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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑281-290件 / 全1365件

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ハナミズキ(花水木)

  • ハナミズキはミズキ科の落葉樹で、桜(ソメイヨシノ)が咲き終わるころ、白やピンクの美しい花が開花します。北米原産でアメリカを代表する花のひとつで、別名「アメリカヤマボウシ」とも呼ばれています。 昔は桜やイチョウなどが多かった街路樹ですが、令和4年4月現在、東京都内の街路樹で一番多いのがハナミズキです。樹齢が古くなると10m以上まで生長しますが、桜やイチョウほど大きくならないのも最近の街路樹として利用される原因かもしれません。現在は全国各地に分布し、極端に寒さの厳しい地域以外なら栽培可能です。寿命は桜と同じく80年程度と言われています。 花だけでなく、花が終わった後に出てくる葉も美しく、枝は横に広がるように生長します。   秋になると赤い実がなり、紅葉した後に落葉します。落葉樹の中では、色づきだすのと葉が落ちるのが早いほうです。自然樹形が美しく、花、葉、実、紅葉、樹形と、一年を通して見どころの多い樹木なので、街路樹のほか庭木にもよく利用されます。

そら豆(ソラマメ)

  • そら豆は、10月中旬~下旬にかけて種をまくと、幼い苗の状態で冬越しして、3月~4月頃に同じマメ科のスイートピーに似たとても美しい花を咲かせます。花色は紫と白の複色で、花びらがひらひらして、まるで蝶々が羽を広げているようです。野菜の花は全体的に楚々とした小花が多く、色も黄色や白のイメージが強いですが、そら豆の花は野菜の花の中ではとても華やかで、畑に咲いていると目を引きます。 そら豆は花後に緑色のさやをつけ、そのさやは空に向かって上に伸びます。空を向いた豆の姿から、そら豆という名が付きました。また、さやが蚕の繭に似ていることから蚕豆とも呼ばれています。そら豆は5月~6月頃に収穫します。収穫時期が近づいて実がふっくら育ってくると、さやが重くなって下向きに垂れてきます。

サンシュユ(山茱萸)

  • サンシュユ(山茱萸)は、春に葉が出るより先に花を咲かせ、株全体を鮮やかな黄色に染めるミズキ科の落葉高木です。春に咲く花木類の中では比較的開花が早く、周囲の木々が芽吹く前か芽吹きだした頃のため、黄色に染まった木はとても目を引く存在になります。花は、黄色い小花が30個ほど集まって直径2~3㎝くらいの小さな花序になって咲きます。 サンシュユ(山茱萸)は春一番に黄金色の花を咲かせることから「春黄金花(ハルコガネバナ)」とも呼ばれます。秋にはグミの実に似た真っ赤な実をつけ、その実が珊瑚のようにも見えるため「アキサンゴ」の別名もあります。   サンシュユ(山茱萸)は中国と朝鮮半島が原産で、江戸時代の中頃に薬用植物として日本に渡来したと言われています。写真のように花の季節に前年の赤い実が残っていることもあります。サンシュユ(山茱萸)の赤い実は、滋養強壮などの生薬として広く使われてきました。   日本では黄色の小花や赤い実、薄茶色の幹肌が好まれ、観賞用の花木として庭木や公園樹木、切り花に多く用いられています。花のあとに芽吹く葉も美しく見ごたえがあります。

プチヴェール

  • プチヴェールは、1990年に静岡県磐田市で誕生した芽キャベツとケールを交配させて作られた日本生まれの新しい野菜です。結球しない芽キャベツのようで、葉の形がフリルになった特徴のある姿をしています。 プチヴェールは、本葉からわき芽まで食べることができ、半年という長期間収穫できます。青汁に用いられるケールと芽キャベツを掛け合わせているため、その栄養価はとても高く、しかもケールの苦みはかなり抑えられており、茹でて食べると甘くておいしい、これから注目の野菜です。 適切な時期に植え付け、秋のうちに株を大きく育てることができると、本葉の横幅が1m近くなることもあります。   株の大きさによって収穫できるわき芽の数に違いがでるため、植え付け時期はとても大切です。   わき芽の色は、気温によって違いがあります。気温が低い冬の間は色が濃くなったり、赤みが強くなります。

