパ・地中海沿岸・西アジア
どんな花
フェンネルは5月~7月頃、傘を開いたような黄色い花を咲かせます。
育て方のポイント
フェンネルは、やや乾燥気味を好むので過湿に注意しましょう。移植を嫌うため、できるだけ植え替えは行いません。種子をとりたい時は、実が色づいたころに穂のまま刈り取り、風通しの良い場所につるして乾燥させます。紙袋などで花部分を覆って乾燥させると種がとりやすいです。
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花言葉
フェンネルの花言葉は、「賞賛に値する」「背伸びした恋」「強い意志」
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パクチー(コリアンダー)
分類:香辛野菜・セリ科
原産地:地中海沿岸
どんな花
パクチーは5月~6月頃、小さな白い花を咲かせます。
育て方のポイント
パクチーは日当たりを好みますが、多少の日陰でも育ちます。水を好むので、土をあまり乾燥させないように気をつけて管理しましょう。雨が当たって、葉などに泥がつくと病気にかかりやすくなります。
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花言葉
パクチーの花言葉は、「辛辣」「隠れた才能」「隠れた長所」「隠れた価値」「隠れた美点」
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オレガノ
分類:香辛野菜・シソ科
原産地:ヨーロッパ
どんな花
オレガノは5月~7月頃、傘を開いたような黄色い花を咲かせます。
育て方のポイント
オレガノは、日当たりと水はけの良い用土を好みます。開花直前が最も香りが良く、最適な収穫時期です。葉を茎ごと刈り取り、乾燥させてから葉を取ってピザなどにふりかけるのもおすすめです。
▼オレガノの詳しい育て方はこちら
オレガノ
- オレガノは、ヨーロッパ地中海原産のシソ科の多年草のハーブです。清涼感のある香りを持ち、和名は「ハナハッカ」と呼ばれています。 オレガノは姿形、香り、用途などから「オリガヌム類」「マヨラナ類」「アマラクス類」の3つに分類されます。一般的にオレガノと呼ばれるのはオリガヌム類で、ワイルドマジョラムとも呼ばれています。 効用は、消化促進、抗菌・殺菌、強壮、鎮静作用など多岐にわたり、古くから薬草として利用されてきました。料理に使われるオレガノは、トマトやチーズ、肉と相性が良いので、トマトソース系の煮込み、パスタ、ビザ、ブーケガルニやハーブソルトの材料など、さまざまな料理の香りづけや臭み消しとして使われています。 日当たりと風通しの良い場所で育てれば、植え付け後は、ほぼ放任で栽培できる丈夫な草花です。夏になるとピンクや白の花がたくさん開花し、庭や花壇に植えると見栄えがします。花は、切り花やドライフラワーとして楽しむことができます。
花言葉
オレガノの花言葉は、「富」「輝き」「財産」「自然の恵み」「あなたの苦痛を除きます」
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ラベンダー
分類:香辛野菜・シソ科
原産地:地中海沿岸
どんな花
ラベンダーは5月~7月頃、細くて真っすぐな茎の先に紫色の小花を咲かせます。 花色は紫色がポピュラーですが、白やピンク色の種類もあります。
育て方のポイント
ラベンダーは日なたと水はけの良い用土を好みます。水や肥料のやりすぎに注意し、花後は早めに花茎を切り、込み入った部分をすいて風通しをよくしましょう。
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ラベンダー
- ラベンダーは地中海沿岸原産の常緑低木。ハーブの女王とも呼ばれ、癒しのフローラル系の香りが人気のハーブです。ヨーロッパでは古くから栽培され、お風呂や衣類の香りづけなど日常の暮らしの中で利用されてきました。花の色は薄紫や濃い紫、白があり、葉には芳香があります。ハーブとして蒸留して得られたオイルは香水などの成分となり、花を乾燥させたものはポプリやハーブティーとして利用できます。 ラベンダーの語源は、lavareという「洗う」を意味するラテン語だと言われています。その精油はリラックスや精神安定にも使われており、とても人気があります。「万能の精油」ともいわれ、アロマテラピーでもっとも広く利用される精油です。ラベンダーにはイングリッシュラベンダーやフレンチラベンダーなど種類がたくさんあり、種類ごとに精油が作られているため、ラベンダーと名のつく精油はたくさんあります。 ラベンダーは地中海沿岸が原産地のため、高温多湿を嫌う性質です。風通し良く、蒸れないように世話をすれば次第に大株になり、良い香りのする花を毎年咲かせて楽しませてくれます。
花言葉
ラベンダーの花言葉は、「沈黙」「清潔」
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ミント
分類:香辛野菜・シソ科
原産地:北半球温暖地帯、ユーラシア大陸
どんな花
