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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑91-100件 / 全1363件

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ナルコユリ

  • ナルコユリは山林や草原に自生する多年草で、初夏に茎にぶら下がるようにつく白い花が開花します。大型で生長すると1m近くになることもあります。丈夫で適した場所に植えれば、特に手入れの必要はありません。 花茎は株元から地面に対して水平に伸び、学名のfalcatum=鎌状は茎の伸び方にちなみます。鳴子百合の鳴子は、葉の付け根からぶら下がるようにつく様子が、田んぼに近づく鳥を追い払うための鳴子に似ていることが由来です。 なお、昔から「ナルコユリ」「ナルコラン」「ナルコ」の名で花屋さんで売られている斑入りの葉ものは、ナルコユリでもランでもなく、アマドコロPolygonatum odoratumであることが多いようです。 両者は葉の幅、花数、茎の形で見分けることができます。葉はナルコユリの方がアマドコロより細長く、茎はナルコユリは円形、アマドコロは角ばった形をしており、茎を触って確かめるのが一番簡単な見分け方です。 花は、ナルコユリは葉の脇から3~5つ程度の花をつけるのに対して、アマドコロは1~3つ程度と花数が少なめです。

ポピー・アメージンググレイ

  • ポピー・アメージンググレイはシャーレーポピーの一品種で、初夏にグレイッシュな色の花を咲かせる一年草です。 切り花として流通が多いアイスランドポピーの開花時期は3月~5月くらいですが、ポピー・アメージンググレイは初夏の5月中旬くらいから7月くらいまでが開花時期です。地植えにすると草丈が70~80cmくらいに生長し、一株でもたくさんの花が開花します。花のあとに実る種が入っているさやの形もユニークで見応えがあります。 ポピー・アメージンググレイを含めたシャーレーポピーのつぼみは、開花前はうなだれたように逆さU字に下を向いています。そろそろ咲く頃になると、つぼみが上を向きます。   それぞれの花の開花期間は3日前後のため切り花向きではないですが、最近少しずつ切り花としても流通しているのを見かけます。花色には個体差があり、ブルー系やピンク系などさまざまです。色を固定化するのが難しいため、中には真紅や白などのグレイがかっていない花が咲くこともあります。 咲いてみないと色がわからないという一期一会的な花ですが、微妙な色合いは魅力がいっぱいで、ナチュラルガーデンの植栽におすすめの草花です。

ニワウメ

  • ニワウメはバラ科の落葉低木の果樹で、春にピンクや白の可愛らしい花が枝一面に開花します。庭に植えるのに向く梅に似た花というのが名前の由来です。 株元から多数の枝を出し、株立ち状に生長します。花のあと初夏に果実が実り、真っ赤な実が木一面につく姿も見ごたえがあります。 暑さ寒さに強く日本の気候に適し、特別な手入れをしなくても自然樹形で美しい姿になります。生長しても2mに収まるため、小さなお庭の庭木としても利用されています。

スノーフレーク

  • スノーフレークは水仙に似た葉を持ち、3月~4月に鈴蘭のようなベル形の花を下向きに咲かせる球根植物。学名の「Leucojum」はギリシア語で「白いスミレ」を意味し、スミレのような芳香を放つ事にちなみます。葉が水仙に似ていて、花が鈴蘭に似ていることから鈴蘭水仙とも呼ばれています。白い花弁の先端は小さく6つに裂け、その先端一つ一つに緑色の斑点が付いています。 可憐な姿をしていますが、性質はとても丈夫です。秋に球根を植え付けると翌年の2月ごろに葉が出て、3月中旬には開花します。数年は植えっぱなしでも問題なく開花します。ぱらぱらと植えるより、群生させると年々見事な風景となります。 可憐な花ですが、スノーフレークは有毒です。誤って食べてしまうと食中毒症状を引き起こしてしまうので注意しましょう。葉がニラに似ているため、ニラを栽培している家庭菜園や畑付近には植えないことをおすすめします。

スノードロップ

  • スノードロップは待雪草(マツユキソウ)とその仲間を総称して「スノードロップ」と呼ばれています。うつむき気味に咲く白い花は、まさに雪がしずくとなったような愛らしい姿をしています。気温が低い早春に地際で花が開花し、春の始まりを告げる存在として古くから親しまれ、ヨーロッパの国々の童話にも数多く登場します。 日本で流通しているのは乾燥に強い「ジャイアント・スノードロップ Galanthus elwesii」が中心ですが、ヨーロッパではコモン・スノードロップと呼ばれる「フロレ・プレノ Galanthus nivalis」が主流です。それぞれ草丈は若干違いますが、いずれも植えっぱなしで管理でき、分球し、年々花数が増えていきます。最近は八重咲きなどの園芸品種も流通しています。 なお、スノードロップの球根にはアルカノイド系の毒性があります。ペットやお子さんがいらっしゃる家庭では植え付けまでの保管や植え付け時の取り扱いに注意しましょう。

