小説『ムーミン谷の冬』の世界とともに味わうTea partyと庭園オリエンテーション@ホテル椿山荘東京
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小説『ムーミン谷の冬』の世界とホテル椿山荘東京がコラボレーションすると聞き、「どんなコラボなのだろう?」と興味津々で取材に訪れてみると、椿山荘の庭園はまさに森で、起伏がある自然豊かな地形も「ムーミン谷」のイメージにぴったりでした。ふだんは施設を利用する方しか入ることができない庭園の様子とともに、高級感あふれるアフタヌーンティーの「ムーミン」とのコラボをレポートします!
取材協力/ホテル椿山荘東京
目次
「ムーミン」と「ホテル椿山荘東京」のコラボレーション
小説『ムーミン谷の冬』を知っていますか?

小説『ムーミン谷の冬』より
『ムーミン谷の冬』は、トーベ・ヤンソン原作の「ムーミン」小説のひとつで、冬の情景描写が美しい物語。
ムーミンたちはふつう、冬の間は冬眠して過ごすのですが、小説『ムーミン谷の冬』では、冬眠中にムーミントロールがたった一人で目を覚ましてしまいます。初めて経験する雪と氷の世界で、不安や孤独と向き合いながら、大切な友だちとなるトゥーティッキをはじめ、さまざまな生き物たちと出会い、困難を乗り越えて春を迎えるストーリーです。
ホテル椿山荘東京について

※この写真の中にも、すでに「ムーミン谷の冬」の物語の気配が隠れています。(^^)
ホテル椿山荘東京は、都心にいながら別世界にいるような上質な滞在と癒しを体験できる人気のホテル。まるで森のように緑豊かな庭園では、四季折々の景色が美しく、結婚式や結納などのお祝いで訪れたことがある方も多いのではないでしょうか。

庭園の中には、緑の中の隠れ家気分を満喫できる鰻専門店(奈良菊水楼「うな菊」)や、美しい水景を楽しみながらお食事ができる料亭(錦水)、木立の奥にひっそりと佇む素敵なレストラン(石焼料理「木春堂」)もあります。
東京雲海

山や飛行機などから見下ろす美しい雲海の景色を、ホテル椿山荘東京の「東京雲海」では、朝、昼、夜と見ることができます。365日、天気や光や風、湿度などによって雲の動きや見え方が変わるので、日々違う雲海の情景を見ることができるんだそうです。
宿泊者への特別な演出「大雲海」では、なんと庭園の約3/4を覆ってしまう雲海が出現するんだとか。

写真:「森のオーロラと東京雲海」ホテル椿山荘東京公式サイトより
夜は1,000灯の光で木々をライトアップするので、日中とは違う幻想的な景色が生まれます。
さらに、2025年11月11日(火)~ 2026年2月5日(木)には「森のオーロラ」が出現!
緑豊かな森が、夜になるとオーロラの世界に変わるこの絶景は、オーロラが神秘的なモチーフとして登場する小説『ムーミン谷の冬』のイメージともつながりますね。
冬の風物詩「雪吊り」

三重塔の前にある芝生エリアでは、庭師さんたちが松の木の「雪吊り」の準備に取り掛かっていました。
雪吊りは、雪の重みで木が折れてしまわないように補強する伝統的な技術。ホテル椿山荘東京では、冬に「雪吊り」をライトアップして、幻想的で温かみのある風景を創り出します。ホテルを訪れる多くの方に親しまれている冬の風物詩だそうです。
松といえば、小説の中でムーミンたちは、冬眠前に「松葉」をお腹いっぱい食べるという描写がありますが、「松葉」は松の葉なのか? モミの葉なのか? トウヒの葉なのか? 気になるところです。いずれにしてもマツ科の葉っぱを食べるのはチクチクしそうですね。
蛍は5月中旬頃から

写真:ホテル椿山荘東京Instagramより
ホテル椿山荘東京では「東京の子どもに蛍を見せたい」「上京してきた若者たちに蛍舞う原風景に故郷を感じてほしい」という創業者の想いから、地元地域の小学生を招待しての「蛍の幼虫放流式」が続けられています。庭園内に幼虫の飼育施設もあるそうですよ。まさに都会のオアシスです。
「ムーミン」のアフタヌーンティーを体験しました!

『ムーミン谷の冬』の世界をイメージした最高級のアフタヌーンティー。
まずは、雪とオーロラをイメージしたファーストドリンクからいただきます!

『ムーミン谷の冬』の雪景色と物語に登場するキャラクターたちを表現した、スイーツ・スコーン・セイボリーなどが三段スタンドで運ばれてくるのですが……

ひとつひとつが繊細できめ細やかに作られていて、食べてしまうのがもったいないくらい。一番左側のタルトは、箱の中で冬眠中のリトルミイをモチーフにしたのでしょうか。

小説『ムーミン谷の冬』より (冬眠していたところを起こされてしまったリトルミイ)
あ!あのシーンの? と、小説のワンシーンが目に浮かんでワクワクしました。他にも楽しい仕掛けがいっぱいです。
そして、しばらく写真を撮ったり、眺めたりした後に食べてみると……
さすがホテル椿山荘東京ですね。極上に美味しくて感動しました。

