【植物コラム】手のひらサイズでかわいい原種のチューリップ

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熊木健二

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冬から春にかけて出回る小さな球根がついた原種のチューリップ。手のひらサイズで可愛らしい花を咲かせる姿はまるで春の訪れを呼び掛けてくれるかのよう。

こちらの赤いチューリップはテタテという品種。

テタテという名前にはフランス語で秘密のおしゃべりという意味もあるのだとか。たしかに小さな赤い花がたくさん並んでいると、こしょこしょとお話しているかのような雰囲気。名前も姿も可愛らしいチューリップです。

 

こちらのはポリクロマという名前の原種のチューリップ。

白い花が開くと中には黄色の色合いがちらりと。もうすぐ春ですよと声をかけられた気分です。

 

小さい蕾が寄り添う姿も愛おしい。花が開くとユリ科らしいなと思う美しさです。

 

小さいビンに入れて、棚の上に飾るととても可愛いです。ぜひ花屋さんで見つけたら、おうちに連れて帰って楽しんでみてはいかがでしょうか。

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熊木健二

幼少期から瓦屋根の家の庭や野山で昆虫を探す少年でした。高校は農業高校へと進み、野菜の栽培や植物バイオテクノロジー、ビオトープや植栽管理等を学べる生物生産科に入る。大学進学は土木を専攻。公共空間の設計演習や農業・農村、まちづくりについて取り組む。大学卒業後は小田急ランドフローラへ入社し小田急フローリストで2年半店舗勤務。週末はたまに知り合いの花屋を手伝う。趣味は珈琲・写真・イラスト、植物を育てること。

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