クリスマスカラーのかわいい実もの!オキナワスズメウリ
金子三保子
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オキナワスズメウリ
今年も早いものであと1ヶ月。街はクリスマスのディスプレイで一年で一番華やかな季節ですね。
今日ご紹介するのは「オキナワスズメウリの実」
オキナワスズメウリはウリ科のつる性の一年草。名前にオキナワとつくことからご想像がつくかもしれませんが、暑いのが大好きな植物です。真夏につるをぐんぐん伸ばし、黄色い花が咲いた後、花のお尻が膨らんできてご覧の通りのかわいいグリーンの実がなります。実は最初はグリーン色。
実は、剪定してからも次第に赤く色づきます。
上の写真のオキナワスズメウリの2週間後。赤い実が多くなってきました。
秋から冬の花屋さんでは、つるにいくつか実がついた状態で出回ります。
壁に飾って色の変化を楽しんでもよし、花あしらいやリースの素材として入れてもよし、忙しい方は靴箱や飾り棚に置いておくだけも。グリーンと赤の実のオキナワスズメウリがあるだけでクリスマスの雰囲気を演出してくれます。
くるんと丸めてリースの雰囲気に
手毬のような真っ赤に色づいた実はお正月の飾りつけにもなります。
オキナワスズメウリはとても伸びる性質なので、支柱などの這わせる何かが必要ですが、種から育てるも簡単です。花屋さんで買った実から種を採りたい方は、赤い実がしぼんで乾燥してきた頃、中を割って種を取り出してみてください。種はゼリー状のものに覆われているので洗ってよく乾燥させたら冷暗所で保存し、東京だと八重桜が咲く頃~ゴールデンウィークごろがまき時です。真夏のグリーンカーテンにもなるので、グリーンカーテンの素材が出回るゴールデンウィークの頃に苗としても流通しています。
クリスマスの時期の花屋さんは、お店それぞれのクリスマスの飾りつけでとても華やか。クリスマスならではの素材、森にいるような針葉樹の香り、冬っぽい触感の花や実もの……今しか味わえない花材が豊富な時期です。時間を見つけて覗いてみてくださいね。
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