ティランジア・ストリクタ・マゼンタとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ティランジア・ストリクタ・マゼンタ
- 学名
Tillandsia stricta ‘Magenta’
- 科名
- ブロメリア科
- 属名
- ティランジア属
- 原産地
- 不明
ティランジア・ストリクタ・マゼンタの特徴
ストリクタ・マゼンタはティランジア・ストリクタの園芸品種で、赤く染まる花苞から濃い青紫色の花を咲かせます。通常のストリクタと同様に育てやすく、よく開花するためティランジア(エアプランツ)初心者の人にもおすすめです。
ストリクタ・マゼンタは開花後に子株を出し、上手く育てることができれば毎年開花するようになります。
ティランジア・ストリクタ・マゼンタの詳細情報
園芸分類 | ティランジア(エアプランツ) |
---|---|
草丈・樹高 | ~10cm |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 普通 |
耐陰性 | 普通 |
花色 | 濃い青紫 |
ティランジア・ストリクタ・マゼンタの栽培環境
日当たり・置き場所
ストリクタ・マゼンタは半日陰を好むため、屋外で育てる場合は遮光ネットなどを使用して直射日光を遮るようにしましょう。
ストリクタ・マゼンタを室内で育てる場合はなるべく明るい窓際などで育てるようにし、真夏など日光が強い場合はレースのカーテン越し程度の日光が当たるようにします。また、屋内外問わず風通しのよい場所に置きましょう。
用土
ストリクタ・マゼンタはコルクに着生させるか、水苔で素焼き鉢に植え付けます。コルクに着生させる場合はストリクタ・マゼンタの間に少量の水苔を挟むとよいでしょう。
ティランジア・ストリクタ・マゼンタの育て方のポイント
水やり
【屋外】
ストリクタ・マゼンタは最低気温10℃以上の季節は毎日~2,3日に一度のペースで、夕方~夜の涼しい時間帯に水やりを行ってください。屋外は蒸れる心配がないので、水やり後に株を逆さまにする必要はありません。午前中に雨が降った日は水やりをしなくて大丈夫です。
最低気温10℃以下の季節は週に一度のペースで午前中に水やりを行ってください。夕方~夜の気温が下がる時間帯に水やりをしてしまうと、凍ってしまい最悪の場合枯れてしまいます。
【室内】
ストリクタ・マゼンタは最低気温10℃以上の季節は2,3日に一度のペースで水やりをしてください。水やり後に風通しの悪い場所に置いておくと蒸れてしまい、腐って枯れることがあるので株を逆さまにして置いておくか、扇風機やサーキュレーターで風を当てて下さい。
最低気温10℃以下の季節は耐寒性を上げるためと、徒長を防ぐために、週に一度のペースで午前中に水やりを行ってください。夕方~夜の気温が下がる時間帯に水やりをしてしまうと、凍ってしまい最悪の場合枯れてしまいます。
冬に乾燥してきて部屋の湿度が極端に下がってきたら加湿器を使って過湿するか、霧吹きを使ってティランジアを置いてある場所付近の湿度を上げて下さい。
肥料
ストリクタ・マゼンタは春と秋の生長期に液肥を与えましょう。1~2週間に1度で十分です。施肥をした次の水やりでは、葉の表面に残っている液肥を洗い流すイメージで、たっぷりと行ってください。
病害虫
ストリクタ・マゼンタを育てる時はハダニに注意しましょう。
ティランジア・ストリクタ・マゼンタの詳しい育て方
選び方
ストリクタ・マゼンタは葉に張りがあり、病害虫が発生していないものを選びましょう。クランプ(群生)になったものを育てたい人は、開花中のストリクタ・マゼンタを購入するとよいでしょう。しばらくすると子株が出てきます。
植え替え・鉢替え
ストリクタ・マゼンタを鉢植えにしている場合は水苔が傷んできたタイミングで植え替えを行いましょう。
花
ストリクタ・マゼンタは普通のストリクタよりも花色が濃く、ティランジア・アエラントスに似た色合いをしています。花序は下垂し、1~2週間弱程度の間花を楽しむことができます。
マゼンタ色のブラクトはうっすらと透けており、非常に美しいです。
夏越し
ストリクタ・マゼンタは30~40%程度の遮光をすると葉焼けを防止することができます。水やりは毎日~2、3日に一度のペースで夕方~夜に行ってください。午前中に行うと暑くなり蒸れてしまいます。
冬越し
ストリクタ・マゼンタは気温が10℃を切らないように室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。ファンヒーターなど暖房器具を使う場合は火事に注意してください。また、耐寒性を上げるためと、徒長を防ぐために水やりを週に一度のペースで午前中にたっぷり行ってください。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
ストリクタ・マゼンタは株分けで増やすことができます。