植物の魅惑の世界へ惹きこむ本「官能植物」をご紹介!

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編集部に送られてきた一冊の本。

タイトルは「官能植物」。どのような内容なのか、わくわくしました。

読み進めていくと、今まで感じたことのないような植物の世界に惹きこまれていきました。

 

「生」の根源を解き明かすイマジネーション

そこには「官能」が息づいている。

「形」「生態」「匂い」「利用法」

の4方向から

植物の美の奥底に分け入っていく。

 

私たちの身近にある観葉植物や食虫植物、見たこと聞いたことのある花から、アフリカ南部の珍しい寄生植物まで、あわせて35の「官能美」を取り上げています。

また、官能的な美は、その植物の持つ名前や歴史などから紐解かれ、人間的な官能植物の世界におもわず納得してしまいます。

 

著者・木谷美咲(きや・みさき)

食虫植物愛好家であり、著書10冊を数える文筆家。執筆活動のほか、テレビやラジオへの出演、イベントへの参加などを通じて、植物の魅力の紹介と普及につとめています。

木谷美咲さんは、食虫植物のイベントや展示会も行っており、以前、LOVEGREENでもご紹介させていただきました。(こちら)

展示会では、食虫植物をただ魅せるだけでなく、様々なカタチのこだわりの器との組み合わせから見る食虫植物の世界を表現されていました。

今回出版した「官能植物」はその彼女のこれまでの活動の集大成でもあります。

食虫植物をはじめとする花植物と人の生命の根源は、共通する表現や見解が新しいです。彼女が考える「生」への「美」の追求を感じることができます。

 

その中から、食虫植物に注目して内容の一部をご紹介します!

「形態」でみるドロセラ

透明な液体が宝石のように輝いているが、この液体で虫を捕獲して栄養にしています。ドロセラは薬用植物として利用され、ダーウィンとも関係があるようです。

この形態からどのような「生」が見えますか?

 

「生態」でみるディオネア

この大きい貝のような捕虫器に虫がとまると、葉をとじて捕まえ消化液で溶かしてしまいます。

この生態からどのような「生」が見えますか?

 

ビジュアルも楽しめる

内容だけでなく、写真からも独特な花植物の官能の世界観が伝わってきます。見た目とその植物がもつモノと両面から、惹きこまれていきます。

 

ご紹介した2種類の食虫植物から「生」をテーマにどのような世界が広まっているのか想像したことはありましたか?

あと、33種の花植物が待っています。

LOVEGREEN編集部では、発売時に予約していたスタッフがいるほどでした。

是非、手に取って生命力のあふれる「官能植物」の世界にどっぷりはまってみてはいかがでしょうか。

購入はこちら

【内容構成】

第一章 官能的な形態ーネペンテス、ドロセラ、ヤッコソウなど15種
第二章 官能的な生態ーディオネア、ハンマーオーキッド、月下美人など9種
第三章 官能的な匂いーショクダイオオコンニャク、ジャスミン、イランイランなど6種
第四章 官能的な利用ーカカオ、コリアンダー、ハスイモなど5種

Plants&Human

《盆栽と緊縛》
《隠語の植物》
《生と性のパラドックス》
《「切り花」に託す》

-NHK出版-

 

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