お盆に飾るナスとキュウリの精霊馬とは?作り方や処分方法

古幡真恵

古幡真恵

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お盆ですね。

帰省される方、ご自宅で過ごされる方、旅行に行かれる方、それぞれのお盆の迎え方があるかと思います。

そんなお盆の日本人の風習のひとつ「精霊馬(しょうりょううま)」はご存知ですか?

今回はお盆に飾られる精霊馬(しょうりょううま)についてご紹介します。

目次

精霊馬(しょうりょううま)とは

精霊馬(しょうりょううま)の作り方

精霊馬(しょうりょううま)のアレンジ方法

精霊馬(しょうりょううま)の処分の方法

精霊馬(しょうりょううま)のお迎えとお見送り

 

精霊馬(しょうりょううま)とは

精霊馬(しょうりょううま)とは、お盆に飾られるご先祖様をお迎えしたり、お送りしたりする乗り物のことです。夏の収穫のご報告もかねて、主に夏野菜の「キュウリ」と「ナス」で作られます。

キュウリ

ご先祖様がいち早くお家にたどり着いてほしい願いを込めて、キュウリを馬に見立てて作ります。

ナス

我が家でゆっくりしていただいたあとは、あちらの世界にお戻りいただかなくてはいけません。名残り惜しい気持ちを込めて、ゆっくり帰っていただくために、ナスを牛に見立ててご先祖様をお送りします。

また、様々なお供え物をあちらの世界に持っていっていただくように、牛に荷物を持たせるという意味合いもあります。

現在は、このようにキュウリやナスを使いますが、時代や地域の違いで藁(わら)で精霊馬(しょうりょううま)を作ることもあるようです。

精霊馬(しょうりょううま)を飾る時期

地域によって迎え盆の時に飾るというところもあれば、送り盆の時というところもあります。

宗派によっても様々ですので、お家の宗派を知るきっかけにもなります。この機会にお家の精霊馬(しょうりょううま)の方法を調べてみてはいかがでしょうか?

ちなみにお盆の期間ですが、地域によっても違いはありますが、大きく分けて7月13日から行う地域と、8月13日から行う地域があります。
・7月15日を中心として13日~16日の4日間→旧暦の頃(明治時代以前)のお盆。
・8月15日を中心として8月13日~16日の4日間→新暦になるとお盆の期間が8月20前後になるため、当時ほとんどの日本人が農作業に従事していたため、繁忙期と重なるのを避け、ひと月遅れとしてこの時期がお盆になっていました。

精霊馬(しょうりょううま)を飾る向き

ご先祖様をお迎えに行き家まで連れていく役目のあるきゅりは迎え火の時は内向きに、送り火の時には外向きに飾ります。

ご先祖様をお送りするナスは外向きに飾りましょう。

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精霊馬(しょうりょううま)の作り方

では、一番ポピュラーなきゅうりとナスを使って精霊馬(しょうりょううま)を作りましょう。

材料

精霊馬(しょうりょううま)の作り方  では、実際に精霊馬(しょうりょううま)を作っていきましょう!  以下の材料を用意しましょう。  材料  ナス     1個  キュウリ   1個  割りばし 1~2膳  (※野菜は動物に見えるように、少し反りのあるものがあれば可)

ナス     1個
キュウリ   1個
割りばし 1~2膳

(※野菜は動物に見えるように、少し反りのあるものがあれば可)

 

1 割りばしを使用する野菜に合わせて、適当な長さに切っていきます。

1. 割りばしを使用する野菜に合わせて、適当な長さに切っていきます。

 

2 キュウリは馬に見えるように、ナスは牛に見えるようにそれぞれの長さに切り、各4本用意しました。

2. キュウリは馬に見えるように、ナスは牛に見えるようにそれぞれの長さに切り、各4本用意しました。

 

3 四つ足動物のように割りばしを野菜にさしたら出来上がりです。

3. 四つ足動物のように割りばしを野菜にさしたら出来上がりです。

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精霊馬(しょうりょううま)のアレンジ方法

精霊馬(しょうりょううま)のアレンジ方法  日本の風習をしっかり体現するには、先ほど作ったキュウリとナスの精霊馬(しょうりょううま)を飾りましょう。  もし、お迎えする方がご自身に近しい方をお迎えするとき、遊び心を添えてお迎えしてはいかがでしょうか?  ベランダなどでプランター栽培している夏野菜があれば、さらにお迎えする気持ちも盛り上がります!  例えば、車が大好きだったお父さんにズッキーニのスポーツカーでお迎え♪

日本の風習をしっかり体現するには、先ほど作ったキュウリとナスの精霊馬(しょうりょううま)を飾りましょう。

もし、お迎えする方がご自身に近しい方をお迎えするとき、遊び心を添えてお迎えしてはいかがでしょうか?

ベランダなどでプランター栽培している夏野菜があれば、さらにお迎えする気持ちも盛り上がります!

