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柚子|捨てるところがない! 爽やかな香りの冬の果実

晩秋から冬に旬を迎える柚子。その育て方や特徴、暮らしでの取り入れ方など、知れば知るほど奥が深い柚子の魅力をたっぷりとご紹介します。

目次

柚子の特徴と魅力

柚子

柚子は、ミカン科の常緑小高木。温暖な気候を好む柑橘類では珍しく耐寒温度が-7℃程度のため、地植えでの栽培は東北地方南部あたりが北限とされています。

 

柚子

初夏に香りの良い白い花を咲かせた後、夏から冬に結実します。実が青いうちは「青柚子」と呼ばれ、柚子胡椒の原料などに使われています。熟した黄色い実は、酸味が強く生食には不向きですが、料理の香り付け、調味料、ジャムなどの用途に大活躍。捨てる部分がなく、余すことなく使える柚子は、冬を代表する果実です。

冬至と言えば柚子湯

冬至の日に柚子湯に入る習慣は、江戸時代から続く知恵。「強い香りで邪気を払う」という厄払いの意味や、お湯に入って病を治す「湯治(とうじ)」と「冬至」をかけた語呂合わせが由来と言われています。血行促進やリラックス効果も期待できる、心身に嬉しい習慣です。

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柚子の育て方

柚子

柚子は、柑橘の中では栽培が容易で初心者でも育てやすい果樹です。種から育てると実がなるまでにとても時間がかかり、「桃栗3年、柿8年……柚子の大馬鹿18年」ということわざがあるほどなので、すぐに実がつくように仕立てられた苗木を購入するのが一般的です。

自家結実性があり1本でも実をつけるため、気に入った種類を選びましょう。柚子には鋭いトゲがありますが、最近では「多田錦(ただにしき)」などのトゲが少ない品種も人気です。小さいお子さんがいる家庭ではトゲの少ないものを購入するとよいでしょう。また、鉢で栽培する場合は、鉢植えに向いている品種から選ぶことをおすすめします。わからない場合は、果樹の取り扱いが多い園芸店に相談してみましょう。

植える場所

日当たりと水はけが良い場所に植えましょう。日当たりが悪いと花数が減り、収穫できる実の数も減ってしまいます。植え付けは、芽が動き出す前の3月~4月が適期。できるだけ根鉢を崩さないように植え付けましょう。

水やり

地植えの場合は、根付いてからは極端に乾燥しない限り降雨だけで十分です。鉢で育てる場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと。夏場の水切れには注意が必要です。

剪定

収穫後の3月~4月が剪定の適期です。実をたくさん収穫するためには日当たりが重要なので、枝を横に広げるように剪定し、樹形を整えるように意識しましょう。幹の中心まで日が当たるよう、混み合った枝を間引く「透かし剪定」を意識すると、木が健康に育ちます。

肥料

春肥(3月)、夏肥(6月)、秋肥(10月)に油かすなどの有機肥料もしくは緩効性肥料を与えます。気温が低くなると肥料の効き目が悪くなるため、秋の施肥は10月までには済ませるようにしましょう。

病害虫

風通しが悪いとすす病、黒星病、かいよう病の発生や、カイガラムシなどの害虫が付着する原因にもなります。また、ミカン科の果樹はアゲハチョウの幼虫に食害されることがあるため、常日頃から葉の様子をチェックし、被害が大きくなる前に対処しましょう。

収穫

植え付け3年目以降は、青柚子は7月~10月、黄色く色づいたものは11月〜12月が収穫最盛期です。果実をいつまでも枝に残しておくと、木の養分が消費され続けてしまい、翌春の花芽がつきにくくなります。遅くとも12月末までにすべて収穫し終えることで、木を休ませ、翌年も安定して実をつける準備が整います。

植え付けから2年目までは、木を大きくすることを優先します。実がなっても、6月頃までにすべて摘み取る「摘果(てきか)」を行うことで、3年目以降の収穫量が安定します。

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柚子を暮らしに取り入れよう

柚子(ゆず)の活用法

初夏が「梅仕事」なら冬は「柚子仕事」。柚子は「捨てるところがない」と言われるほど、丸ごと活用できる果実です。余すことなく使い切る活用法をご紹介します。

冬しか出合えないフレッシュな柚子は、皮の彩りと香りが主役。煮物やお吸い物に添えるだけで、食卓が一気に華やぎます。柚子シロップや柚子ジャムは、柚子仕事の中でも人気のレシピ。甘味、酸味、塩味……。合わせる素材によって、さまざまな調味料になる柚子を冬の食卓に取り入れてみませんか。

食用だけでなく、香りを楽しむポプリや、柚子湯、種を使って作る化粧水など、さまざまな用途に利用できる柚子を、思い切り楽しみましょう。

花言葉

柚子の花言葉は「健康美」「汚れなき人」です。

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