スティパとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- スティパ
- 学名
Nassella tenuissima
Stipa tenuissima (シノニム)
- 英名
- Mexican feathergrass, Finestem needlegrass, Fineleaved nassella
- 科名
- イネ科
- 属名
- ナセラ属
- 原産地
- 中央アメリカ
スティパの特徴
スティパは、イネ科ナセラ属の常緑から半常緑の多年草で、アルゼンチンやチリ、メキシコなどの乾燥地に自生しています。学名は Nassella tenuissima ですが、シノニムの Stipa tenuissima も有名で、「スティパ」という名前で流通しています。
明るいグリーンの葉と、柔らかな穂が風に揺れる姿が美しく、また乾燥にも強いので、庭を彩るグラス類として人気があります。スティパ・エンジェルヘアーや、ポニーテールといった品種が人気があります。
春から秋まで楽しめる穂は、弓のようなカーブを描きます。学名の Nassella は、ラテン語の「首の細い釣り針」に由来します。種小名の tenuissima は、ラテン語で「最も細い」という意味です。
スティパの詳細情報
園芸分類 | 芝・グラス |
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草丈・樹高 | 50~60cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 明るいグリーン~銀白 |
開花時期 | 6月~10月 |
スティパの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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観賞期 | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
剪定 |
スティパの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い環境を好みます。湿気が苦手なので、多湿になるような環境は避けてください。
用土
水はけの良い土壌を好みます。
鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。
スティパの育て方のポイント
水やり
根付いてからは降雨にまかせます。極端に乾燥が続くようなときは、様子を見て水やりしましょう。
鉢植えは、表土が乾いて白っぽくなったら水やりします。
肥料
特に必要ありません。生育が悪くなってきたと感じたら、様子を見て施肥を行ってください。
病害虫
特に目立った病害虫の被害はありません。
スティパの詳しい育て方
選び方
葉の色が良く、株元がしっかりとして安定感のあるものを選びましょう。
植え付け
植え付け適期は、4月~6月、9月~10月です。高温多湿が苦手なので、夏の植え付けは避けた方がよいでしょう。
剪定・切り戻し
春の芽吹きのために、11月~2月くらいの間に地際で刈り取るようにしましょう。
植え替え・鉢替え
植え付け適期は、4月~6月、9月~10月です。根が回って鉢底の穴から見えるようになってきたら、一回り大きな鉢に植え替えます。
花
スティパは、初夏から秋に明る色の花穂を展開します。
夏越し
湿気が苦手です。夏は、風通し良く管理するよう心がけてください。
冬越し
冬になっても完全には落葉しません。葉が枯れてきたら、春の芽吹き前に地際で刈り取るようにしましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
株分けで増やすことができます。