「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑91-100件 / 全1414件

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チョウジソウ(丁字草)

  • チョウジソウ(丁字草)は、初夏に淡いブルーの花を咲かせるキョウチクトウ科の宿根草です。丈夫で育てやすく、環境に合えば植えっぱなしで毎年開花し、次第に大株に生長します。和風にも洋風にも合い、切り花としても5月ごろに流通しています。開花期間は短い宿根草ですが、星形の美しい花は、初夏の庭や花壇を美しく彩ります。 チョウジソウ(丁字草)は、全草にアルカロイドを含む有毒植物です。切り口から乳液が出るので、剪定のときには触れないようにしましょう。

オウバイ(黄梅)

  • オウバイ(黄梅)は、中国原産のモクセイ科の落葉低木。梅の花に似ていることが名前の由来です。枝垂れるように伸びた枝に梅に似た6枚花弁の花がつき、開花とともに早春の庭が華やかになります。 丈夫で育てやすく土質も特に選ばないため、古くから和風の庭木として人気があります。植物分類としてはジャスミンの仲間で、英名ではウィンタージャスミンと呼ばれています。また、早春に開花することから、中国名では迎春花(ゲイシュンカ)とも呼ばれます。 見た目がよく似ている植物に「ウンナンオウバイ」があります。ウンナンオウバイは、常緑で花弁の数がオウバイ(黄梅)より多いので見分けることができます。開花時期もオウバイ(黄梅)は梅が咲くころ、ウンナンオウバイは桜の咲くころに見ごろを迎える違いがあります。

キバナカタクリ

  • キバナカタクリは、北米原産のユリ科の多年草。春に美しい黄色の花が開花します。西洋片栗(セイヨウカタクリ)や洋種片栗(ヨウシュカタクリ)、学名のエリスロニウムの名でも呼ばれています。 日本に自生するカタクリより株や花、葉が大型で、カタクリの見ごろが終わる3月後半から4月が開花時期です。カタクリは1本の茎に一輪の花が咲くのに対して、キバナカタクリは数輪開花し、華やかな印象があります。 カタクリより耐暑性に優れ、温暖地でも栽培しやすく、環境に合えば植えっぱなしで次第に広がっていきます。開花時は地面が明るい黄色に覆われ、うつむきがちに咲く美しい花は見ごたえがあります。

ホタルカズラ

  • ホタルカズラは、日本各地の日当たりの良い山野や林縁の草むら、斜面、岩場などに自生するムラサキ科の常緑多年草です。近年は数が減少し、絶滅危惧種としている自生地もあります。 4月~5月に美しい青い花が地面一面に開花し、花の様子を蛍の光にたとえたのが名前の由来です。咲き始めは紫みを帯び、次第に深い青に花色が変化し、花の中央には白い星のような隆起した模様があります。草丈は低く、開花時だけ花茎が立ち上がります。花後は這うようにランナーを伸ばし、茎先が接地した地面に根を下ろし、広がっていきます。 同じムラサキ科のキュウリグサ、オンファロデス、ワスレナグサなどの花に比べると花が大きく、地面一面に点在するように咲く青い花は見ごたえがあります。

春菊(シュンギク)

  • 春菊(シュンギク)は地中海沿岸地域原産のキク科の植物で、独特の香りがあり、鍋料理によく使われる緑黄色野菜です。ほうれん草に匹敵するほど栄養価が高いのですが、シュウ酸は少ないのであく抜き不要で生でも食べられます。 春菊(シュンギク)は葉の切れ込みの程度によって大葉種、中葉種、小葉種に分類されます。中葉種がもっとも多く栽培されていますが、その中でもあまり分枝せず茎が伸びやすい品種と、株元からよく分枝する品種に分かれます。四国や九州では葉に切れ込みの少ない大葉品種、それ以外の地域では切れ込みのある中葉品種が栽培されています。関西では菊菜とも呼ばれます。 株ごと収穫せずに順次わき芽を収穫できる摘み取り型の春菊(シュンギク)は、長い期間楽しめるため家庭菜園に向いています。 原産地のヨーロッパでは、食用ではなく主に観賞用として栽培されるほど、春に咲く黄色い花は美しく、春菊(シュンギク)という名前がぴったりです。

ビスカリア

  • ビスカリアは春から初夏にかけて咲くナデシコ科の一年草。白、ピンク、紫の濃淡の色があり、同じ品種でも咲き方に個体差があります。 細い茎は弱そうに見えますが、性質は丈夫な草花です。楚々とした野花のような雰囲気の花が風に揺れるようにゆらゆらと咲き誇る姿は、春から初夏の庭や花壇を美しく彩ります。  

ニゲラ・ブルースター

  • ニゲラ・ブルースターは、春から初夏に淡い紫色の星形の花を咲かせるキンポウゲ科の一年草。ニゲラと聞いてイメージする花の形ではなく、小ぶりなキキョウのような趣があります。花だけでなく、葉の形状も一般的なニゲラとは違います。 高温多湿に弱いため、水のやりすぎや蒸れないように管理すれば、こぼれ種でも増えるほど性質は丈夫です。花がら摘みをこまめにすると春から初夏までたくさんの花が開花し、草丈があるので切り花としても楽しめます。 透明感のある紫色の花は、庭や花壇で爽やかな雰囲気を演出してくれます。

キンラン(金蘭)

  • キンランは、日本の本州から九州の山林に自生するラン科の多年草です。金蘭の名前の由来は、黄色の花色を金色に見立てて付けられたものです。同じキンラン属に銀蘭という白花を咲かせる種類もあります。 キンランは、日の光がある程度入る山林で見かけます。強い陽射しが当たるような場所では見かけません。花は4月~5月頃に茎の先に付いた数個の花を、晴れた日の日中に咲かせます。花びらが開ききらないのも特徴です。 キンランは、土中の菌根菌やそれを取り巻く環境と共存していると言われています。かといって非常に気難しい植物というほどのことはなく、環境が合えば群生するように咲いている姿も見かけます。 なお、キンランは現在絶滅危惧種に指定されています。山野で見かけても掘り起こして持ち帰ることのないようにしてください。

オーニソガラム・ヌタンス

  • オーニソガラム・ヌタンスは、晩春から初夏に開花する多年草(球根花)です。何色とひとくちに言い難い美しい色合いで、その繊細な雰囲気から「ガラスの花」とも呼ばれています。 草丈が低く、花壇の縁取りに植えるのに適しています。最近は、球根付きの切り花としても流通しています。

ニゲラ

  • ニゲラは、地中海沿岸から西アジア原産の春から初夏が開花時期のキンポウゲ科の一年草です。ニゲラという名はラテン語の「Niger ・黒い」にちなみます。和名のクロタネソウは、花後にバルーン状の果実が膨らみ、その中に黒い種が入っていることに由来します。 花も葉も独特なフォルムで、小さめの花ながらその雰囲気は存在感があります。繊細そうですが性質は強く、環境が合えばこぼれ種でも増えます。花びらに見える部分はガク片で、本来の花びらは退化して目立たない形状です。 高温多湿に弱いため、水のやりすぎや蒸れないように管理すれば、こぼれ種でも増えるほど性質は丈夫です。花がら摘みをこまめにすると春から初夏までたくさんの花が開花し、草丈があるので切り花としても楽しめます。

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