人を愛し、花を愛する。吉祥寺の花屋『ココライド』

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青沼綾乃

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吉祥寺駅から徒歩5分、緑あふれる場所が目に留まります。35年ほど前からこの町でお店を営む『ココライド』です。店主の坂本行則さんにお店のことや吉祥寺の町などについてお伺いしました。

お店の成り立ち

吉祥寺生まれ、吉祥寺育ちの坂本さん。花屋を始めたきっかけは、知り合いからのお誘いだったとか。

 

「花屋を始めた頃は、すごく儲かっていた時代でね。今でも生活の中に花を取り入れる方はいるけれど、花にかける金額が違っていたから」と当時の花屋事情を教えて下さいました。お店の規模は現在よりも少し小さかったそうで、段々と今のお店の規模になっていったそうです。

 

『 人を愛し花を愛する心のココライド』というコンセプト

お店には、お祝いのお花からお悔やみのお花まで、あらゆる依頼が全国各地から届きます。

先日の依頼は本州を越え鹿児島から。「配送料も安くはないのに、ホームページを見て頼んでくださる方がいることは嬉しいことだよね。」と、坂本さん。ココライドのホームページには、冠婚葬祭あらゆる場面で坂本さんがアレンジしたお花の写真が、たくさん載せられています。その量にも、お店の歴史を感じます。

この日お店で一番の存在感を出していた青い薔薇と紫のトルコキキョウがぎっしりと詰まっているアレンジメント。とある方のファン有志の贈り物!特に青い薔薇は染めてもらった特注品だとか。豪華な贈り物を依頼するときは、お店選びは悩むもの。フラワー装飾技能士1級の確かな技術を持ち、さまざまな依頼に長年応えてきたココライドさんに頼みたいという方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

お花だけでなく、植木鉢等の雑貨の品揃えも豊富です。ココライドで買った植物が大きくなって、一回り大きな鉢を買いにくるなんてお客さんもいそうですね。

 

街の移り変わりに合わせたお花選び

吉祥寺でお店を始めた頃は周辺には店舗が少しあるだけで、あとは民家だったと言います。

 

「若者のにぎやかな街になった感じだね。前はもうちょっと落ち着いた街だったけど。」と街の雰囲気の変化をとらえていらっしゃいました。そんな街の変化や季節に合わせて、置くお花も変えていったココライド。

 

ライブ活動も行う花屋

実は年に2・3回バンドを集めて、併設されている体育館でライブも開催している坂本さん。音楽好きが多い吉祥寺ならでは。坂本さんはもちろん、ココライドに来られたお客さんから繋がり、多いときは10バンドくらい出演されるといいます。開催時期はホームページで告知するそうなので、気になられた方はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

さいごに

 長年お店を営んでこられた坂本さん。今後も「人を愛し花を愛する心のココライドでお店をやっていけたらいいね。人間を大事にね。気になった方は一度ご来店いただければって感じかな。」と、にこやかにメッセージをいただきました。

 

——坂本さん、ありがとうございました。

この日、取材途中からゲリラ豪雨にあってしまい、坂本さんは「ちゃんと傘持ってる?」と気遣ってくださったり、「よかったらこれ持って帰って」とお花を包んで下さったり、初対面にも関わらずとても親切にしてくださいました。

おしゃれな若者の街というイメージが強い吉祥寺で、昔から商売をされている方の温かさに触れたような気がします。ここぞという贈り物をしたいとき、ふらっと色んな種類の植物を見てみたいとき、心地よい距離感で迎えてくれる頼りになる花屋が、ココライドだと思います。

▼いただいたお花は編集部でドライフラワーにして飾っています。

 

『ココライド』のショップ詳細はこちらから↓

ココライド

  • 最寄駅 : 吉祥寺駅
  • アクセス : 吉祥寺駅北口から徒歩3分
  • 住所 : 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-17-13

「人を愛し花を愛する心のココライド」がコンセプト。一級フラワー装飾士資格を有する確かな技術と長年の経験で、日常から冠婚葬祭まであらゆるシーンを花で演出してくれます。

 

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青沼綾乃

静岡県の山、海、川に囲まれた自然豊かな町で生まれる。昨年から育て始めたフィカス・ウンベラータの葉が冬に全て枯れて落ち込んでいたところ、春にたくさん葉を付けてくれたことから植物の世界への興味が急上昇し、現在観葉植物たちとの生活を充実させようと奮闘中。将来の夢は熱帯植物の中でイグアナと猫とのんびり読書して暮らすこと。

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