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カスマグサとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • カスマグサ
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植物名
カスマグサ
学名

Vicia tetrasperma

英名
Smooth Tare, Lentil vetch, Smooth vetch
科名
マメ科
属名
ソラマメ属
原産地
日本、アジア、ヨーロッパ、アフリカ

カスマグサの特徴

カスマグサは、マメ科ソラマメ属のつる性越年草です。田畑の畔や野原、道端、空き地など、開けた日当たりの良い場所で見かけます。カラスノエンドウやスズメノエンドウの近縁種で、カラスノエンドウよりも小さく、スズメノエンドウよりは大きい、ちょうど2種の中間くらいのサイズです。カスマグサという名前は、この2種の頭文字を取って、その間(ま)のサイズだからということに由来します。冗談のようですが、本当の話です。

カスマグサは草丈20~60cm程度、葉は羽状複葉、葉の先から巻きひげを出して周囲に巻きつくように伸びていきます。4月~6月に、上の花びらに縞模様が入った、直径5mm程度の小さな淡紫色の花を咲かせます。花の後には、7~15mm程度のさやができ、中には小さな豆が通常4粒入っています。豆は熟すと茶色くなり弾けます。

カスマグサは、それほど強健ではないのか、カラスノエンドウやスズメノエンドウに比べて見かける機会は少ないようです。それでも、開けた日当たりの良い草地で、ずっと下を向いて歩いていると見られることがあります。スズメノエンドウが生えているような場所があれば、同じような環境を好むカスマグサに出会えるかもしれません。

カスマグサの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 20~60cm
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
花色 淡紫色
開花時期 4月~6月

カスマグサ、カラスノエンドウ、スズメノエンドウの見分け方

カスマグサ、カラスノエンドウ、スズメノエンドウは、すべてマメ科ソラマメ属のつる植物。花が咲く時期や、生えている場所が似ています。この3種の見分け方を紹介します。花の色、サイズ、咲く個数が違うので、花が咲いている時期なら簡単に見分けられます。

カスマグサの花の特徴と見分け方

カスマグサ

花色:淡紫色、上の花びらに縞模様

花径:5mm程度

花柄:細い花柄の先に、通常2個の花

カラスノエンドウの花の特徴と見分け方

カラスノエンドウ

花色:ピンク色~濃いピンク色

花径:1~1.8cm

花柄:無い

スズメノエンドウの花の特徴と見分け方

春に咲く花|スズメノエンドウ

花色:白に近い淡紫色

花径:3~4mm程度

花柄:1~3cmの花柄に3~7個の花