- 別名ピーナッツや南京豆とも呼ばれる落花生(ラッカセイ)は、マメ科の一年草で、草丈25~50cmほどになり、夏に黄色い蝶のような形の花を咲かせます。栄養が豊富で、日本では乾燥させて炒ったものを食べるのが主流です。たくさんの品種があり、ほふく性・立性・半ほふく性などの生長の仕方、「早生」や「晩生」など種まきから収穫までの期間、実の大きさなどが品種によって違います。
昼に開いた黄色い花は夜にはしぼみ、子房柄(しぼうへい)という茎を地面へ向かって数日かけて伸ばし、地中に潜り込んで実をつけます。花が落ちて地中で実が生まれることから「落花生」と名付けられました。
日本では千葉県で全体の75%程度を生産していますが、消費量の8割以上を中国やアメリカからの輸入に頼っています。
- ラディッシュの草丈は20~30cm弱、2~4cm弱の球または楕円の根が肥大します。一見するとカブに見えますが、ダイコンの仲間で、葉をみるとダイコンであることがわかります。
一般的なラディッシュの色は赤ですが、それ以外にも白、紅白、黄色や紫色、黒色の品種もあります。
ラディッシュは、種をまいてから20日くらいで収穫できることから、日本では「二十日大根(はつかだいこん)」と呼ばれていますが、品種にもよりますが、実際には収穫までに春夏で1か月ほど、秋冬で1~2か月ほどかかることが多いようです。
ラディッシュは小さな球体のため、プランターで育てる場合も深さをあまり必要とせず、ベランダなどの省スペースで栽培することができます。また、他の野菜と比べて短期間で収穫できることもあり、家庭菜園初心者にもおすすめの野菜のひとつです。
- ラッキョウは、日本で10世紀頃から栽培されていた歴史ある野菜です。秋に芽吹き、分球しながら生育し、その後越冬。再び春に分球しながら株を大きく生長させます。
ラッキョウは花は咲きますが、種子は作らずに鱗茎で繁殖します。夏の暑さに弱いため、鱗茎の状態で夏の休眠期を過ごします。
ラッキョウは中国原産の野菜で、辛みを持つ代表的な五大野菜「五辛(ごしん)」の一つです。ラッキョウの他に、ネギ、ニンニク、ノビル、ニラがあります。