イチジク(無花果)の花言葉|種類、花の特徴、名前と花言葉の由来
LOVEGREEN編集部
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イチジク(無花果)の花言葉、イチジク(無花果)についての基本情報、種類、花の特徴、名前と花言葉の由来など気になる情報をご紹介します。
目次
- イチジク(無花果)の花言葉
- イチジク(無花果)について|基本情報
- イチジク(無花果)とは|花の特徴、名前と花言葉の由来
- イチジク(無花果)の種類
- イチジク(無花果)を早く熟させる「オイリング」
- イチジク(無花果)の花
イチジク(無花果)の花言葉
イチジク(無花果)の花言葉は「子宝に恵まれる」「実りある恋」
イチジク(無花果)について|基本情報
科・属 | クワ科・イチジク属 |
和名 | 無花果 |
英名 | Fig tree |
学名 | Ficus carica |
原産地 | アラビア半島南部・地中海沿岸地方 |
開花期 | 6月~10月(外からは見えない) |
イチジク(無花果)とは|花の特徴、名前と花言葉の由来
イチジク(無花果)は樹高2~5mになる落葉低木の果樹で、独特の熟した甘みと食感が魅力の果物です。収穫時期や味、形などが異なる200品種以上の種類があります。
イチジク(無花果)は受粉の作業が必要なく栽培が簡単で、順調にいけば植え付け後2年目からと早い時期から収穫できるため、家庭で育てる果樹として適しています。
イチジク(無花果)の実は、一度にすべての実が熟すわけではありません。毎日少しずつ熟すため、長期間収穫できるのが特徴です。生食の他、ジャムなどの加工用やドライフルーツとしても美味しくいただけます。
名前については、一日に1つずつ実を熟すことから「一熟」と呼ばれ「イチジク」になったといわれる説もあります。
花言葉「子宝に恵まれる」「実りある恋」は、1本の木からたくさんの実をつけることが由来とされています。
イチジク(無花果)の種類
イチジク(無花果)は、品種によって実の収穫時期が違います。初夏から夏にかけて実がなる品種(夏果)と、秋に実がなる品種(秋果)、そして初夏と秋の両方に実がなる品種(夏秋兼用種)があります。
蓬莱柿(ほうらいし)
1600年代半ばに中国から伝わってきた品種です。日本での栽培も長い事から別名「日本いちじく」とも呼ばれています。耐寒性があり、果実も実りやすく収穫量も多く、育てやすい品種です。雨で果実が裂果しやすいため果実が実り始めたら、雨除けをするとよいでしょう。
桝井ドーフィン
1909年に広島県の桝井光次郎氏がアメリカから持ち帰った品種です。日本の環境で育ちやすく、栽培のしやすさと果実の持ちのよさから、日本に広まりました。果実の収穫時期は8月~10月。
イチジク(無花果)を早く熟させる「オイリング」
イチジク(無花果)を1週間から10日ほど早く成熟させる方法を「オイリング」といいます。
これは古くギリシア、ローマ時代から行われてきました。イチジク(無花果)の果実のてっぺんがうっすらと赤くなってきたころに細いストローやスポイトを使って穴に植物油を1~2滴たらします。オリーブオイルやなたね油、ごま油などが適しています。そのメカニズムははっきりとはわかっていませんが、オイルを垂らすことで、果実からエチレンという物質がでて成熟を早めるといわれています。
イチジク(無花果)の花
イチジク(無花果)は漢字で書くと「無花果」。花がない果実と書きますが、本当に花が咲かないのでしょうか?本当に花が咲かないのなら、なぜ実は付くのでしょうか?
イチジク(無花果)は、じつは実の中に花が隠れて咲く、という変わった性質があります。
イチジク(無花果)の実は内側に袋がある形状になっていて、その袋の内側に(花びらがないので一見花には見えませんが)たくさんの花が並んでいます。
野生種のイチジク(無花果)の場合、原産地のアラビア半島にいるイチジクコバチという小さな蜂がイチジクの穴から中へ入り込んで実の中で産卵します。このイチジクコバチの卵が孵化し、成虫になったら花粉を付けてまた別のイチジクの木へ行き受粉させる役目をしています。日本で流通しているイチジク(無花果)は、受粉しなくても果実が大きくなる「単為結果」であるため、蜂の助けは必要ありません。
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