植えっぱなし!毎年開花!宿根草を育てる4つのポイント
大曽根百代
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植えっぱなしで、時期ごとに毎年花を咲かせてくれて、季節を感じさせてくれる宿根草。
一口に植えっぱなしといえど、性質は様々。どこに植えるのか、日当たりや風通し等どのような環境なのかを把握して、置きたい所の環境に合った植物選びをすることが大事です。
そのほかに、植えっぱなしで放置してたら増えすぎて大変になったり、いつの間にか消えていた…なんてことにもなってしまいます。宿根草はちょっと手を加えるだけで、来年の花付きや見た目にも変化がでますので、そのポイントを紹介いたします。
目次
■剪定
切り戻し・株分け・植え替え
グランドカバーにもなるような生育旺盛な宿根草は丈夫でとてもいいですが、放っておくと他の場所に侵入したり、真ん中が蒸れて枯れきてしまいます。
それらを防ぐためには、伸びすぎたら切り戻したり、鉢植えの宿根草は2~3年に1度は株分けたり、植え替えを行うといいですよ。
とくに夏の間は蒸れて枯れてしまう可能性があるので、多少すいたりして風通しを良くしてあげましょう。
花がらつみ
ある程度背丈の出て花が咲く宿根草は、花時期を過ぎるとどうしても花がらや枯れ枝が目立ちます。
放っておくと汚く見えるので、こまめに花がら摘みや枯れ枝を取ったりの作業を行いましょう。
またタネをつけると株も体力を使いますので負担がかかります。タネを取りたい時以外は、実る前に取ってあげると株の負担軽減にもなります。
剪定
冬に落葉したり、枯れ枝が目立つような宿根草は、株元でばっさりカットしましょう。春に株元から新しい芽が吹きますので、余分な葉っぱや茎を剪定して、冬の間はしっかり休ませてあげましょう。
最後にお礼肥を
咲いてくれた感謝を込めて、花後にお礼肥をあげましょう。宿根草は基本的にさほど肥料は必要としませんが、花を咲かせたり、タネをつけたり、体力は消耗しています。
体力回復してまた来年綺麗な花を咲かせてくれるよう、緩効性肥料を与えてください。
おすすめの宿根草
シルバーリーフが可愛いディコンドラ
日差しや乾燥に強く丈夫な宿根草ですが、過湿になると葉っぱが黒くなることがあるので夏の蒸れに注意。
とにかく丈夫なヒメイワダレソウ(リッピア)
多少の踏み付けにも耐え場所もさほど選ばず育つ宿根草ですが、爆発的に増えますので油断すると占領されます。
香りがよく食べることもできて丈夫なミント
地下茎で増えていくので、あっというまに増えあちこちから生えてきます。地植えすると、他の植物の居場所に侵入してすぐに増えてしまうので、抜いてください。鉢植えも根っこが回ってパンパンになってしまうので、定期的に株分けを行うといいですよ。
ガウラ
華奢な茎に白やピンクの花を咲かせ、風にそよぐ感じがとても可愛らしい宿根草。やせ地でも日陰でなければよく育ち丈夫です。
シュウメイギク
秋を感じさせる花で、地下茎で増えたり、こぼれ種で増えます。色は白やピンク、八重咲きの品種があります。冬は地上部が枯れるので、地際で枯れた部分を取り除いてあげます。
ベロニカ
ルリトラノオとも呼ばれ、縦に咲く花がとても可愛らしい宿根草です。丈夫で年々増えていきます。こちらも冬に地上部がなくなるので地際でカットし、花がらもこまめに取るといいでしょう。ピンクもあります。
宿根草が綺麗な姿を保つにはちょっとしたケアが必要で、そのちょっとをするだけで来年の花付きや株姿がだいぶ変わってきます。気が付いたときにちょこっとだけでもケアを行ってみてください。
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