【永久保存版】植木鉢の種類・サイズ・土の量
LOVEGREEN編集部
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植物を植えるのに必須な鉢って、号数とか大きさだけじゃなくて深さも素材も形も種類がありすぎて、正直何が何だかわからない!初心者さんはもちろん、長年ガーデニングしている方でも、理解しきれていない方は多いのではないでしょうか。鉢の大きさ・号数・素材・必要な土の量・適している植物など、鉢に関する、わからない!教えて!情報を全てまとめました!
目次
鉢の号数
植木鉢の大きさは、円の直径を意味する「号」で表されます。1号=約3cmなので、3号鉢は直径が9cmの鉢のことを指します。鉢の厚さや高さによって土の量なども変わってきますが、ここでは一般的な鉢を目安として表記します。
鉢の大きさのメリット・デメリット
まずはじめに、鉢が適切なサイズよりも大きいとき、小さいときのメリットとデメリットをご紹介します。
鉢のサイズが大きいとき
○根を広く張れるので、大きく育つことができる
○保水量が多くなるので水やりの間隔をあけられる
○夏場の水切れが起こりにくい
×土の量が増え、重くなる
鉢のサイズが小さいとき
○狭いスペースでも育てられる
○株をこれ以上大きくしたくないときには有効
○土の量が少ないので軽く、移動がしやすい
×水切れが起こりやすく、こまめな管理が必要
×根が詰まりやすく、株が大きく育たない
鉢の大きさ(サイズ)
特小:1~2号鉢
1号鉢、2号鉢はミニ鉢と呼ばれるサイズで、小さいサイズの植物を室内で育てたり、見た目がかわいいので贈り物としても使われています。セルトレー1つ分と同じくらいの大きさです。
1号鉢
鉢の直径:3cm
必要な土の量:0.02L
向いている植物:小さい多肉植物・サボテン1株
2号鉢
鉢の直径:6cm
必要な土の量:0.06L
向いている植物:小さい多肉植物・サボテン1株
小:3~5号鉢
多肉植物の寄せ植えや観葉植物、草花1株を植えるのにちょうどいい大きさの鉢です。市販のポリポットは主に3号鉢のサイズです。
3号鉢
鉢の直径:9cm
必要な土の量:0.3L
向いている植物:多肉植物・観葉植物1株
4号鉢
鉢の直径:12cm
必要な土の量:0.6L
向いている植物:多肉植物の寄せ植え
5号鉢
鉢の直径:15cm
必要な土の量:1L
向いている植物:草花1株
中:6~8号鉢
少し大きめの観葉植物や小さめの樹木を植えるのにちょうどいい大きさです。地上部が大きい植物を植えると、風に煽られて倒れてしまう危険性があります。
6号鉢
鉢の直径:18cm
必要な土の量:2.2L
向いている植物:草花1株・大きめの観葉植物
7号鉢
鉢の直径:21cm
必要な土の量:3.5L
向いている植物:大きめの観葉植物
8号鉢
鉢の直径:24cm
必要な土の量:5.1L
向いている植物:小さめの果樹・花木
大:9~11号鉢
草花の寄せ植えや、樹木に適した大きさです。寄せ植えはポット数によって大きさが変わるので、これよりも大きい鉢を使っても大丈夫です。
9号鉢
鉢の直径:27cm
必要な土の量:7.3L
向いている植物:草花の寄せ植え・小さめの果樹・花木
10号鉢
鉢の直径:30cm
必要な土の量:8.4L
向いている植物:草花の寄せ植え
11号鉢
鉢の直径:33cm
必要な土の量:10L
向いている植物:草花の寄せ植え・果樹・花木
特大:12号鉢以上
大きな樹木や植物に適した大きさです。土にも鉢にもかなりの重さがあり、地上部が大きい植物を植えても安定感があります。
12号鉢
鉢の直径:36cm
必要な土の量:14L
向いている植物:果樹・花木・大きい観葉植物
鉢の形
スタンダードポット
一般的な深さの鉢です。土の量・大きさはこれをもとにしています。
深鉢
普通の鉢より深さがあり、細長い鉢です。根が深く張る植物に向いています。
浅鉢
普通の鉢よりも浅い鉢です。皿鉢と呼ばれるような薄いものまであります。根が横に広がる植物や、寄せ植えに向いています。
ハンギングバスケット
壁掛け型やぶら下げて使う鉢です。下に垂れていく植物がよく使われます。土をたくさん入れると重くなってしまうので、大きなハンギングバスケットはあまり目にしません。
プランター
鉢以外の植え込み容器の総称ですが、主に横長の容器のことを指します。置いたり、金具を使って壁掛けにもできます。
セルトレー・育苗箱
種まきから、芽が出て少し大きくなるまでここで育てます。そのまま大きく育てることは出来ないので、ある程度大きくなったら鉢やポットに植え替えをします。
鉢の素材
プラスチック鉢
比較的安価で、割れにくく軽いため扱いやすい鉢です。色や形などの種類も豊富ですが、通気性・吸水性はなく、水やりや夏場の管理が少し難しい鉢です。
素焼き・テラコッタ鉢
自然素材でできている陶器の鉢です。鉢自体に小さな穴が開いているので吸水性・通気性がとても良く、夏場も鉢の中の温度が上がって根がだめになる、ということがありません。しかし、鉢は重めで衝撃に弱いため、丁寧に扱う必要があります。
木製鉢
木でできているので見た目が自然できれいです。通気性・吸水性も良く、植物に優しい素材ですが、防腐剤を使っていても腐りやすく劣化が早いので、鉢カバーとしての利用がおすすめです。
陶器鉢
色や形に種類が豊富で、おしゃれなものが多いですが、表面に塗装がしてあったり、薬を塗ってから焼いた鉢は通気性が悪く、陶器なので衝撃にも弱いです。
いかがでしたか?
その植物に合った鉢を使うことが、良い植物を育てる第一歩です。鉢のことを知って、植物の育ちやすい環境にしてあげたいですね。
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