DIY前にちょっとまって!どんぐりの中に虫がいるかも!?正体と対策

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小野寺葉月

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どんぐりを沢山拾ってきて、さあ何か作ろうと思った時。置いておいたどんぐりを見てみたら虫が出てきていた!ということはないでしょうか。うちは今年、実に3匹も出てきました。大量です。いもむし。小さくて、でも太めで、どんぐりにはしっかり穴があいていましたが、このちっこい穴から君は本当に出てきたのかな?という程ぷっくりおデブなイモムシでした。幸い見つけられたからよかったものの、ポケットの中に入れておいたどんぐりで同じことが起きていたら・・・!

どんぐりを拾ってくるとき

どんぐりを拾ってくるとき、まず穴のないもの、ひび割れてないものを選ぶようにします。うちも、拾いながら「ヒビなし!穴なし!」と確認しています。

どんぐりの中にいる虫の正体は?

どんぐりから出てくる虫の正体はいろいろあるそうですが、多いのはゾウムシの幼虫だそうです。ゾウムシは、「クヌギシギゾウムシ」「コナラシギゾウムシ」「ハイイロチョッキリ」木ごとに生息する種類がおり、それぞれの木に産卵をします。なので、クヌギのどんぐりには「クヌギシギゾウムシ」、コナラには「コナラシギゾウムシ」が産卵します。成虫は、まだどんぐりが青い時期に、柔らかい表面に見えないほどの小さな穴をあけて卵を産み付けます。卵からかえった幼虫はどんぐりの実を食べながら成長し、たっぷり太ってからどんぐりの表面に穴をあけて外に出てくるのです。落ちているどんぐりに見えるほどの穴が開いているものは、虫がいるわけではなく、虫がいたどんぐりなのですね。といっても、1つのどんぐりに2匹産み付けられていることもありますので、全くいないわけではないですが。。。

どんぐりは最初は穴もヒビもなくても、時間が経つと虫が出てくるときがありますが、それはこんなわけだったんですね。

塩水につける

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ペットボトルや瓶に、どんぐりを入れます。どんぐりがしっかり水につかるようにして、浮かび上がってくるどんぐりは取り除いておきます。

 

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スプーン1杯くらいの塩を入れます。海水くらいの塩分濃度で大丈夫です。海水はだいたい3%の塩分濃度なので、水1Lに対して大さじ2杯が目安です。

 

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塩水になるように混ぜ、暫く置いておきます。浮かんできたどんぐりは取り除きましょう。

2日程つけておいたら取り出して新聞紙などの上に置き、陰干しします。日向で乾燥させると急激な乾燥でひび割れてしまうことがあるのでゆっくり乾かします。少しでも湿気が残っているとカビてしまうため、完全に乾燥させるようにします。

冷凍する

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ジップロックなどに入れて、冷凍庫で2日ほど。中までかちかちに凍れば良いので、1日でも大丈夫だそうですが念のため2日程。。乾燥の手順は塩水につけたときと同様です。

鍋でゆでる

沸騰したお湯にどんぐりを入れ、5分程ゆでます。この場合、虫が出てくる場合があるので、調理に使用する鍋だと抵抗がある場合は別の方法で行いましょう。乾燥方法は上に同じ。

オーブンで加熱

オーブンで焼いても大丈夫です。オーブンで加熱する場合は、だいたい80度~100度くらいの低温で予熱し、クッキングシートなどを引きその上にどんぐりを並べます。オーブンのドアは水分が蒸発するようにすこし開けたまま約30分、たまにひっくり返しながら加熱し、30分たったらドアを開けてそのまま1時間半ほど置いておきます。この手順だと乾燥させる時間が必要ないので、その日に使いたい場合は良いですね。

電子レンジは要注意

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電子レンジで加熱する場合は、栗や銀杏のように表面が破裂してはぜることがありますので危険です。取り出した後にはぜる場合もありますので、お勧めできません。

処理が済んだら

定番ですがコマにしたり、やじろべえを作ったり、リースや飾りに使うのもいいですよね。もうすぐクリスマスに向けて、使おうと思っていたどんぐりをしまってある方は早急に処理しましょうね!

 

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小野寺葉月

中高短で美術を学び、卒業後観葉植物も扱う雑貨店で店長、バイヤーを担当。産後LOVEGREEN編集部で季節や庭木、虫の記事担当しつつ、説明や挿絵などで再び絵を描き始める。Botapiiでもエディブルガーデン他のイラストを担当。縁あって現在はフィリピンのセブ在住。ダイビングリゾートで広報も担当している為、海の中やマクロダイビングの世界に夢中。魚より珊瑚やホヤ、海藻など植物寄りの世界が好き。勘と勢いで生きている。

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