アボカドの種からの育て方!アボカドの2年間の生長記録

LOVEGREEN編集部
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アボカドを食べた後に残る種。水耕栽培でも人気のアボカドの種。実はアボカドは種を土に植えても育てることができるのはご存知でしょうか? アボカドの種を植えたその後ってどうなるのか気になりませんか? 今回は土に植えたアボカドの種が発芽して2年経ちました。発芽後の経過を是非ご覧ください♪
目次
- アボカドってどんな植物?
- アボカドの育て方・水耕栽培
- アボカドの育て方・種を土に植えて栽培
- ようやくアボカドの種が発芽!
- アボカドの生長が早いので鉢増し
- 初めてのアボカドの越冬が成功し、2年目の生長期へ突入!
- アボカドの鉢増し
- 2度目の越冬
- 3年目の生長期に向けて鉢増し
- アボカドを2年間育ててみての感想
アボカドってどんな植物?
アボカドは中央アメリカやメキシコが原産の植物。
また森のバターとも呼ばれるアボカドは女性から人気の高い食べ物のひとつですよね。食材として買ってきたアボカドの種を水耕栽培している方も多くいるのではないでしょうか。
アボカドの育て方・水耕栽培
アボカドを料理に使ったあとの種を使って、水耕栽培にチャレンジしてみましょう。
種の取り方は包丁の角を指してくるっと動かすときれいに取れます。(アボカドはぬるぬるしているので、取る際は手を切らないようお気を付けください。)包丁でなくてもスプーンでも簡単に取ることができます。
アボカドの水耕栽培に必要なものは?
水耕栽培に使う空き瓶や容器、アボカドの種、爪楊枝
アボカドの水耕栽培の手順とポイント
たまごのような形のアボカドの種。尖がっている方を上になるように水をつけます。その時にアボカドの種が容器に落ちないよう、爪楊枝を3本から4本刺して固定します。
アボカドの種は中心部に生長する器官があるので爪楊枝を軽く刺しても大丈夫です。
アボカドの下の部分が水に浸かるようにして明るい場所で管理しましょう。
アボカドの水耕栽培のポイント
・アボカドは暖かい地域の植物なので、15℃以上の暖かい季節にやると発芽率があがると思います。
・暖かい季節は水が汚れやすくなるので、こまめに取り替えましょう。
▼アボカドの根の成長も楽しめる!
▼アボカドの発根のお助け?
アボカドの育て方・種を土に植えて栽培
2014年3月中旬 アボカドの生長記録
うちでアボカドの種を植えてみたのは春とはいえまだ寒い頃でした。アボカドは水栽培のやり方もありますが、家では種を洗って、子供達に植えてもらいました。アボカドの種を3つ。あいている鉢二つに植えました。
▼アボカドを給水システムのある鉢に植えて育ててみよう
アボカドの発芽を楽しみにする子どもたちのためにすぐに発芽して欲しかったのですが、待てども待てどもアボカドは発芽はせず…。
▼軽くて清潔な素材の土でアボカドを育ててみよう
▼アボカドの発芽のお助け!?
待って、待って・・・ようやくアボカドの種が発芽!
2014年7月上旬 アボカドの生長記録
春も終わり、いよいよ不発に終わったのだと、アボカドの存在すら忘れていた頃。一斉にアボカドの種が発芽したのです! 3つ中、3つ発芽という突然の快挙♪(2つ発芽している画像ですが、その後すぐ3つ目も発芽しましたよ)4ヶ月ウンともスンとも言わなかった別々のアボカドの種が、正確に温度を計っていたかのように同じタイミングで発芽するのは神秘的。
今考えれば3月に植えたのはさすがに早かったようです…。さて、このアボカド3兄弟。2つは自宅の庭にて。
1つは保育園の軒下にて、子ども達と一緒にアボカドの生長を見守ることにしました。
アボカドの生長が早いので鉢増し
2014年9月末 アボカドの生長記録
ここから保育園に置いたアボカドの記録になります。
アボカドが発芽してからというもの、茎の細さに不釣り合いの立派な葉が展開してきました。根っこもすごい勢いで伸びているのだろうことが想像できます。アボカドの水切れを起こさないようにとさらに鉢増しをしました。
※実はアボカドを発芽させたのは今回が2回目。
1回目はアボカドの発芽後の伸びぶりに鉢の大きさが追いつかずに、3ヶ月も経たないうちに水切れで枯らした経験があったので、念のため大きめの鉢に植え替えました。結果、これが良かったと思います。
▼アボカドが大きくなってきたら一回り大きい鉢に植え替え。
初めてのアボカドの越冬が成功し、2年目の生長期へ突入!