ヤマブキ(山吹)

  • ヤマブキ(山吹)は、春に美しいオレンジ色に近い黄色の花を咲かせる落葉低木です。日本原産の植物で北海道から本州に自生しています。 山吹色という色の名前は、このヤマブキ(山吹)の花の色が由来です。春に弓なりに伸びた枝一面に山吹色の花が開花する姿は美しく、庭木として親しまれています。花は一重のほか八重もあり、白い花が咲く白花山吹(シロバナヤマブキ)もあります。 葉の色は若々しい緑色で、花のない季節もあたりを明るくしてくれる存在です。とても強健で育てやすい植物で、植え付け後はほとんど手間がかからず、毎年株元から新しい枝が出て次第に大株に生長します。

ヒュウガミズキ

  • ヒュウガミズキは、マンサク科トサミズキ属の落葉低木です。耐寒、耐暑性ともに優れ、自然樹形で育てられ手間がかからないため、公園や川沿いなどの公共空間の植栽にも利用されています。刈り込みに堪えるので生垣として使うこともできます。 株立ち状に生長したくさんの枝を出し、3月~4月にかけて枝一面に淡い黄色の花がうつむいたような姿で多数開花します。派手さはありませんが楚々としてかわいらしい花です。 葉は花が開花した後に芽吹き、つぼみ、花、若葉、青葉、秋の紅葉と一年を通して観賞価値があります。低木なので小さなお庭にも向くため、庭木としても人気があります。

シノグロッサム

  • シノグロッサムは、ムラサキ科の耐寒性一年草。初夏に透明感のある澄んだ水色の花が開花します。 秋に種をまき、冬の間はロゼット状の株を形成し、春になると株元から多くの花茎を出し枝分かれしながら初夏に開花します。主役になるような花ではありませんが、野草のような繊細な雰囲気の花はどんな花とも調和し、初夏の庭を彩ります。性質は強く、環境に合えばこぼれ種で増えることもあります。

クリスマスブッシュ

  • クリスマスブッシュは、オーストラリアニューサウスウェールズ原産のクノニア科の常緑樹です。現地では11月~1月頃が花の季節で、クリスマスの頃に木一面が真っ赤に染まるため、クリスマスを告げる花として親しまれています。この星形の花に見える赤い部分は花弁ではなくガクです。まずはじめに白い花が咲き、花が終わるとガクが徐々に肥大しながら白→ピンク→赤に色づく仕組みです。 オーストラリアでは冬が開花時期のクリスマスブッシュですが、日本で栽培すると初夏が開花時期です。暑さや乾燥には強いですが、寒さにはさほど強くありません。冬までの栽培期間を十分にとって、冬を迎えるまでに十分に根付かせれば地植えにできる地域もありますが、寒冷地では鉢植え栽培の方が適しています。

ユキノシタ(雪の下)

  • ユキノシタ(雪の下)は、本州から四国、九州にかけての渓谷沿いの湿った斜面の岩陰に分布している山野草で、人家周辺にも庭の下草としてよく植えられる常緑の多年草です。半日陰から日陰のやや湿った環境を好みます。 ユキノシタ(雪の下)の葉は直径3cm~8cmほどで丸く、葉裏は褐茶色、葉脈上に白い斑が入ります。繁殖力が強く、株元からランナーを伸ばし、株が増えていきます。 4月~5月頃に株の中心から20cm~50cmほどの花茎が伸びて白い花が開花し、5枚の花弁のうち上に3枚ある小さな花弁には赤紫色の斑点が入る独特な形状をしています。 薬がなかった時代には民間薬として重宝され、食用としても利用されたため、どこの家の井戸周りにもある生活になじみの深い植物でした。現在でも食用のほか、化粧品の素材など、さまざまな用途に利用されています。   園芸素材としてのユキノシタ(雪の下)は、一度根付けば肥料を施すなどの手間がいらず育てやすい植物です。丈の低い植物なので、半日陰から日陰のグランドカバーとしても使われています。

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