バイカオウレンとは?花言葉や育て方、咲く季節、特徴、名前の由来

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山田智美

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バイカオウレンという可憐な花をご存知ですか?花言葉、特徴、牧野富太郎氏とのゆかり、育て方など。バイカオウレンについて紹介します。

目次

バイカオウレンとは?基本情報

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  • 学名:Coptis quinquefolia
  • 科名:キンポウゲ科オウレン属
  • 別名:ゴカヨウオウレン
  • 分類:常緑多年草
  • 分布:東北南部から四国

バイカオウレンは、キンポウゲ科オウレン属の常緑多年草。早春に白い花を咲かせます。春に花が咲いた後、冬になっても葉が残る常緑の植物です。

東北南部から四国の山林、雑木林に自生します。明るい半日陰と豊潤な湿地を好む植物。茎を匍匐(ほふく)させて横に増えていきます。木漏れ日が入る山野のなかで群生する姿が美しい野草です。

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バイカオウレンの花言葉

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バイカオウレンの花言葉は「2度目の恋」「情熱」「魅力」「忍ぶ恋」です。

清楚な印象の花ですが、なかなかに情熱的な花言葉です。

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バイカオウレンの花の咲く時期

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バイカオウレンの花咲く季節は、早春の2月~3月。早いものでは1月の末に咲いていることもあります。早春の花のなかでもとりわけ開花の早い花です。

バイカオウレンは明るい半日陰と、ふかふかの落ち葉の豊潤な土壌を好みます。山林や雑木林のなかで群生しています。

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バイカオウレンの名前の由来と花や葉の特徴

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名前の由来

バイカオウレンの名前の由来は、花が梅の花に似ていることからバイカ(梅花)、根が黄色いのでオウレン(黄連)だとされています。

キンポウゲ科オウレン属の特徴は、根が黄色いところ。オウレンとは漢字で黄連と書き、黄色のヒゲのような細かい根を連ねる特徴に由来します。

花の特徴

バイカオウレンの花は、直径1.5cm程度、5枚の白い花びらと中心から飛び出したしべ類が印象的です。一見白い花びらのように見える部分は、実は花びらではなくがく片です。これはキンポウゲ科の花によく見られる特徴で、クレマチスやクリスマスローズなども同様です。

バイカオウレンの花びらは、しべに混じるようにして存在している黄色の部分。よく見るとスプーンのような形をしています。このスプーンのような黄色い花びらは、個体により数が異なります。

葉の特徴

縁に切れ込みのある5枚の小葉がバイカオウレンの葉の特徴です。種小名のquinquefoliaは「5葉」という意味。別名のゴカヨウオウレンも小葉が5枚であることに由来します。

オウレン属には、他にキクバオウレンやミツバオウレン、セリバオウレンなどがあり、それぞれ葉のフォルムが違うので、葉の特徴を覚えておくと見分けやすくなります。

種(タネ)の特徴

バイカオウレンの果実は、小さな袋果(たいか)を水車のように放射状に広げて実らせます。小さな袋果の先端には穴が空いたようになっていて、ここから種子がこぼれて外に運ばれていくという仕組みです。

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牧野富太郎が愛したバイカオウレン

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バイカオウレンの花は、植物分類学者 牧野富太郎博士が愛した花として有名です。

牧野富太郎氏は、1862年に高知県で生まれました。小学校を中退し、独学で植物学者を志した人です。東京大学理学部植物学教室で研究、助手、講師として仕事をしながら、日本全国の植物を採取調査しました。多くの新種を発見したことでも有名で、生涯におよそ1500種もの植物を発見及び命名しました。日本の植物分類学の礎を作った人物とされています。

バイカオウレンと高知

牧野氏がバイカオウレンを愛したのは、故郷の裏山に群生していたからだとか。バイカオウレンは高知だけでなく、東北南部から四国の山林や雑木林に自生しています。四国にはバイカオウレンの変種であるシコクバイカオウレンも自生しています。

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バイカオウレンとセツブンソウの違い

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セツブンソウ

バイカオウレンに似た花でセツブンソウがあります。

セツブンソウは、花の中心部に紫色のおしべがたくさんあります。アネモネのように、花びらのように見えるがく片の外側に切れ込みのある葉が付いています。

バイカオウレンとセツブンソウは開花時期は同じですが、花のフォルムが違うので見分けがつきます。

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バイカオウレンの育て方

場所・用土

明るい半日陰と保水性があり、水はけの良い土壌を好みます。秋から春は日が当たり夏の直射日光は避けられるような、落葉樹の足元のような場所で管理しましょう。ただし、常に日光が当たらないような場所では花が咲かなくなってしまいます。

雑木林の落ち葉がふかふかしているような場所に自生している植物です。腐葉土をすき込んだ肥沃な土壌で育てましょう。

鉢植えのバイカオウレンは、市販の園芸用培養土に鹿沼土や赤玉土小粒を少量混ぜて、水はけの良い土にしましょう。

水やり

湿地を好みますが、常に湿っているのも苦手。水はけが悪いと根腐れを起こしてしまいます。表土が乾いたらたっぷりとを目安に水やりをしてください。

肥料

開花後と秋に緩効性肥料を与えます。夏は生長が鈍るため、株への負担を軽減するためにも施肥は行わないようにしましょう。

病害虫と対処法

目立った病害虫の被害はありません。

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バイカオウレンは、まだ寒い時期に春の訪れを知らせてくれる可憐な花。木々の足元で群生している姿は見事です。次の春は暖かくしてバイカオウレンの花を探しに行ってみませんか。

 

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植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

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