2015年4月 アボカドの生長記録
心配した初めてのアボカドの越冬でしたが、3兄弟は玄関に取り込んで越冬に成功。なんだか嬉しくて春らしいペイントの鉢に変えました。
2015年6月 アボカドの生長記録
アボカドは何かのスイッチが入ったように、この頃から急に伸びてきました。
2015年8月 アボカドの生長記録
この2ヶ月で生長著しいのがわかりますよね。アボカドは新芽がどんどん展開してきます。茎が細いので支柱を立てました。
アボカドの鉢増し
2015年9月 アボカドの生長記録
台風で鉢が倒れて割れたトラブルがあり、鉢増し。高く伸びすぎたアボカドは、バランスも悪く思えたので剪定(摘芯)もしてみました。発芽後1年にして既に観葉植物らしい趣が出ていていて、恐ろしいくらいの生長力です。
2度目の越冬
2016年1月 アボカドの生長記録
冬のピークは零下まで下がる北陸の冬。2度目とはいえアボカドの越冬はまた緊張しましたが、今回も玄関に取り込んだだけで大丈夫でした。
3年目の生長期に向けて鉢増し
2016年5月 アボカドの生長記録
さて3年目となる今年です。ここまで育ってくれるとは正直期待していなかったので、純粋に嬉しい一方、アボカドの成長力が凄くてちょっと怖い気も。ここからはいかに成長をコントロールしていくかがポイントだと思います。
果樹用の大鉢にお引越しさせました。(直径40センチ)もうこれ以上の大鉢は難しくなってくるので、このまま鉢増しせずに剪定と根っこの整理で大丈夫なのか? 今後の課題です。
2016年6月 アボカドの生長記録
去年剪定した部分から枝分かれして、さらに伸びる気満々のようです。樹形のバランスは悪いですが…茎も若干太くなってきました。
アボカドを2年間育ててみての感想
アボカドは基本的に強い。
一切肥料をやらずにここまで育ちました。零下に下がるかどうかの寒さにもある程度耐えられるようです。アボカドはパキラのような感覚で育てられる感じです。
アボカドの水切れ注意!
アボカドは生長が早いので、根詰まりによる水切れが一番の心配所です。実は3兄弟のうち、家管理の1つは今年の越冬に失敗して枯れてしまいました。
原因は「冬の水切れ」。たまたま去年鉢増しを怠った1つでした。植物の越冬中は水を控えめにするのが良いと言われますが、去年鉢増しせずに根詰まり気味だった植物にはアウトだったようです。アボカドの様子を見ながら年に1回もしくは2回の鉢増しが必要かもしれません。
アボカドの剪定は必要
保育園でグングン大きくなるアボカドの様子を見てもらえば良いと思い剪定無しでどこまで行けるかな? と思いましたが、本当に上へ上へ伸びますし見た目にもバランスが悪くなりました。やはり剪定は要りますね。剪定すればそこから新芽がいくつも出てくるので、枝分かれしてほしい高さで剪定して、バランスの良い樹形を作りたいところです。
こちらは家で管理している方のアボカドです。今年の春に思い切った剪定をしましたが、芽が出てきてホッとしています。以上が直近までのアボカド生長記録になります。
みなさんの参考になったでしょうか。 もとはと言えば捨てられる運命だったアボカドの種。それが大きく育つうち、さらに愛着が湧いてきます。(生長力がちょっと怖いですが…)これから実はなるのかはわかりませんが、観葉植物としてアボカドと長いお付き合いができればと思っています。
実際、アボカドの発芽に成功された方、その後元気に育っていますか? 環境により生育状況は色々かもしれませんね。またこれを読んでビビっと来た方、まずは感動の発芽を体験してみませんか。
▼アボカドの水耕栽培を楽しもう!
▼実録! 植物の生長記録