サラセニア
- サラセニアは日当たりの良い湿地帯を好む、多年草の食虫植物です。筒状の葉がとても特徴的です。この筒状の葉の先端が丸く開いていて、袋のような形状になっています。葉の背中側の先端はちょうど袋の口を塞ぐ蓋のような形をしています。この筒状の葉の中に昆虫が落ちると中で溶けて分解されるという仕組みです。 サラセニアには多くの種類があり、色もグリーンの他に、蛇柄のような模様が入るアミメヘイシソウや、明るいグリーンに赤茶色の柄が入るキバナヘイシソウなどがあります。また、サラセニアは春から初夏にかけて花を咲かせます。花の中心部が袋状になった、少し変わった形の花です。 サラセニアは食虫植物としてというより、その変わった形状が面白く、観葉植物としても人気です。多年草ですので、冬には地上部が枯れてしまいますが、翌春またその草姿を楽しむことができます。