ペルシカリアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ペルシカリア
- 学名
Persicaria
- 科名
- タデ科
- 属名
- ペルシカリア属
- 原産地
- ヨーロッパ、ヒマラヤ
ペルシカリアの特徴
ペルシカリアは、日本に自生している野草のイヌタデをはじめとしたタデ科の植物の総称です。近年園芸種が多種類流通するようになりました。系統によって背丈が高いものから低めのものまでバリエーションに富み、花を楽しむものからカラーリーフとして利用されるものなどがあります。いずれも耐寒、耐暑性に優れ、丈夫で管理が楽な宿根草です。
ペルシカリアの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 30~200cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 赤、白、ピンク |
開花時期 | 7月~10月 |
ペルシカリアの種類
ペルシカリア・アンプレクシカリウス
Persicaria amplexicaulis
園芸品種が多数あり、赤い花穂のものが多いがピンクや白もある。品種によって50~60cm程度のものもあれば1mを超える大型もある。
ペルシカリア・ミクロセファラ
Persicaria microcephala
園芸品種が多数あり、シックなカラーリーフとして使える系統。花は白が多いが、ピンクもある。
ペルシカリア・ポリモルファ
Perisicaria polymorpha
ペルシカリアの原種で草丈は2mを超える大型。アスチルベに似た白い花。
ペルシカリア・アフィニス
Persicaria affinis
別名ポリゴナム・アフィネ、ヒマラヤトラノオ。
草丈低めでグランドカバーにも向く。花色は赤、ピンク系濃淡、白など。
ペルシカリアの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 |
ペルシカリアの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりが良い場所から半日陰程度までの場所で栽培可能です。
用土
さほど土を選びませんが、極端な乾燥は苦手です。水はけと保水性が良い土が適しています。
鉢植えは、草花用の培養土で問題なく育ちます。
ペルシカリアの育て方のポイント
水やり
地植えは、根付いてからは降雨に任せます。
鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
肥料
地植えは、肥えた土ならば無肥料で育ちます。株の生育状態に応じて春と秋に与える程度で十分です。
鉢植えは、元肥以降は開花期間中、緩効性肥料を株元に控えめに与えます。最近の培養土は元肥入りの商品も多いため、肥料が含まれているかを確認してから元肥を入れるかを判断しましょう。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
ペルシカリアの詳しい育て方
選び方
株元まで密に葉がついた苗を選びましょう。
ペルシカリアはたくさんの種類の総称で、たくさんの園芸品種が流通しています。種類によって、草丈や葉の形状、生長の仕方などが違います。立性のものもあれば、這性のものもあるので、植え付ける場所や目的にあった品種を選びましょう。
植え付け
春と秋が植え付け適時ですが、真夏と霜の降りる時期以外ならいつでも植え付け可能です。
草丈や広がり方が品種によって違います。それぞれの品種に応じた場所に植えましょう。コンパクトな種類は鉢植え栽培も可能です。
剪定・切り戻し
草丈が高くなる品種は、開花前の梅雨入りの頃、全体的に切り戻して風通しの良い株にしておくと姿形の良い株に仕立てることができます。必ずやらなければならない作業ではありませんが、初夏のころの株の状態に応じて行うとよいでしょう。
植え替え・鉢替え
鉢植えは、1~2年に一度、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
花
夏から秋にかけて開花します。
冬越し
耐寒性があるため、特別な冬越し対策の必要はありません。冬は地上部分はなくなりますが、春になると再び芽吹きます。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
株分けで増やすことができます。