プスキニア

  • プスキニアは、早春に可愛らしい小さな花を咲かせる球根植物です。いくつかの種類がありますが、日本では、プスキニア・スキロイデスの変種の「プスキニア・リバノチカ」という名で球根や芽出し球根が流通しています。 プスキニアの花色は、白や白い花弁に淡いブルーの筋が入るタイプがあり、色合いは個体差があります。一輪に10個ほどの花がつき、花は下から上へと咲き進みます。シラーを小型にしたような雰囲気で、白い花弁にブルーの筋が入る見た目からストライプド・シラーの別名があります。 草丈10~15cmほどで、庭や花壇への植え付けの他、寄せ植えなどに利用されています。派手さはありませんが、小さくて可愛らしい花は春を知らせてくれる存在になります。性質は丈夫で、環境に合えば植えっぱなしにでき、こぼれ種で増えることもあります。

シジミバナ

  • シジミバナは、4月~5月に白い八重咲きの小さな可愛らしい花を枝一面に咲かせるバラ科の落葉低木です。シジミバナの名前の由来は、八重咲きの花が貝のシジミ(蜆)の中身に似ていることから名づけられました。また、花の中心がくぼんでいることから靨花(エクボバナ)の別名もあります。丈夫で管理が楽な低木のため、植物園をはじめ、公園や緑地などにも植栽されています。 シジミバナは、株元からたくさんの枝を出して株立ち状に生長します。それぞれの枝は上向きに伸びた後、枝垂れてアーチ状になり、遠目から見るとユキヤナギの樹形に似ています。両者の違いは、ユキヤナギの花は一重、シジミバナは八重なので、花で見分けることができます。また、開花期は、ユキヤナギの方がシジミバナより早く開花します。

木蓮(モクレン)

  • モクレン(木蓮)は早春に鮮やかな紫やピンクの花を咲かせるモクレン科の落葉樹です。その花が蓮を連想させることから「木蓮」と書かれるようになりました。 一般的にモクレン(木蓮)というと、紫色の木蓮(モクレン)をさすことが多く、樹高が10~20mになる白いモクレン(木蓮)はハクモクレンと呼ばれています。花びらの枚数はモクレン(木蓮)は6枚、ハクモクレンは9枚の違いがあります。 開花中に出てくる葉は、花の終わりごろには花を隠してしまうくらいになります。樹丈は5m前後位で横に広がりやすい樹形です。 モクレン(木蓮)は生長が早いので、植え付けをしてから数年で4~5m位まで生長します。暑さ、寒さに強いので育てやすく、園芸種も多数あります。 木蓮(モクレン)は、マグノリアという名前で流通していることがあります。マグノリアとは、モクレン類の学名で、シモクレン、ハクモクレン、コブシ、シデコブシ、キモクレン、タイサンボクなどを含んだ総称です。

シデコブシ(ヒメコブシ)

  • シデコブシは、岐阜、愛知、三重のごく限られた低地や低湿地に自生する日本の固有種の植物です。現在は開発などで数が減少し、レッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)で準絶滅危惧(NT)に指定されています。 園芸種も数多くあり、シデコブシの名の他、ヒメコブシという名で流通しています。コブシより樹高が小ぶりなので、庭園や公園樹の他、個人宅の庭木としてよく利用されています。 シデコブシ(ヒメコブシ)は、モクレン類の中では開花が早く、3月~4月に白やピンクの美しい花が開花し、花にはほのかな香りがあります。コブシの花弁数は6枚であるのに対して、シデコブシ(ヒメコブシ)は花弁の枚数が多く、園芸種は八重咲き種もあります。切り花としても親しまれ、つぼみや花つきの枝ものが冬に流通しています。

シレネ・ピンクパンサー

  • シレネ・ピンクパンサーは春から初夏までピンクの花を咲かせる一年草。横に広がるように生長し、たくさんの花を咲かせるので、花壇や寄せ植えなど利用用途が広い草花です。這うように生長するので短期間のグランドカバーにもなります。 発色の良いピンクやマットピンクなどの色幅があります。その他、ホワイトパンサーとして白い花もあります。 原産地では多年草ですが暑さには弱いため、日本では夏前までの一年草として扱われます。環境を気に入るとこぼれ種で増えることもあります。繁殖力旺盛で、ときにはコンクリートの割れ目から開花することもあります。

シレネ・ホワイトパンサー

  • シレネ・ホワイトパンサーは春から初夏まで白い花を咲かせる一年草。横に広がるように生長し、たくさんの花を咲かせるので、花壇や寄せ植えなど利用用途が広い草花です。這うように生長するので短期間のグランドカバーにもなります。 白い花色は純白ではなく、ほんの少しピンクの色みが感じられる色をしています。白の他、ピンクパンサーという名の発色の良いピンクやマットピンクの品種もあります。 原産地では多年草ですが、暑さには弱いため日本では夏前までの一年草として扱われます。環境を気に入るとこぼれ種で増えることもあります。繁殖力旺盛で、ときにはコンクリートの割れ目から開花することもあります。

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