実践!SERAMIS(セラミス)を使った植え替え。
持永久美子
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植物を育てるのにかかせない通気性・保水性・水はけ・清潔の4つの要素を兼ね備えている人工用土のセラミスグラニュー。今回は実際に植え替え方をご紹介します。植物にも負担をかけずに植え替え出来て、お手入れも簡単なのでおススメです。
目次
SERAMIS(セラミス)とは
セラミスグラニューとはドイツの山地ヴェスターヴェルト産の粘土を原料とした多孔質の粒状土です。室内用に改良された人工用土でレンガを砕いたかのようなオレンジ色の細かい粒が特徴です。
セラミスのメリット
優れた保水性
水を与えるとその水を100%吸収し保水するので植物が必要な水分量をそこから吸収することが出来ます。
室内栽培に適した清潔な用土
室内用に改良された無菌・無臭の人工用土なので清潔感があります。
通気性、水はけの良さ
多孔質な粒状土なので通気性があり、水はけも良いので根が呼吸しやすい状態を保てます。
早速、セラミスを使って植え替えしてみましょう!
今回はリプサリス・エワルディアナを鉢底がないガラスベースと鉢穴のあるプランターに植え替えます。
①植物の土を落とします
植物の土を軽く落とします。水栽培の時のようにキレイに洗ったりする必要もなくある程度土がついたままで良いので植物の根を痛めません◎
②鉢の準備
鉢穴の無い容器の場合は根腐れ防止剤(ミリオンAやゼオライト)を入れましょう。底が隠れる位の量を一面にひきます。
鉢穴がある場合は通常通り鉢底ネットの上に鉢底石を準備します。
③セラミスを入れていきます
容器の1/4位にセラミスを入れます。
植物の向きなどを確認し位置を決めたら少しずつセラミスを足していきます。
④セラミスをしっかり馴染ませましょう
ピンセットなどで根の隙間にもセラミスが入るように軽くつつきながらならしていきます。ガラスベースなど外から中身が見える場合は出来るだけ土が見えないようピンセットで埋めていきます。
⑤完成!
出来上がりです♪
今回は一株を3つに分けました!
セラミスを使った鉢植えの管理方法
植物の種類にもよりますが、基本はセラミスの表面が白っぽく乾燥してきたらお水やりのサイン。容器の1/3~1/4位のお水を与えます。水が常に溜まっている状態は根腐れ、カビ発生の原因になりますので注意しましょう。
セラミスは上の写真のように水を含むと色が濃いオレンジ色に変わるので管理もわかりやすいと思います。
鉢底がある場合は鉢穴からお水がたっぷり出てくる位与えましょう。しばらくは写真のようにセラミス色のお水が出てきますので受け皿を。
不安な方は専用の「セラミスインジケーター」が販売されています。お水の残量の目安がわかるのでチェックしてみてくださいね。
いかがでしたか?もっと気軽にお部屋で植物を取り入れてみたいけど、土はちょっと…と躊躇していた方、清潔で匂いもなく便利で簡単に植え替えが出来るセラミスを使ってみませんか?
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