ゼフィランサス
- ゼフィランサスは、初夏から秋にかけて花を咲かせるヒガンバナ科の球根植物。代表的な種類として「タマスダレ」や「サフランモドキ」があります。英名レインリリーは、土が乾燥している状態でまとまった雨が降った後に一斉に花を咲かせることにちなみます。 代表的な種類のタマスダレは、群生して咲く姿が美しく、花壇や芝生の縁取りなどにまとめて使われます。強健で日本の気候にも合い、よく分球して増えるため半野生化しているのも見かけます。 種類によって花の大きさ、開花時期、耐寒性、葉の形状が違いますが、どの種類も水はけさえ良ければ土壌をあまり選ばない育てやすい花です。耐寒性の強い品種は、数年植えっぱなしで毎年花を咲かせます。暑さ、乾燥、多湿に強いものが多く、近年の日本の夏の気象にも負けることなく美しい花を咲かせます。 なお、ゼフィランサスはヒガンバナ科の植物なので、植物全体に毒性があります。葉はニラに、球根はラッキョウやノビルなどに似ているので、家庭菜園付近に植えるのは避けましょう。