日本の公園に?ニンニクのような小さな実がなる木。
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公園を歩いていると、すっかり木々は紅葉している。秋の公園では様々な樹木の実を見つけるが、その中になんだか不思議な形をした実を見つけたので、ご紹介します。
極小サイズのニンニクを見つける
皆さんは、この実なにに見えますか?ニンニクっぽくないですか?
でも10円玉に乗っちゃうくらい、小さいのです。
手の平に乗せると、ポップコーンのようにも見えます。
東京の公園に沢山実っているのですが、ニンニクなら畑の土で育つので、ニンニクの仲間ではないようです。この実はなんの実なのでしょうか?
正体はナンキンハゼの実
実は、ニンニクとは全く関係のない『ナンキンハゼ』という木の実でした。
ナンキンハゼはトウダイグサ科の樹木で、日本では街路樹や公園木として多く植えられている植物です。秋になると葉が赤く紅葉し、葉が全て落葉すると白い実だけが残ります。この白い部分は種子で、小鳥が好んで食べ、遠い場所で排泄され新たな場所で芽吹くことができます。
果実が成熟する前は緑色をしていますが、だんだんと黒く熟してきます。
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