世界の植物紀行 – 四代目金岡又右衛門 -「シンガポール~ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」必見スポット編

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LOVEGREEN編集部

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私、又右衛門の植物紀行と言えば、人があまり踏み入れることがない険しい山や、草むらをかき分け、大自然の中で自生する植物に出逢うための活動を想像していただける方が多いと思う。確かに人が溢れ華やかな都会には、正直あまり興味がわかないが、そんな私でも世界の中でいくつか魅力的に感じている都会(まち)がある。その代表格ともいえるのはシンガポールである。

ではなぜ私がシンガポールに魅力を感じているかというと、それは国が掲げた緑を中心においた都市構想と、それを実現していく素晴らしさである。その象徴的なものがガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens by the Bay)と言える。

そのようなシンガポールにおいて、歴史がある自然がいっぱいのシンガポール植物園(Singapore Botanic Gardens)と空調管理された近代型施設に光や映像・音声などハイテク技術を駆使した、植物のテーマパークといえるガーデンズ・バイ・ザ・ベイの魅力について、公式サプライヤーであり、深いパートナーシップで繋がれているチーム又右衛門の視点からお届けしようと思う。

目次

みどりの力を最大限に活用したBiophilic City in a Garden構想

各施設の案内の前に、この素晴らしい施設ガーデンズ・バイ・ザ・ベイを作るに至った経緯を知っていただきたく思う。

今日のシンガポールを作るにあたっての故リー・クアンユー首相のビジョンの中心は、市民や観光客のための緑のオアシスを作ることだった。そのことによって街は美しく、平和と安全が保たれ、国は繁栄し、すべての人にとって最高の住み暮らす街になると考えていた。

そして幹線道路の街路樹や公園の増設、世界に通用する庭園の整備に積極的に取り組んでいき、今の素晴らしい都市が実現した。そのような世界を代表する対称的な2つの植物園と緑化空間が素敵な施設などを今回の「必見スポット編」と次回のガーデンズ・バイ・ザ・ベイで活躍する「日本の植物&みどりのまちづくり編」にわけて紹介させていただきたいと思う。

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ガーデンズ・バイ・ザ・ベイとは?

私がシンガポールの見どころはどこ?と聞かれたら、迷わず「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens by the Bay)

」とこたえる。世界の植物園で印象的なのはどこか?と聞かれても、やはり同じことを言うかなと思う。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは、海岸沿いの約100ha(東京ドーム約21個分)ぐらいの広大な埋め立てによる敷地を有し、人口による淡水湖に隣接している。国内外の企業によるコンペから選ばれた企業と多くのシンガポールの企業が協力し2012629日に開業しました。

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ガーデン・バイ・ザ・ベイは、2012年のワールド・ビルディング・オブ・ザ・イヤーをはじめ、数々の賞を受賞しています。 2015年のギネス世界記録で最大のガラス温室(フラワードーム)に認定され、2016年のトリップアドバイザー優秀賞を受賞しました。

 

また先日発表された2019年シンガポール観光大賞でベストアトラクションエクスペリエンス賞を受賞したとのこと!これらの成果は、現在も続く庭園の卓越性を証明するものと言える。

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人気が高いベイ・サウス・ガーデン

ベイ・サウス・ガーデン(Bay South Garden)は世界最大級の柱のない2つの巨大ドーム型温室やスーパーツリーなど素敵なアトラクションがひしめき合うガーデンズ・バイ・ザ・ベイの特徴的なアトラクションがぎっしり詰まった、まさに植物のテーマパークである。

空調管理された2つの巨大ドーム型温室と象徴的なスーパーツリーを誇るBay South(ベイ・サウス)は、シンガポールの国際的な地位を築き、国民的誇りとなっている。

 ベイ・サウスにあるフラワードームの中では、圧倒するような巨大な植物に驚かされ、桜祭りやチューリップマニア、オーキッドエクストラバガンザなどの人気のある花のディスプレイが行われ、植物の美しさと多様性を国内外のすべての人々に楽しんでいただけるようになっている。

昨年は国内外から年間約1200万人の来場者が訪れていて、多くの人に感動を与えながら、日々成長し続けている。この4月にも新しいFloral Fantasy(フローラル ファンタジー)をオープンし、世界の注目を受けている。

そして私たちチーム又右衛門は国内外のパートナーの協力を得て、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイに年間を通じ、日本の花きや文化を提供し続けている。そして新施設であるフローラル ファンタジーのオープンにも関わった。

※写真は国際ミーティング参加者

またチーム又右衛門は、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイが世界から選出したサプライヤーの日本の代表として国際ミーティングに参加した。そのような度重なる訪問から得た情報も含めて、人気が高いBay South Gardenの注目すべき植物やアトラクションを簡単にまとめて紹介させていただく。

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世界最大のガラス温室「フラワードーム」の植物

※右アガベ

その中にあるフラワードーム(Flower Dome Conservatory)は2015年ギネス世界記録に記載されている世界最大のガラス温室である。高さは38m。日中は2325℃にて保たれ地中海や半乾燥地域の花や植物が展示されている。その数3万点以上。私は初めてここを訪れたとき各国から来た、ここの植物の凄さに圧倒され、しばし立ちつくしてしまったことが記憶に新しい。

 

入口を入り右側を進むと大きなアガベに出迎えられ、また進むとアフリカ品種のバオバブ、アダンソニア・ディギタータがそびえたっている。

 

※①チョリシア ②ユッカ ③サボテン・多肉植物

この他にマダガスカル原産のモリンガや南米原産のチョリシア、デザットプランツと呼ばれるユッカ類など大型の植物が来場する人の度肝を抜く。このほかにも希少な植物が点在し、昨今はやりのサボテンや多肉植物も植栽され、この種の植物のマニアにとってはまさにパラダイスであろう。何を隠そうこの私にも多くの影響を与えてくれている。

 

入口付近を左に進むとオーストラリアからの植物が出迎えてくれる。このグラスツリー・グラウカを初めて見たときには、大きく拡がるその葉に目を奪われた。現地でも中々このように広く展開する葉をみたことはない。しかしながら少し広がりすぎた感があるが、とても美しい姿をしていた。

 

この他にとても素敵な形のオーストラリアのネイティブプランツであるクイーンズランド・ボトルツリーにも出会える。

 

※①オリーブ ②ヤシ

更に進むと樹齢1000年を超えるオリーブの大樹が数本も飾られ、とても背の高いヤシ類も天井を突き刺すように上に向かってのびのびとしている。

 

イベントエリアは多くの方々が足を止め、花一輪ずつ丁寧に写真を撮る人や、植物を背景に笑顔いっぱいのポーズで写真を撮る人など様々な人で溢れ、色々な国の言葉が飛び交い賑わっている。

特に桜祭りなどの日本のイベントは人気高く、写真を撮ることも至難の業である。

 

そしてイベントスペースでは桜祭りやチューリップ祭りなど四季の大きなイベント展示が開催されて、多くのリピーターの獲得をしているようである。

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\霧に包まれた人口の山/

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