さらに幸せなことが。
なんと、紅茶は、季節の紅茶を含む約20種類の茶葉からおかわり自由でいただけるのです。
グロッギ、ホワイトホイップミルクティー、ルイボス キャラメル、椿茶をいただき、紅茶好きの私はメロメロになってしまいました。他にも、ハーブティーや、コーヒーもいただけますよ。
ゆっくりと庭園の景色を眺めながら、「ムーミン」の優しい世界観にひたってアフタヌーンティーを堪能できる時間は、自分へのご褒美のような至福のひととき。心がすっきりとリセットできた気がしました。今度は家族や友達とも訪れたいです。
※アフタヌーンティーは2時間制です。
Tales of Moominland Midwinter~「ムーミン」の世界に出会う冬のTea party~について詳しくはこちらをご覧ください。
小説『ムーミン谷の冬』の世界を楽しむ庭園オリエンテーション
『ムーミン』のアフタヌーンティーを満喫した後は、ムーミン谷の森を思い浮かべながら庭園散策を楽しみましょう~。

ホテル椿山荘東京 マーケティング部門 商品造成課 マネージャー 池上桃香さんに庭園を案内していただきました!
庭園内には、『ムーミン谷の冬』の登場人物の台詞やエピソードが記された緑のポストと、挿絵が描かれたスタンドが点在し、「ムーミン」が初めて冬を体験した物語を彷彿とさせるような演出となっています。

アフタヌーンティー、イブニングハイティー、Premiumアフタヌーンティーをご利用のお客様限定で、「ムーミン」の物語を辿りながら巡るシールラリーの「庭園オリエンテーション」を体験できます。
庭園の気になる植物たちをご紹介!
ホテル椿山荘東京の庭園で40年以上勤続されている、庭師の岡安晃さんにも庭園の見どころや植物についてたっぷり教えていただきました。

写真左から、ホテル椿山荘東京 庭師 岡安さん、マーケティング部門 池上さん
岡安さん:
ホテル椿山荘東京の庭園では、名前の由来にもなっている椿(約100種2,300本)をはじめ、桜(約20種100本)、梅、山茶花、牡丹、紫陽花、モミジ、蝋梅などのたくさんの樹木や草花を見ることができるんですよ。
40年以上見てきても見飽きることのない庭です。「来年はもっとこうしよう。こうしたい。」と思って管理を続けています。

岡安さん:
この土地は古くから椿の木が多く自生していた景勝地であったため、「つばきやま」と呼ばれていたことから「椿山荘」と名付けられたといわれています。今も、実生の椿がたくさん育っていますよ。

岡安さん:
秋には、約100本の木々が順番に色づいて紅葉します。庭園内にはモミジの木も多いですよ。この、ひときわ真っ赤に紅葉しているモミジは「ノムラモミジ」です。

岡安さん:
温度差の激しいところは早く紅葉が始まるため、よく見ると木の上の方は赤いのに、下の方は緑色の木があるのがわかりますか? 日当たりや風通しの良い場所から先に赤くなるんです。

岡安さん:
これは、万両の実。千両と万両の見分け方を知っていますか?
千両の「千」は、「一」という字の上に「ノ」のはらいを書くけど、万両の「万」は、「一」という字の下に文字を書くでしょ。千は上に書くから上に実がついて、万は下に書くから下に実がつくって覚えると簡単ですよ。(笑)

池上さん:
夏みかんの木は、初夏に白い花が咲いてきれいですよね。椿山荘を築き上げた山縣有朋さんは山口県萩市のご出身で、萩市の風景へ思いを馳せて庭園を作庭されたのではないかといわれています。萩市の家庭では夏みかんの木を植えるのが風習だそうです。庭園には山縣有朋さん独自の風情を随所に感じられるのも見どころのひとつです。

岡安さん:
幽翠池のそばの百日紅(サルスベリ)は、今の季節は落葉した樹形が美しいですが、初夏にはピンクのきれいな花が咲いて、お客様がよく写真を撮られていますよ。
椿山荘の庭園は起伏もあり車両が入れないので、庭師が重い荷物もすべて運んだりと大変な面もあるのですが、365日、360度どこから見ても美しく、かつ、お客様の安全第一で、毎日丁寧に目を配って管理しています。
池上さん:
そんな庭師さんたちの姿も、庭園の心温まる景色のひとつだと思っています。
ホテル椿山荘東京に出かけよう!

ホテル椿山荘東京は格式が高く、結婚式などの特別な日に訪れる場所だと思っていたのですが、今回取材させていただき、少しイメージが変わりました。
まさに、日常を忘れて優雅なひとときを過ごせる素敵な場所。本格的なアフタヌーンティーやランチを味わい、庭園散策や「東京雲海」を楽しめたら、スペシャルな大人の休日を満喫できますね。
オーロラ色の雲海も見てみたいですし、桜や椿、紫陽花など、季節ごとの庭園の花の移り変わりも楽しみです。
いつ訪れても素敵な景色に出会えるホテル椿山荘東京、「ムーミン」とのコラボレーションもお見事です!
※ホテル椿山荘東京の庭園入場は、宿泊や営業施設を利用する方に限ります。
※レストランなどへは、ご予約してからお出かけください。
※記事中の画像出典元
『ムーミン全集[新版]5 ムーミン谷の冬』著:トーベ・ヤンソン 訳:山室 静 講談社








































