トクサの育て方|植物図鑑

植物名
トクサ
学名
Equisetum hyemale
英名
Scouring rush, dutch rush
科名
トクサ科
属名
トクサ属
原産地
日本、北半球の温帯地域

トクサの特徴

トクサは草丈が30cm~1mくらいに生育するシダ植物で、つくしと同属のため緑色のつくしの様な形をしています。生命力が強く、なおかつ地下茎を伸ばして増殖していくため、非常に群生しやすい植物であると言えます。

けれども群生するが故に景観に統一感が出やすく、庭づくりによく使用されます。一見、葉がないように見えますが、茎の途中にある節の部分を囲んでいるハカマが葉に該当します。

また夏には花の代わりに、茎の先端に胞子葉群をつけて、そこから胞子を飛ばします。加えて茎の表面はザラザラしており、このザラザラがトクサの大きな特徴と言われています。

1m程度にまで生長するので、生垣などにも使用されます。トクサを使用することで一気に和の雰囲気を醸し出すことが出来るため、和をモチーフにした庭づくりをしている方には特におすすめです。

トクサの詳細情報

園芸分類 シダ・コケ
草丈・樹高 30cm~1m程度
耐寒性 強い
耐暑性 強い

トクサの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
肥料

トクサの栽培環境

日当たり・置き場所

日光
トクサは真夏の直射日光に弱いため半日陰で管理してください。
【屋外】
春~秋にかけて屋外で管理することができますが、夏の直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、30%~50%の遮光をしてください。遮光率はそれぞれの環境に合わせて調整してください。
気温が高ければ高いほど葉焼けは起きやすくなるので、40℃を超える場合は日陰に移すことをおすすめします。
遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。

【屋内】
耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。しかし、日光がよく当たった方が健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。
室内だからと言って直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。

【置き場所】
耐陰性もあるため、室内の日光が入る場所なら大丈夫です。 ただし、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動してください。

温度

低温に強いので、0℃以下にならない様に気をつけましょう。
トクサが凍らない暖地ならば屋外越冬が可能です。それ以外の地域でベランダ等で育てられている方は、外の気温が5℃ぐらいから室内に取り込んで下さい。
気温が10℃前後になると成長が緩慢になります。

用土

トクサ は水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。
そのため、出来るだけ水はけの良い土を使うのをおすすめします。
自分でブレンドする場合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合でブレンドし、生育環境に合わせて微調整してください。
また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。

トクサの育て方のポイント

水やり

トクサは気温が低くなると休眠するので季節や気温(室温)によって水やりのタイミングを変える必要があります。
【気温が10℃以上のとき】
主に春~秋の成長期では土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えるようにします。

【気温が10℃以下のとき】
トクサは気温が10℃前後を切ってくると成長が緩慢になってきます。そのため、水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らします。具体的には、土の表面が完全に乾燥してから2~3日後に水やりをしてください。
トクサを乾燥させて樹液の濃度を高めることで耐寒性を上げる事が出来ます。
水やりの回数を減らしてトクサの葉が落ちてきたりするようならば水やりの回数を増やすなど調整してください。

【葉水】
葉水は乾燥を防ぐだけでなくハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので、毎日1回は霧吹きなどでするようにしましょう。

肥料

基本的に肥料は無くても良いのですが、与えた方が成長がはやくなります。
冬場の成長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の成長期に与えるようにします。
肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。
有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

病害虫

特に罹りやすい病気やつきやすい虫はいません。冬場に霜に当ててしまうと枯れてしまうことがあるため、その点を注意しましょう。

トクサの詳しい育て方

選び方

トクサを買う時は必ず病害虫に注意してください。
ハダニやアブラムシ等が付着している株を買ってしまうと後々トクサが弱ってしまったり、最悪の場合他の植物へ付着してしまう可能性があります。
茎が曲がっておらず、真っ直ぐ伸びているものを選びます。また茎は通常枝分かれをしませんが、先端が痛んでいると枝分かれすることがあります。そのため枝分かれしてる茎がないか確認しましょう。

植え付け

植え付けは4月~7月の暖かい時期に行うのがおすすめです。 7月以降に植え付けを行う場合は猛暑日は避けるようにします。
根が出ていない場合は、根が出るまで常に土が湿っているようにしてください。

剪定・切り戻し

トクサは植え替えをしないでいると鉢が根でパンパンになってしまい根詰まりを起こしてしまいます。
そのため、環境にもよりますが1~2年に1度1回り大きい鉢に植え替えをする必要があります。
水はけの良い土を使って植え替え、鉢底にはしっかりと鉢底石を入れてください。
植え替え時期は4~7月頃が最適です。

植え替え・鉢替え

トクサは植え替えをしないでいると鉢が根でパンパンになってしまい根詰まりを起こしてしまいます。
そのため、環境にもよりますが1~2年に1度1回り大きい鉢に植え替えをする必要があります。
水はけの良い土を使って植え替え、鉢底にはしっかりと鉢底石を入れてください。
植え替え時期は4~7月頃が最適です。

夏越し

屋外で、気温が40℃以上になった場合は日陰に移動してください。30%~50%程度の遮光をすると葉焼けを防止することが出来ます。
水やりは土の表面が乾いたら夕方~夜にたっぷり与えてください。
午前中に行うと暑くなり煮えてしまいます。 活力剤を1000倍に希釈して水やりの2~3回に1度のペースで行うと夏バテを防止できます。

冬越し

気温が10℃以下になったら生長が緩慢になるので、水やりを土の表面が完全に乾燥してから2~3日後に行うようにしてください。
気温が0℃を切ると枯れてきてしまうので、切らないように5℃前後になったら室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。
ファンヒーターなど暖房器具を使う場合は火事に注意してください。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

トクサは植え替えを兼ねて株分けで増やします。まず株を抜き出して、地上の茎を2、3本つけた状態で地下茎をナイフやハサミで切り分けます。植え替えの時期は春ごろがお勧めです。この他にも挿し木で増やすこともできます。トクサは切り花にしたものを水につけているだけで発根する、と言われるくらい挿し木しやすい植物です。挿し木の方法は、トクサの茎を切り取り、しばらく水につけた後、湿らせた土に挿し、日当たりの良い場所で根が生えるまで管理します。

病害虫の駆除

ハダニアブラムシナメクジカイガラムシダンゴムシはLOVEGREEN内の記事で詳しく紹介されているのでご覧ください!

バッタは見つけ次第割りばしなどを使い捕殺するか、防虫ネットをお使いください。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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