アマクリナムとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- アマクリナム
- 学名
× Amarcrinum
- 英名
- Amarcrinum
- 別名・流通名
- アマクリヌム
- 科名
- ヒガンバナ科
- 属名
- アマクリナム属
アマクリナムの特徴
アマクリナムは、ヒガンバナ科ホンアマリリス属(ベラドンナリリー)と、クリナム属の属間交雑種。人為的に作出されたものなので、原産地はありません。ユリを思わせるような大きな花が印象的な球根植物です。
アマクリナムは、地下に鱗茎を持ち、葉は平たく長い根性葉、真直ぐに伸びた太い花茎の先にラッパ状の花を咲かせます。花は、長さ7~10cm、色はピンク、ベラドンナリリーのような芳香があります。茎の先に10個以上のつぼみを付けて、1度に5~8個の花を咲かせるので、開花時はとても華やかです。草丈も50~70cmと大きく、花壇の後方に植えると存在感があります。
アマクリナムの詳細情報
園芸分類 | 球根 |
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草丈・樹高 | 50~70cm |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | ピンク、ローズピンク |
開花時期 | 7月~9月 |
アマクリナムの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
植え替え |
アマクリナムの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと水はけの良い場所を好みます。
耐寒性がやや弱いので、寒冷地では鉢植えで管理し、冬は軒下や室内に取り込むようにしましょう。
用土
水はけが良く肥沃な土壌を好みます。
鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。
アマクリナムの育て方のポイント
水やり
庭植えは、根付いてからは降雨に任せます。極端な乾燥が続くような時は、様子を見て水やりしましょう。
鉢植えは、表土が乾いたら、たっぷりと水やりします。
肥料
植え付け時に元肥を施し、その後は春と秋に緩効性肥料を施します。
病害虫
葉に褐色の斑点が出る、褐斑病が発生することがあります。見つけたら患部の葉を取り除き、必要であれば薬剤を散布しましょう。
まずは水はけと風通し良く管理することを心がけてください。
アマクリナムの詳しい育て方
選び方
球根は、傷やカビがなく、ずっしりと重さのあるものを選びましょう。
鉢植えは、葉の色つやが良く、勢いのある株を選びましょう。花芽が確認できれば、購入後すぐに花を楽しめます。
植え付け
植え付け適期は、3月~4月です。植え付け後は、たっぷりと水やりしましょう。
剪定・切り戻し
花が終わったら花茎を付け根から切り取り、葉を残して光合成をさせます。
植え替え・鉢替え
植え付け適期は、3月~4月です。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えます。
花
アマクリナムは、7月~9月にピンク色の大きな花を咲かせます。
冬越し
冬は、地上部が枯れたようになって休眠します。寒冷地では霜が当たらない場所に移動させるようにしましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
分球で増やすことができます。