例えば、車が大好きだったお父さんにズッキーニのスポーツカーでお迎え♪

 

仲良くみんなでお家に来てね♪

仲良くみんなでお家に来てね♪

 

帰りはお散歩しながらゆっくり帰ってね♪

帰りはお散歩しながらゆっくり帰ってね♪

 

まるでシンデレラ!?パプリカの馬車でお出迎え♪

まるでシンデレラ!?パプリカの馬車でお出迎え♪

 

それともおんぶして帰りましょうか?

それともおんぶして帰りましょうか?

様々な気持ちを込めて、ご先祖様の顔を思い浮かべながら、風習としての精霊馬(しょうりょううま)以外にも、こんなお迎えも楽しくて、心が優しい気持ちになります。

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精霊馬(しょうりょううま)の処分の方法

精霊馬(しょうりょううま)の処分の方法  この精霊馬(しょうりょううま)は、生の野菜に割りばしや楊枝をさし、真夏に飾っておくため、傷んでしまうことは止むをえません。  通常この精霊馬(しょうりょううま)の処分する方法としては、灯篭流しのように川に流すそうですが、現代の日本では不可能です。  使用した後は、「ご先祖様を乗せて下さってありがとうございました」という感謝の心を添えて、塩で清めて半紙などにくるんで処分することが、私たちにできる最大限のことのようです。

この精霊馬(しょうりょううま)は、生の野菜に割りばしや楊枝をさし、真夏に飾っておくため傷んでしまいます。

通常この精霊馬(しょうりょううま)の処分する方法としては、灯篭流しのように川に流すそうですが、現代の日本では不可能です。

使用した後は、「ご先祖様を乗せて下さってありがとうございました」という感謝の心を添えて、塩で清めて半紙などにくるんで処分することが、私たちにできる最大限のことのようです。

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精霊馬(しょうりょううま)のお迎えとお見送り

精霊馬(しょうりょううま)に乗って帰ってくるご先祖様たちが、無事にお家に帰ってきて、そしてお帰りいただくことを願って行うことに「迎え火」と「送り火」があります。

迎え火

昔はお墓で炊くことが多かったようですが、近ごろは家の前で迎え火をすることが多いようです。迷うことなく我が家に辿りついていただく目印になります。

送り火

ご先祖様をあちらの世界に送り出す意味で炊かれます。

送り火と迎え火の行う主な場所

門や玄関先

送り火と迎え火の方法

精霊馬(しょうりょううま)にプラスして  迎え火と送り火  精霊馬(しょうりょううま)に乗って帰ってくるご先祖様たちが、無事にお家に帰ってきて、そしてお帰りいただくことを願って行うことに迎え火と送り火があります。  迎え火  昔はお墓で炊くことが多かったようですが、近ごろは家の前で迎え火をすることが多いようです。これは迷うことなく我が家に辿りついていただくような目印になります。  送り火  ご先祖様をあちらの世界に送り出す意味をで炊かれます。  方法  仏壇店などで取り扱いがある素焼きの焙烙(ほうろく)という入れ物に、オガラといって古来から清浄な植物と思われていた麻の芯の部分を折り重ねて入れて燃やします。

仏壇店などで取り扱いがある素焼きの「焙烙(ほうろく)」という入れ物に、「オガラ」といって古来から清浄な植物と思われていた「麻の芯」の部分を折り重ねて入れて燃やします。オガラはスーパーや花屋さんでも取り扱いがあるようです。

東京地方でお盆を7月15日としているところでは、7月中に精霊馬(しょうりょううま)も迎え火・送り火も終えてしまうようです。本当に地域によって風習は違いますね。

盆提灯(ぼんちょうちん)

盆提灯(ぼんちょうちん)  マンションの方は、迎え火・送り火はなかなかハードルが高いですね。そんな方は、盆提灯(ぼんちょうちん)を飾るのはいかがでしょうか?  盆提灯(ぼんちょうちん)は、迎え火・送り火と同じように、ご先祖様がお家に辿り着くための目印となります。

マンションの方は、迎え火・送り火はなかなかハードルが高いですね。そんな方は、盆提灯(ぼんちょうちん)を飾るのはいかがでしょうか?

盆提灯(ぼんちょうちん)は迎え火・送り火と同じように、ご先祖様がお家に辿り着くための目印となります。

 

古くからあるお盆の風習に、現代の想いをのせて、ご先祖様への素敵な乗り物のプレゼントに、皆さんもぜひ精霊馬(しょうりょううま)を作ってみてください。

いかがでしたか?

ユニークな形の精霊馬(しょうりょううま)を作るなら、家庭菜園で育てたお野菜がおすすめです。ベランダでも育てることができますので合わせてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

古くからあるお盆の風習に、現代の想いをのせて、ご先祖様への素敵な乗り物のプレゼントに、皆さんもぜひ精霊馬(しょうりょううま)を作ってみてくださいね♪

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古幡真恵

結婚・出産そして育児をしながら、学童保育所で食育を2年間指導後、農業研究センターで大豆と稲の研究作物栽培及び実験業務に従事。屋上ガーデン・屋上菜園の管理業務、エディブルフラワー店勤務を経て、現在はLOVEGREEN編集部とBotapii編集部のアシスタントとして、初心者からでも手を出しやすい家庭菜園やエディブルフラワーの記事、sanagardenコンテンツを配信。

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