テッポウユリ(鉄砲百合)の花言葉|種類、特徴、色別の花言葉
LOVEGREEN編集部
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テッポウユリ(鉄砲百合)の花言葉や種類、特徴をご紹介!テッポウユリ(鉄砲百合)は、ラッパ状の真っ白い花を横向きに咲かせます。庭植えや鉢植えのほか、切り花としてもよく用いられます。
テッポウユリ(鉄砲百合)の花言葉
テッポウユリ(鉄砲百合)の花言葉は「純潔」「甘美」。
テッポウユリ(鉄砲百合)について
科・属 | ユリ科・ユリ属 |
和名 | 鉄砲百合 |
英名 | Easter lily |
学名 | Lilium longiflorum |
原産地 | 日本 |
開花期 | 4月~6月 |
テッポウユリ(鉄砲百合)の特徴
テッポウユリ(鉄砲百合)は冠婚葬祭でおなじみの最もポピュラーな純白のユリ。九州南部から沖縄にかけて生息する日本固有の多年草(球根植物)です。海岸近くの崖などで見られます。球根や切り花用としてたくさん生産されています。花は純白でラッパに似た形をしていて、花びらは反り返っています。横向きにたくさんの花を咲かせ、良い香りがします。草丈は50~100cmほどです。欧米で復活祭に用いられるユリとして、マドンナ・リリーの代わりによく用いられます。
テッポウユリ(鉄砲百合)の名は、花の形が昔の鉄砲に似ているユリであることから付けられました。そもそもユリという名は、茎が細くて花が大きいために自然に風に揺れるため「揺すり」と呼ばれ、それが「ゆり(ユリ)」に変わったと言われています。
テッポウユリ(鉄砲百合)は、地植えでも鉢植えでも比較的簡単に育てることができます。日当たりと水はけが良い場所を好みます。過湿を避け、排水と風通し良く育てることがポイントです。冬は寒風が当たらないようにします。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水やりを行い、地植えの場合はひどく乾燥が続いている場合以外はそれほど水やりは必要ありません。
聖母マリアと天使が描かれている「受胎告知」の絵に描かれている花は白ユリ。当時のヨーロッパでは白ユリといえばマドンナリリーのことでした。その後、日本のテッポウユリ(鉄砲百合)がヨーロッパに伝わると、「聖母のユリ」はテッポウユリ(鉄砲百合)に置き換わるようになったそうです。
テッポウユリ(鉄砲百合)の花言葉「純潔」は、清らかな聖母マリアのイメージに由来して付けられたと言われてます。また、「甘美」という花言葉は、その花の甘い香りが由来とされています。
テッポウユリ(鉄砲百合)の種類
テッポウユリ(鉄砲百合)に似ているユリに、タカサゴユリ(高砂百合)があります。テッポウユリ(鉄砲百合)とタカサゴユリ(高砂百合)が自然交配されてできた品種にシンテッポウユリ(新鉄砲百合)があります。
タカサゴユリ(高砂百合)
タカサゴユリの別名は「ホソバテッポウユリ(細葉鉄砲百合)」といいます。その名のとおり、タカサゴユリ(高砂百合)の方がテッポウユリ(鉄砲百合)よりも茎も葉も細い特徴があります。白い花の外側に赤い筋が入っています。夏から秋に咲きます。
シンテッポウユリ(新鉄砲百合)
テッポウユリ(鉄砲百合)よりも花が小さく、葉が細い特徴があります。8月~9月頃に白い花が咲きます。
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