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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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モウセンゴケ

  • 漢字で書くと「毛氈苔」となりますが、花が咲いて種子をつくりますので苔の仲間ではありません。葉の表面に腺毛がたくさん生えていてその先にきらきら光る粘液を分泌して虫を粘り付け消化吸収する粘着捕虫植物(食虫植物)の1種です。捕虫方法は、1つの腺毛に虫がかかるとその信号が他の腺毛にも伝わって、周囲の腺毛がだんだんと虫の方に向かって倒れ、多くの腺毛でからめとるように虫を消化します。世界中に140種類以上が分布していてその生育環境もさまざまです。日本でもっともポピュラーなモウセンゴケは平地から山間部の湿地に自生していて、直射日光を好みますが暑さに弱い性質があります。冬場は地上部は休眠しますが霜よけ程度の屋外で越冬できます。

ロメインレタス

  • ロメインレタスのロメインという言葉は、ローマ時代から食べられているという節もあり「ローマ」が由来となっています。 別の呼び方で「コスレタス」とも呼ばれていますが、その名前の由来はエーゲ海のコス島が原産であることからきています。 ロメインレタスの形は結球したレタスと違い、葉がキャベツのように巻きこまずに、白菜のように立った状態で生長するため、狭い株間でも育てることができます。 ロメインレタスは、通常のレタスに比べ葉肉が厚く、シャキシャキとした噛みごたえのある食感です。炒めたり、スープの具など加熱する料理にも適した食材です。 サラダで人気のメニュー「シーザーサラダ」では、本来このロメインレタスを使用して作られています。 キク科の植物のため、ロメインレタスの切り口を包丁で切ってみると白い汁が出てきます。これは、同じキク科の茎を切った時にも同じ状態が見られ、ロメインレタスがキク科の仲間であるとわかる特徴です。この白い汁は少し苦味があります。 レタスは日本語で「チシャ」ともいわれますが、これは乳草(ちちくさ)と呼ばれていたことにつながります。「ちさ」と略されるようになり、そこから「チシャ」と呼ばれるようになりました。学名のLactucaも乳を意味する言葉です。  

ブライダルベール

  • 5~6mmのごく小さな花が株全体に、ちりばめられたように咲きます。まさにウエディングドレスのベールを思わせる繊細さです。英名「タヒチアン・ブライダルベール」を縮めて「ブライダルベール」と呼ばれます。1970年代半ば、ハンギングで楽しむ観葉植物としてメキシコからもたらされました。実はタヒチでなくメキシコ原産なのです。 日光と肥料分が足りないとすぐ花を咲かせなくなってしまうので、近年は花つきのよい他の植物に押され気味です。言い換えれば、その2点さえ気をつけることで簡単に花が楽しめるのです。 つる性の茎を低く伸ばすので、暖かい地域ならグランドカバーとして利用できます。

マンデビラ

  • キョウチクトウ科のマンデビラは春から秋まで続く長い開花期が魅力のつる性植物です。かつては「デブラデニア」の名前でも知られていました。 かつてはピンクの花がほとんどでしたが、品種改良が進み、白や赤、変化咲きのものも出回るようになりました。暑いさなかでも、つるをどんどん伸ばしていく活発な姿が魅力です。 春から秋、特に5月を中心に鉢物としてよく出回ります。冬越しもできますが、アサガオと同じ感覚で一年草として楽しむ人が増えているようです。

ぺラルゴニウム

  • ゼラニウムの仲間にあたるテンジクアオイ属の改良品種です。南アフリカ産のペラルゴニウム・ククラツムとペラルゴニウム・グランディフロルムなどをかけあわせたもので、ゼラニウムより多彩な花の色が特長です。両者の区別はさほど厳密ではなく、多年草のものをゼラニウム、1年草のものをペラルゴニウムと大まかに分けることもあります。 花期も分類法のひとつ。ゼラニウムは条件さえ合えば1年中咲きますが、ペラルゴニウムは春~初夏の間しか咲かない1季咲きです。 見下ろすより、正面から鑑賞した方がペラルゴニウムの美しさはより引き立ちます。棚やテーブルなどなるべく高い位置に飾るのがおすすめです。

ムシトリスミレ

  • 食虫植物というややおどろおどろしい名前に反して、スミレに似た紫色の可憐な花をつけます。 小さな毛の密生した葉の表面から粘液を出し、虫を捕えて消化します。粘液がこぼれないように、葉の縁が反り返っているのが特徴的です。 学名の「ピンギキュラ」でも流通しています。複数の種や変種をまとめてピンギギュラ、ムシトリスミレとして扱っている場合も多く、微妙な育成法の違いから失敗させてしまうことがあります。暖地性で比較的暑さに強い北米産か、山野草に近いデリケートな扱いの必要となるメキシコ産かをチェックしておきましょう。

ハオルシア・オブツーサ

  • オブツーサは、丸い葉先の先端が透き通っていることから和名が「雫石(しずくいし)」といい、光にかざすと雫のようにきれいな葉っぱが特徴で人気の品種です。葉っぱの透明部分はマニアの間では「窓」と呼ばれ、その窓から光を取り込んで生長します。ハオルチアの中でも丈夫な品種のため、初心者さんにもおすすめです。環境が合えば横からどんどん子株が出てきて、いつの間に鉢がパンパンなんてことも。

トネリコ

  • トネリコは、本州に分布する半落葉高木です。樹高は15mに達し、幹が立ち、斜めに大きく枝を伸ばして半円状の樹冠をつくります。 山地の湿地に生えるほか材として利用するため田んぼの畦に植えられることもあります。樹皮はなめらかで、葉は羽状複葉で長さ25~30cm。生長が早く、春に萌芽し新梢を出したら葉が開ききらないうちにその先に花冠のない小さな花を咲かせます。雌雄異株で長さ3~4cmの果実はプロペラ型をしており、晩夏に熟して褐色になり乾いて散ります。公園に緑陰樹として植えられています。また野球のバットの優れた材料としても利用されています。

ジャボチカバ

  • ジャボチカバは樹高およそ3mほどの常緑性果樹です。一番の特徴は花や実のつく場所。普通の果樹は枝の先に花を咲かせて実をつけますが、ジャボチカバは幹や太い枝に張り付くように花を咲かせ実をつけます。花は雄しべが長く放射状に広がる白い花で、果実は巨峰に似ていて紫色です。実がブドウに似ているため、「木葡萄」とも呼ばれているそうです。

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