世界の植物紀行 – 四代目金岡又右衛門 -「オーストラリア東南部 ツリーファーンたち」後編- 日本で人気のツリーファーン

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前回は、自生地のツリーファーンを中心に紹介した。

自生地やナチュラルプランテーションを見ていただき、ツリーファーンへの興味を抱いていただいた方も多くあると思う。しかし、このような植物は中々日本では手に入れたくても無理だと思われた方もいるかもしれないが、そうではない。

目次

世界に旅立つツリーファーン

ツリーファーンはこのオーストラリアから世界中に出荷されているのである。実際にツリーファーンの中でも「ディクソニア・アンタルクティカ」は日本に多く届けられている。

 

ディクソニア・アンタクルティカの新芽

なぜ「ディクソニア・アンタルクティカ」が日本で人気があるのかというと、その要因は、まずは全体の容姿と何といってもくるっくるの新芽の可愛らしさである。さらに約-15℃の耐寒性があり、耐陰性・耐暑性ともに優れているため庭植えも、室内での陽の当たらないところでも問題なく楽しめるからであろう。また私が個人的にお気に入りなのは、少し私の髪型にも似ていて好感を持っているのかもしれない……。

 

植物の状態を保つため、弊社は輸入時、発根済み輸送を行っているが、この種はベア・ルートにての輸入の方が適しているため、樹齢数百年経ったであろうと思われる大樹も輸入し、国内流通が可能であると言える。ただし、自生地の状況から学べるように屋外の直射日光が当たるところでは葉焼けすることと、乾燥を嫌うため水遣りを多くしなければならないことはしっかり頭に置いておかなければならない。

 

以上のことを自生地で植物に触れながらしっかり学び、夕方 訪問地を後にし、車を走らせ近くにあるGreat Ocean Roadの絶景を眺めていた。そして今回の訪問も素敵な自然、植物、動物、人に触れることができ、充実した想いで、次の訪問地へと向かうことになった。

 さてと次の訪問地ではどのような植物や人に触れることができるか本当に楽しみである。

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日本でのツリーファーン

実際に今年の6月にも500本近くのツリーファーンが日本に到着している。その時はこのような状況である。

 

コンテナにぎっしり積まれたツリーファーンを確認できると思う。

 

コンテナにぎっしり積まれたツリーファーンを確認できると思う。そして到着して数週間で、このように愛くるしい新芽がいっぱいふいてきている。ある意味この時期が一番いい時期かもしれないと思う。

 

また日本ではこのように使われている。現に私もディスプレイで何度か使わせていただいている。

これはPOLA社とMercedes-Benz社とのスーパーコラボと言われた六本木で開催されたメルセデスベンツコネクションのメインツリーで採用をさせていただき、来場者や主催者、報道関係者から高い評価をいただくことができた。

 さて、今回のオーストラリアのツリーファーンの紹介はこのあたりで終わらせていただきます。次は……?。楽しみにしていてくださいませ。

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