ミントは7月~9月頃、シソ科特有の花穂に小さな白い花を咲かせます。
育て方のポイント
ミントは日なたから半日陰、水はけの良い用土を好みます。収穫をかねて切り戻しをしながら育てます。切った茎を水にさしておくと根が出て簡単に増やせます。地下茎でどんどん広がるので、広がってもよい場所にだけ地植えしましょう。
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花言葉
ミントの花言葉は、「美徳」「効能」
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ローゼル
分類:香辛野菜・アオイ科
西アフリカ、インド、マレーシア
どんな花
ローゼルは9月~10月頃、ハイビスカスやオクラに似た花を咲かせます。草丈は1.5m~2mで、花色は中心に赤みが入ったクリーム色やピンク色をしています。
育て方のポイント
ローゼルは、花後に真紅で光沢がある果実ができます。ハイビスカスティーに使われるのが、その果実のガクと苞を乾燥させたもの。ジャムや果実酒、料理のソースなどにも使われます。ミャンマーでは、ローゼルの葉はチンバウンという名で親しまれ、炒め物やスープに使うそうです。
本来は多年草ですが、寒さに弱いため日本では一・二年草扱いされています。日当たりの良い場所で育てるのがポイントで、暖地以外では鉢植えにして寒い季節は室内で管理することが多いです。
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ローゼル
- ローゼルは、アオイ科フヨウ属の多年草。寒さに弱いため、日本では一・二年草扱いされていることも多い植物です。暖地以外では、鉢植えにして冬は室内で管理すると毎年楽しめます。 ローゼルは、9月~10月頃同じアオイ科のハイビスカスやオクラに似た花を咲かせます。草丈は1.5m~2mで、花色は中心に赤みが入ったクリーム色やピンク色をしています。咲いたその日にしぼんでしまう一日花ですが、花後に真紅で光沢がある果実ができます。その果実のガクと苞を乾燥させたものが、赤色が美しいハイビスカスティーの原料となっています。ビタミンC、クエン酸などを多く含み、爽やかな酸味があるハーブティーです。果実はその他にも、ジャムや果実酒、料理のソースなどに使われます。
花言葉
ローゼルの花言葉は、「常に新しい美」「新しい恋」
▼ローゼルの花言葉の由来などについてはこちら
ローズマリー
分類:香辛野菜・シソ科
地中海沿岸
どんな花
ローズマリーは、春と秋に小さなブルーの花を咲かせます。
育て方のポイント
ローズマリーは非常に強健で、乾燥したやせ地でも育ちます。また強風にもよく耐える性質なので、非常に育てやすい植物です。真っ直ぐ上に伸びる木立性と地面を這うように伸びるほふく性のタイプがあります。
▼ローズマリーの詳しい育て方はこちら
ローズマリー
- ローズマリーは、地中海沿岸地方原産の常緑性低木のハーブです。全草に爽やかな芳香があり、料理やお茶、薬用、化粧品、香料として幅広く利用されています。 ローズマリーには肌のターンオーバーを促す効果や疲労回復、血行促進などに効果があると言われています。体調を崩した中世ハンガリーのエリザベート王妃がローズマリーのハーブチンキを使用したところ元気と若さを取り戻し、ポーランド王に求婚されたことから「若返りの妙薬」「若返りのハーブ」などの別名があります。 近年は、ローズマリーの香りが脳を活性化し認知症予防に効果的であることがメディアで紹介され、介護の現場などでも使われています。 性質は非常に強健で、乾燥した痩せ地でも育ちます。刈り込みにも耐えるため、生垣などにも利用されます。ハーブの花の中では比較的開花期間が長い部類で、品種によって多少違いがありますが、晩秋から初夏に枝の先に小さなかわいらしい花を咲かせます。花の色は青紫のほか、ピンクや白があり、そのほか葉を楽しむ品種として斑入り種も流通しています。 木立性ローズマリー ローズマリーは非常にたくさんの品種があり、生長の仕方は上に枝を伸ばしていく木立性、地面を這うように枝を伸ばすほふく性、両者の中間的な半ほふく性に分類されます。植え付ける場所や用途に合わせて選ぶとよいでしょう。
花言葉
ローズマリーの花言葉は、「思い出」「追憶」
▼ローズマリーの花言葉の由来などについてはこちら
野菜の花を楽しもう♪
普段、野菜にどんな花が咲くのか考えることはあまりないかもしれません。都心では畑が減り、近くで野菜が育っている様子を見る機会も少ないですよね。野菜の花は派手ではないので目につきにくいですし、花が咲く前に収穫した方が美味しいものもあるので、見る事ができないものもあります。
野菜の花をよく見るとそれぞれ個性的なことがわかったり、その自然な美しさに心が癒されます。私はいつも、畑に葱坊主が咲いている姿を見るとほっこり優しい気持ちになります。家庭菜園で野菜を育てたら、野菜の花も楽しむことができるので、ぜひ、手入れが簡単な野菜から育ててみてくださいね。
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